江差港を7時出港、奥尻港に13時20分に舫いを取る。江差のN先生の故郷におじゃましました。
岸壁の漁船に丁度、漁師さんがいらしたので、場所の許可を得ると、いいよ、お疲れさん、と快く応対してくださる。
港口近くで、出港してきた小さな漁船が手を振ってくれる。奥尻島の人たちのおもてなしの洗礼を受けた感だ。
航行途中で、ヨットを見かけたので、VHFチャンネル16で呼びかけ、チャンネル69でご挨拶する。小樽から長崎に向かう船名がgraceというヨットであった。艇長のMさんから、奥尻島から小樽へのルートについて情報を頂く。また、秋田マリーナのHPに我々のことが写真入りで掲載されてるそうで、それを見られとうかがう。早速、こちらも確認するとgraceも掲載されていた。
UW旗を掲揚したいところだが、無線でその旨を伝え、お互いの安航のエールを交わして、別れた。江差沖での一期一会。
さて、時間もあるので、ビールでも頂くとするかな。
そうしてると、地元の電器屋さんが来られて、いろいろな情報をくださる。いい温泉が10km先にある。よければ車を貸してあげるから、行ってきなさいと。まあ、なんと親切な、と思う。お目当のウニのことをうかがうと、解禁は7月とのことで、なんともがっかりした。K山さんもその情報を持って戻ってきた。
その後、ルナ艇長が 町をぶらぶらしながら民宿を訪ね、お風呂をお借りすることができた。ご家族のお風呂に案内されて、湯船に浸かり、疲れを癒した。帰り際にお風呂代をと申すと、家はお風呂の商売はやってないので、いりませんと、ピシャリと仰られた。お礼を申し上げて失礼した。このおもてなし、癒されました。
帰り際帰りに出光ガソリンスタンドで夕食の美味しいところをうかがうと、叶寿司を教えて貰う。
入ってみると、ここは奥尻島四美人のおらっしゃる、居酒屋料理もだすお店だった。
勿論、寿司がメイン、ネタは新鮮そのもので最高に旨い。大将のはからいで鮨を多くにぎってくださった。
四美人のおひとりが、奥尻のお酒をご馳走してくださった。今日がその試飲会だったとのことで、我々の前で封を切られた。薫風、まさに皐月の香りのする日本酒だ。
奥尻島の叶寿司、本当にいいところです。叶と書いて「きょう」と読む。
夕闇迫るまで、奥尻島のおもてなしが続いている。そのおもてなしのなか、ルナ艇長とで少々酩酊中である。
然し、この後、ルナキャビンでHさんのクロード デュ モン オリヴェ の残りのワインを飲もうと、艇長意気込んでおらっしゃる。
実はこの奥尻島にマッカラン12年があると、岡敬三さんが本に書いておられた。それも探さねば・・・。
そしてここで、みなさまにお知らせがあります。スケジュール等から、小樽での折り返しを松前の夕食の時に決めました。函館を月末に出港することになります。
奥尻島、本当に良いところです。
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