2014年12月31日水曜日

諦めた

ふたつのことを諦めた。
ひとつは、年内の艇の掃除。
とうとう出来ず仕舞いになりそうだ。掃除といってもその範囲はデッキ磨きから、必要な箇所へのワックスかけなど、やればきりがない。それに艇内の要らないものを出す、出すものは廃棄処分品である。もう使うことのない古い家電など。あとは、艇内の拭き掃除かな。まあ、そういったことを年内はスキップすることになった。

もうひとつは、初日の出セーリングである。
今日は夜遅くから、寒気団が日本海側を覆い西風も強まるとの予報。よって初日の出セーリングを諦めた。その旨をルナ艇長へメイルすると、多分、天気はそうなるだろうとのことだった。

前者は今日でも艇に行けばできることだが、所謂、サボりである。まあ、いいかってことだ。
後者は天気のことだからどう変化するのか分からない。でも、元旦は午前中に来客もあるようなので、諦めた。

よって部屋の片付けでもやっておこう、今日は。
片付け前、このBlog原稿を書きながら、NHKのEテレに「先人逹のそこ力 知恵泉」という番組の録画をみている。
これは最近好きになった番組で、スタジオ特設居酒屋で先人逹のそこ力の実績などを話しあうもので、見始めは世界の本田宗一郎の偉業を2週に亘る放映からで、道後温泉の今の形を作りあげた伊佐庭如矢のことだったり、戦いに弱いがその後のリカバーに強い戦国武将の小田氏治たち数人の紹介など。
司会者と番組出演者たちがいろいろな角度で人物像にせまり、そのそこ力などを話しあう、なかなか面白い番組。

さてさて、TVもこれくらいにして次の行動に移せねば。この片付けは早々にやらねばならない。


2014年12月29日月曜日

余すところ

あと2日で新たな年を迎える。またこの期間は多神教的な1週間でもある。
この歳になるとクリスマスがどう、とかはあまりないが、クリスマスのキリスト教。大晦日、お寺での除夜の鐘を聴き、年が開けると初詣の神社参拝と。

元旦の天候は悪くはないようだが、寒気漂うような予報であるから、恒例の初日の出セーリングはやめようかとルナ艇長へメイルしようかと思っているところである。

明日から公共交通機関は休日ダイアのようだ。今日で仕事納めとするかな。

2014年12月26日金曜日

湾と灘

海峡を境に、湾と灘に分かれる。
その湾は朝日で輝いている。以前にも書いたが、冬の風物詩である海苔の収穫用の潜行作業船が海苔網の下を潜り作業を行っている。今日の湾内は波もなく絶好の作業日和なんだろう。

この海域は湾から朝日が昇り、灘に夕陽となって落ちていく。そのあと灘には三日月がぽっかりと浮かぶ、上弦月が幻想的で美しい。冬の夜、冷たく澄んだ空気の匂いを感じながら海をみる、自然な繰り返しに飽きることがない。

海を眺めそこにヨットがいないかを先ずは確かめる習性は、この湾と灘の行き来の車窓からついた。時折、潜水艦が浮上して航行するのにも出くわす。
しかし冬になるとめっきりヨットの航行数が減る、まあこれは自身にあてはめると、解り易い。つまり寒いのひと言に答えは尽きる。

さて明日はどうしょうか、艇に出掛けるか、それとも。



2014年12月25日木曜日

セルフタックジブ

セルフタックジブの艇に初めて乗った時の事を思い出す。
ハンゼの試乗会にルナ艇長とで行った時である。そのハンゼはセルフタックが標準装備されていた。確かシートは1本で操作する仕掛けになっている。へー、こんな仕掛けなんだと驚いた。以来、興味がある。

セルフタックジブのことはネットでも目にする。本来は専用のトラックレールがありそこをトラックが走る訳だが、その費用がままならないので、レールレスの工夫などを書いたものもある。

先日、ある方にレールを付けない方法がネットに紹介されているが、どう思うかと質問したところ、YouTubeの画像URLをメイルしてくれた。それはレールを装着しない方法の例であった。
勿論、レールが有ってのセルフタックジブだから、セイル効率がよくない例の紹介である。セイルとレール類の見積もりも送ってきた。

当艇は150%ゼノアであり、シングルハンドでのタックは面倒なことが多いし前方視界が遮られる。この春にルナは既存保有のジブをヤンキージブにリカットして、ロングセーリングに出掛けた。視界も確保され性能も良かったとのことだった。

こちらのセイルもそろそろ交換時期でもあるから、その折にどうするかである。
メイルセイルとのバランスもあるので艇のメーカーに問い合わせたが、まだ返事がない。多分、答えがないのだろう。或いは小生の英文がチンプンカンプンだったか。

