2015年2月27日金曜日

湾と海峡と灘

今朝は風もあり、気温も低く白波が立っているので、海峡は寒ざむとして見えるが、空は春の陽射しである。

この海域の春の風物詩であるいかなご漁が始まった。
漁の解禁と同時に多くの漁船が網を曳く。いかなごの釘煮と称した佃煮作りがあちらこちらで始まる。

いかなごの形を壊さない作り方として、鍋のなかを決して掻き回してはいけないなど、あるようだ。名前の由来は佃煮が古釘の形を成しているからとか。

その前に、なにより鮮度が一番の条件。買ったその日に煮炊きすることだ、そうだ。

このいかなご漁が過ぎ、奈良の東大寺のお水取りが過ぎる頃、コートを脱ぐ。湾と海峡と灘の春もそこまで来ている。
そうだ、来月はkurenai and lunaの上架船底整備だ。


2015年2月26日木曜日

銀座をぶらり

所謂、銀ブラを久しぶりにやった。
友人に贈るひな祭りのカードを鳩居堂に買いに行くのが目的で地下鉄を途中下車した。

日本中、何処も彼処も、アジアの旅行者の姿がある。ご多分にもれず、4丁目の交差点の信号待ちでもタイ語、中国語など様々なことばが飛び交っていた。爆買いと言うことばがマスコミ造語で報道されているが、日本製品への信頼の証しだとおもう。更に良い物を提供せねばならない。また良い物はそうそう安くは無い、価格も信頼の証しであるから、それように商売することが大切ではと素人ながらおもう。

昨今の為替の変動も多くの外国人旅行者を日本に呼び込むのにひと役かっている。初代の観光庁長官のH氏を思い出す。外国人の旅行者を迎えるにあたり本格的な組織対応を始めた時の人である。そのH氏に外国からの旅行者に瀬戸内海の島々でセーリングを楽しんで貰うのもひとつではとメールしたことがある。勿論、反応はあった。それはそうとその頃の為替レートはどうだっただろうか。

さて、カードは今はNYに住むW夫婦とSoulに嫁いだKさんに贈るもの。ニューイヤーカードが1月末に手元に届いたので、その返礼カードで、タイミングをひな祭りに合わせた。
W夫妻は仕事の関係で知り合い、かれこれ10年になるかな。夫々の母国語である独語、仏語、と英語を喋る。申すまでもなくこちらは日本語、言葉の不自由さを超えての付合い。なんとも不思議な関係である。
Kさんとは、Kuala Lumpurで研修生として受け入れてからの付合いで、これも長い。今は子供と旦那の母国で過ごしている。

この友人達の顔を思い出しならがひな人形の立体カードを選んだ。外国人の旅行者達も、何処かでひな祭りに接しているのではと思いつつ店を出た。
この日の銀座はコートなど全く必要なく、桃の節句に似合う気候になってきたな、とそんな銀ブラであった。


2015年2月21日土曜日

ヨットレース L&KCup

Luna&Kurenai Cup つまりルナとのマッチレース。このヨットレースは月例とし、スタイルはアメリカズカップと同じ。当然、ハンディーキャップなしのマッチレース。

勝艇には「Suntoryの金麦」が贈られる。また3・Harborのブランディの空き瓶に月例優勝のリボンを付ける。3・Harborのマダムが、そうすれば、と云ってくれたので、そうしょうと云うことになっている。

このヨットレース、12月に海上にでてみたはいいけど風警報が出てて、メインセイルを2ポイントリーフせねばならず、レースには少々吹き過ぎの風で延期となった。結局それが今日になった。

レース前、艇長婦人の特製カレーうどんと、いろいろな手料理をご馳走になる。美味い一言、プロですね。ご馳走さまでした。

出航準備は午前中に終えていたので、昼食後13時40分頃にレース海域にでる。5m前後の西風、空は真っ青で快晴、飛行機雲がとても綺麗だった。

VHF無線で14時をスタートとすることを決める。電波時計があるから時間の誤差はない。マッチレースのため10分前にレース用腕時計をセットする。ここまでは、問題なくやり遂げたのだが、その10分後のスタートは作戦ミスで出遅れる。