いずれにしてもセルフタックジブの興味はまだまだ続く。

2014年12月24日水曜日

海峡穏やか

今朝の海峡はとても穏やか。
寒いが風はないので、体感温度というか、外気がさほど低いとは感じない。この前の日曜日とは、うって変わった天候である。

話は変わるが、年を重ねると機敏さが少し薄れてくるから時折多少の緊張感は必要かも知れない。そんな意味では先日のようなシングルハンドセーリングもたまにはあっていいのかなと思う。
ドジャーなどに被った海水も真水で綺麗に?落としたので、昨日は年末の仕事やらもあり艇に行くことはなかった。

キャビンを掃除したいが、この分だと年内は無理かも知れない。要らないものが結構あり、シンプルライフ好きな?小生としては要らない物を早く片付けたい。

バウに自転車が鎮座してからはどうもいけない。この自転車はルナと直島へ行く時に、艇長から島は何も無いから、自転車が要るとのアドバイスで急遽購入したもの。
で、新品のまま一度も輪行用カバーからお出ましでない。

その他、要らなくなった家電なども積み込まれている。これらも必要が無いからなんとか処分をせねばと。そうこう考えると年内の片付けは無理となる。

今日のような穏やかな日は片付け日和だがそうもいかない。既に車中、さて夕方迄働くか。


2014年12月22日月曜日

マッチレース

昨日、午後からkurenai and Lunaのマッチレースをやるべく出港したが、海上は波が立ち、風も結構吹いていた。
出港前からメインセイルを2point 縮帆すること、無線でスタート時間を決めることをお互い話し合った。いわゆる、レース前の艇長会議である。

舫を解き、運河を機走、松並木の公園までくると、西風に加えて波もある。よって湾内でメインセイルを揚げる。少々手間取っていると目の前を本船が横切って出港していった。実は午前中、ルナ艇長とでオーパイを再分解して最終調整を行い、そのテストも兼ねていたので、操作にもたついた。

メインセイルを整え、赤と白の灯台が立つ防波堤を出ると、波と風に結構たたかれる。こりゃシングルハンドレースは無理やなーとおもい、ルナ艇長に無線を入れると、そうやな、今日は止めとこかと言う事になる。で、遊びますか?と訊ねると、勿論との返答。

針路を200度に取り風速計をみると9〜10mと表記されている。この風速計、少々回転が鈍いので正確かどうかは分からない。そうこうしてると、12mを表記したりする。
ルナ艇長から、こちらの風速計は20ノットを超えてるよと、無線がある。日頃は回転の鈍い風速計だが、なぜか強い風には作動する。

写真にあるよう、この時点ではメインセイルのみの帆走であったが、数分もするとルナはジブを展開、セーリングモードにはいる。そして早々に当艇を追い抜く、それもアッというまにである。ルナ艇長のシーマンスピリット、ここにありといった感じだ。

波高はうねりと重なり2mは有に超えるなか、ジブもメインの2ポンに合わせた展開で快走していく。
勿論、バウは波の中に突っ込んだり、浮きあがったりドッタンバッタンしているが、どんどん遠退く。スピードはと聞くと、7ノットとのこと。こちらもジブを出そうと思うが、ジブシートをジブに数回余分に巻き付けているからうまく解けて展開出来るかである。

ルナ艇長から無線で、ジブを展開したはいいが、強風と高い波なので、巻き取る時が大変そうやと言ってくる。
こちらも自然とジブ展開の準備にはいる。先ずはファーラーの巻取コントロール用のロープを一定の長さ繰り出しクリートする。以前はメインの縮帆にあわせたジブ縮帆用のマークを付けていたが、今はないので、適当にロープを繰り出しクリートした。

で、ジブを展開、強風に煽られる。調整するまでジブはシバーし、シートは踊る。落ち着いたところでジブを見るとどうみても120%の面積はある。当艇は150%ゼノアだから、メインの縮帆率と比較すると、ジブと言うかゼノアのこの面積は少々出し過ぎだ。

この場面では為す術もなく、ヒールを考慮してクローズリーチで帆走、安定?したところで速度計をみると7.9ノットを差している、まあよく走る。ルナをみると更に南に快走している。

オートパイロットはこの風ではモーターに負担が掛り過ぎて作動しなくなる。ガリガリいい始めたら手動でやるしかない。よってタックもオーパイが使えない。

暫く帆走して、ベアしながらゼノア面積を調整しようとしたが、北西に雨雲が広がってきたので巻き取るとこにした。
戻りはメインセイルのみのブロードリーチで帆走、スピード計をみると3.9ノットを差していた。

オーパイのご機嫌なときに愛用のiPadを取りキャビンに入る。海水の飛沫がiPadにあたらないよう、写真とビデオ撮影をした。ただルナの帆走シーンが写せなかったのが残念である。