ルナは抜群のスタートを切り、ドンドン前を進み距離が遠くなってくる。

でもこちらは諦めない訳でして、1マークを回航するころは、東流つまり逆潮やら風の変化を乗り越え、なんとか追いつく。マーク通過後は小艇が少し先を走る位置になった。

適当な風で気分は最高、約1時間50分の激戦。
結果、2月度L&KCupは小艇のものになる。ルナ艇長より金麦1缶を頂く。さて来月はどちらか・・・。
ゴールまであと少しのところ。

2015年2月19日木曜日

虹がでている

山の雲間に虹がかかっている。
昨日と同様に海側が晴れ、山側は曇りである。様々な気象条件の重なりから、虹がうまれるのであろう。

昨日今日と飲み会が続く。昨日は若手との交流、今日は中年組とのソレだが、若手もいる。しかし皆さんの飲む量にはいつも驚く。小生などは足もとにも及ばない。

そうそう、虹の話であった。webニュースを見ていると春節休暇で来日する旅行者の買い物が経済活性になると。中国からの旅行者が大半であろう。上海郊外の虹橋空港からも飛んで来るのであろう。

この空港は使ったことはないが、近くに虹橋迎賓館があり、何度か行った事を思い出す。地名に虹が付くなどなかなかいい。山あいに架かる虹を見て上海をフッと思い出した。

2015年2月18日水曜日

海峡の風

海峡の風は南西のような感じで、海上は波が立っている。上げ潮か下潮、東流か西流かは確認していない。

外気温は勿論低く寒さを感じるが、その寒さは春に近い。山の頂は雲に覆われ、海の上は青空。ここら付近は北の風かな。

ここ数日はダッフルコートをヘリーのウインドブレーカーに替えた。お水取りを過ぎる頃はインナーを外すことになる。春節も過ぎ、三寒四温期、春はそこまで来ている。

そう言えばヨット乗りの服装、脱いでいく法則だったかな。クライマーもそうだったような。

2015年2月16日月曜日

IT装備品

IT装備品、この場合は電子海図というパソコンに海図をインストールして、GPSを使い航行することに限る話し。

ニューペックの導入がTYCも4艇となり、航行支援のIT化が進んでいる。そのなかで、より見易くするためにパソコンの外付けモニターを装着することも一案。ルナ艇長の場合、ノートブックとタブレットの併用機を導入する予定であったが、方向転換して、USB型のモニターを導入されるとのこと。ただおもう様なサイズがなく、オークションで手に入れたようだ。

それぞれ工夫をされて、IT装備品を導入されている。当艇はパソコンにナビゲーションシステムをいれているが、それがダウンしたらどうなるか、である。時々、GPS受信機が作動しなくなる。本海図はあるが、やはりナビゲーションシステムに頼りたくなる。

ルナは3つのナビゲーションシステム機器を持っているので、何かあってもバックアップされる。小生のほかは緯度経度の数値が表記されるオートヘルムGPSのみ。あとはガラパゴス携帯電話とiPadである。

で、そのiPadにナビゲーションシステムを入れようかと考えている。このソフトは本船もサブシステムとして装備しているとか。まあルナ艇長のパソコン購入が火を付けた感、さてどうするか。

2015年2月14日土曜日

ルナ艇長のミシンの威力

今日はルナ艇長のミシンでオーニングの縫製補修をやった。
その写真が無いのは残念だが、工業用ミシンだけに、5㎜以上ある、それも固い合成布の重ね縫いもなんのその。

実は昼食後、もう少し事前補修をやって、後日縫製補修をと思い、今日はミシンはやめておきましょうと言ったが、ファスナー部だけでも縫っておこうと考え直して、使わせて貰うことにした。ルナ艇長も数回に分けて縫うほうがいいとのアドバイス。よってファスナー部から縫ってみた。

ど素人の仕事ですからね、まあ縫い合わせたって感じの出来栄えで、裂けた部分で当て布など出来ないところは、重ね縫いをするから、あっち引っ張り、こっち引っ張りで・・・。

でも遠くからみてみると、ひとつのカバーであり、見た目全く問題ない。しかしルナ艇長の蔵の中の鎮座まします工業用ミシン、この威力は凄い。

残りは両サイドの裂けた部分に、大きな当て布をあてて縫い込むと大方出来上がる。今月中には終わらせる。・・・終わらせたい。


2015年2月13日金曜日

三つ子の魂百まで

久しぶりにお客様対応で遅くまでお酒を飲んだ。
一軒目の食事はビールとマッコリ、二軒はマッカラン水割り、最後、三軒目は山崎の炭酸割り。三軒目は身内だけで軽くということになったが、二軒目以降は小生の適量を大幅に超えた。

身内メンバーのうち二人は翌朝、東の方で会議があるとのこと。彼らの上司から、新幹線で寝ならが行けばいいとか、会議は他の者に任せてゆっくり行けばいいとか、言われぞ、と予めシミュレーショトした通りになる。その上司に案内され居酒屋へ。まあ、酒好きの二人だから仕方がない。そうこうしていると、閉店の合図が鳴りだす。そろそろ解散とあいなった。

眠りについた時は、日付はとっくに変わっていた。
昔から、飲んだ翌日、この場合は当日か。要は、休んではならないとの教えがあり、それが今もまとわりついている。三つ子の魂百まで、か。

2015年2月12日木曜日

事前補修

オーニングの縫製補修の事前補修。
裂けた箇所をテープや共布、或いは100円ショップのジーンズ地にボンドを塗って接着した。天候もよく、接着剤の乾きもいい。
予め接着剤であて布を貼り付けておくとミシン作業がやり易いとのルナ艇長のアドバイス。

あて布を貼り付けてみると、このままでも使えそうだ。劣化した布地であるが、騙しだまし使うことを決めた。
この週末にルナ艇長の蔵にある工業用ミシンで縫製補修をする予定である。

裂けた箇所をテープ布や共布をボンドで接着、
そのあと樹脂ハンマーで軽く叩いて接着力を強める。

繊維の老朽化でしょうね、ビリビリ裂けてます。

2015年2月10日火曜日

あて布縫製

デッキのオーニングの補修のために、あて布を探していた。古いジーンズでも思っていたが、布地が少々厚めのため扱い辛い。

手芸店をのぞくと、ジーンズ地はあるが、結構高いので、どうしようかと迷っていた。丁度、別の用事があり100円ショップをのぞいてみると、なんと丁度良い厚みのジーンズ地が売っているではないか。面積も丁度良いので買ってみた。

ルナ艇長曰く、あて布はボンドで接着して縫製するといい具合になるとよ、とのアドバイス。よって布地用のボンドも手芸店で買いもとめた。

あとはルナ艇長の蔵にはいりこみ仕事をするのみである。
セーラー達は、ミシンも使い、電動工具を使い木工や金属加工をする。以前にも投稿したが、皆さん器用である。

セーリングボートのメンテナンスショップが育たないのは、器用なセーラーが要因のひとつかも知れない。
そう言えば、ルナがコックピットにスクリューの点検ホールを付けて貰う作業を請負ったYさん、朝方早くに穴明けを作業を終わらせたとか。ルナ艇長曰く、我々の目の前でやるとすぐさま真似しよるからと。多分、その曰くは正しい。

あて布縫製、これはノウハウもなにもない。補修縫製、小生でも出来る作業。しかし、ルナ艇長が、ボンドを着けるとよいと云い出すとは、おぬしできるなって感、であった。
ミシン針に接着剤がまとわりつくことも無いとか。

2015年2月9日月曜日

蔵の中の工業用ミシンの背景

ルナ艇長の蔵の中の工業用ミシンを借りて、オーニングの補修を行なった。
その作業に入る前に、ルナ艇長の新しいパソコンにインストールしたニューペック用のGPSの作動チェックをする。

まあ長い話になるが、古いパソコン用のGPSデバイスが新しいパソコンで使えないという、水路協会のアドバイスから、新しいパソコン用に新たにGPSデバイスを購入されたルナ艇長。

小生より、その古い?GPSは使える旨のメールを読む前に新品を購入した由。早く言ってくれよーと。
ただこの時点で新品は届いていないので、古いGPSをデバイスマネージャーであれこれやってみると、どうも相性感知した模様。
すぐさまパソコンとGPSを蔵の外に持ち出すと、ルナ艇長、大きな声で、ニューペックに衝突注意のアラームがでてる!と。電波を受信、機能し始めたようだ。OSがバージョンアップされたので、デバイスマネージャーでのインスト作業が必要になり、それを行なった。

こちらは予定のミシン作業を始める。暫くすると下糸が無くなったので、糸供給をと試みるも今度はその巻き取り機が上手く動かない。あて布の準備不足もあり、ここらが潮時かと作業を止める。その後、巻き取り機はルナ艇長が補修してくださる。

コーヒーでも飲もうということになり、大好きなチョコレートと共にご馳走になりながら雑談を始める。購入したがまだ届いていないGPSの注文先に問い合わせると出荷準備前だったようでキャンセルされた。

今度はパソコンのWihiが上手くいかないとのこと。メーカーともコンタクトするも改善しない由。これも使い続けるなかではストレスになるのではとひとこと申し上げた。

夜、メールがあり、パソコンも購入先に事情説明して返品することにしたと。
このパソコン、初期化で随分苦労したが、あれはなんだったんだろう、とも。改めてパソコンは購入するがGPSは買わないと。

ノートパソコン、これを格納する可動式プレートも製作中で、同じサイズのものを買われるのだろう。いや、もう既に発注したかも。

土曜の蔵の中、工業用ミシンの背景にはいろいろなことがあった。


2015年2月6日金曜日

大河ドラマ

テレビドラマは視聴率が話題になる。
NHK大河ドラマもそのひとつで、今年から始まったそれも、視聴率が云々と報道されているようだ。

小生は録画して見るが、視聴率カウンターは録画もカウントされるのだろうか。まあそれはそれとして、このドラマをみていると、家族や母と娘の会話などがとてもいいと感じることがある。主役とか脇役を感じさせない、夫々の役者さんの演技もとてもいい。

大河ドラマを観る人の心理は、全体の筋書きとか、時代ものの興味度とかがあり、初めから取っつかないのかも知れない。視聴率の一部数値はその影響もあるように思う。

小生の場合、役者さんの一挙手一投足、台詞の言い回しなどに注目しつつ、演技力を楽しむことにしている。だってプロがつくるドラマですからね。
同じ局のBSドラマもいいものが沢山ある。加えて朝ドラ、これも間違いなくいいですね。
NHKは、現代の世相、背景を意識してドラマを構成してるように思う時がある。

そのひとつ、大河ドラマ。大体、時代ものが多く、大方の筋書きは解る。そのような中で個々役者さんは自身が演じる主人公を徹底勉強しているようだ。
そしてそれを現代に映しかえて演じる、その演技は無限のように思い感じる。
小生はそこのところが好きで、そこを愉しむことにしている。大河ドラマは面白い。

2015年2月3日火曜日

節分

今日は節分、そろそろ春が来る。立春の前の日。
豆まきは古い歴史からなるものだが、いわしを食べたり恵方巻をほうばるならわしもあり、話題の1日である。花街の流儀などもニュースが伝えていた。

小生の職場では、先日、恵方巻の注文ご用ききがあり、勧められるまま、申込んだ。今日の昼飯はそれをいただくことになる。夕食も恒例行事であるから、これは今年の方位に向いて沈黙の中、食すことになる。

季節の行事、いろいろと、ならわしがあり、面白い。春はそこまで来ているものの、今朝も冷蔵庫の中と同じような気温、寒い節分の朝である。

2015年2月1日日曜日

ルナ艇長の愛用ミシン

今朝は出遅れからTYCへは行けなかったので、補修用テープなどを購入に手芸店に出向いた。

先ほど、ルナ艇長保有の工業用ミシンをお借りしたいとメールでお願いした。このミシンは蔵の中に設定しており、大人2人でも動かし辛いほど重くて大きい。

お借りするのは当艇のオーニングの補修のためである。オーニングの役割は大変重要であるが、それを新品にするはなかなか決断出来ない。つまり耐候性、UVカットの特殊仕様の布地はなかなか高価なのです。

よってなんとか今あるものを補修して使うことが一番なのです。布地の劣化から、裂けている箇所が多々あり状態でして、そこがヒラヒラなびくことから、ルナ艇長曰く、難破船の様相であると。

今日、補修用のテープを試しに買ったので、それで補修トライアル。一時凌ぎであっても、まあ暫くは持つであろう。

オーニングの幅は3m、長さが7m位と、ちょっと大きめなので、ルナ艇長愛用のミシンが縫い易いのである。しかし、繕うのは大変な作業です。