ルナ艇長曰く、あんな状態でよくiPad使ったなと。ヒール角度を写真でみると、確かにそうである。
風はいいとしても、波が好ましくない。

マッチレース、残念ながら年を越してのことになりそうだ。まあ、粋狂なセーラーふたりである。





2014年12月18日木曜日

冬型の気圧配置のなか

風の強さに圧されて、今日も波は高い。
昨日に比べると少し風は落ちたように思えるが、それでも波は高い。

冬型の気圧配置のなか、用事があって東に向かう途中だが、列車ダイアの遅れから予定通りにはいかないようだ。この様な時は空路がいい。勿論、飛行場閉鎖となると、どうしようもないが、そうでなければ時間ははかれる。

降雪エリアを過ぎると、少しでも遅れを取り戻そうとスピードをあげている。こんな日に遭遇するのは何年かに一度くらいだろう。
窓から見える風景とYouTubeの映像音楽で退屈を凌ぐ。そうそう、iBookに読みかけの本があるので、それでも読もうか。



2014年12月17日水曜日

海峡風景とマッチレース

今朝は冬型の気圧配置の影響で列島は荒れ模様。海峡風景も強風に圧された荒れた波が岸壁を叩きつけている。
こんな日は家にジッとしているのいいのだが、そうもいかない。
昨日、用事で空港に出向いたときも強風が吹き荒れていた。そういえば、この空港を周回するヨットレースがある。

週末はルナとシングルハンドのマッチレースをやる予定。こちらのコースは空港周回とはいかない、冬期設置のノリ網周回コースである。
この風、どこまで落ちるかだ。オートバイクルーの調子も完璧ではないからどの様な結果になるか。

レーティングはイーブン。そのノリ網外周を反時計回り、月例レースにしようかと話し合っているところだ。
Sさん達の楽しんでるコーヒーカップレースに準えたものだが、これといったカップは考えていない。何か仕込みたいところである。

さてさて、勝敗はいずれに。

2014年12月15日月曜日

空と海

久し振りにボンバルディアに乗った。

私は飛行機も新幹線も、窓側の席に座ることに決めている。窓から外の風景をみていると退屈しないから。勿論、この日も窓側の席に座った。狭い座席だけど、それはそれでいいし、プロペラ機であることもいい。

寒波襲来、よって上空は揺れるかとおもっていたが、そうでもなかった。まあ快適な空の旅だった。

窓外の青い空と雲の境目がとても綺麗でして、空気の層と水分が凝固した雲が織り成すコントラスト、天然の色は本当にいいものです。

眼下はまさに地図そのもの。ここはどこの町、どこの港だろうと・・・、どこを飛んでいるのやらと凝視するも解らない、それも楽しみのひとつ。それが解ったときはひとしおである。
海原には沢山のウサギが跳んでいる。白波のなか海上を行き交う船も疎らのようだ。

お大師さんは目の前に広がる空と海をご覧になられ、ご自身のお名前を空海となさったとか。

どの時代も変わらない空と海。そこを行き交う飛行機もヨットも大好きである。





2014年12月11日木曜日

オートヘルムの修理

オーパイが故障した。コントロールスイッチを入れ作動させるが、一定の位置しか動かないので、分解してみると、案の定、ベルトが切れていた。ワイヤーを芯にしているので、ゴムの部分が切れたと言った方が正しいのでしょう。

以前の稿にも書いたが、部品の供給は終了している型番なので、このベルトもどうかと思い総代理店へ連絡すると、ベルトはあるとの返事なので、早速注文した。配送料金高めの宅急便で送られたきたベルトは今迄のベルトとは色が異なる。
ルナ艇長にお手伝い頂き、仮に取り付けたところまではblogにアップした。

先週末に再調整をするために駆動部を分解した。ステアリングもすぐに抜け、駆動部をはずす。調整、点検を行い取り付けたが、ニュートラルの状態でステアリングを回すと、ベルトが擦れる音がする。コントロールスイッチを入れての作動は問題なく動く。

駆動リングと可動リングの間隙に数ミリの誤差があるなど少々気になり、総代理店のクルーズテックに照会すると、ベルトの擦れは、問題ないとの返事。誤差の修正方法は単純な構造なので機械的にはできない。つまり、再度取り付け位置などをチェックする必要がある。所謂、芯出しである。ダイヤルゲージでセンターリングをして、ピックゲージやシクネスゲージで間隙を測る程の精度ではないが、超低回転と言えど、回転はするものなので、同じような調整は要る。

ステアリングを外すことも容易に出来るようになったので、いつでも分解は出来るので、トライアルしてみよう。

しかし、これをはじめに考えて、単純な構造に仕上げた人は大したもんだと思った。しかも全天候型だ。
このメーカーの名前は既に消滅してしまったが、今でも、オートパイロットを総称的に、オートヘルムと昔のメーカー名で呼ぶセーラーはひとりやふたりではないだろう。

世の中の製品にも、メーカー名が製品の総称となっているものがあると思うが、先駆ブランドは凄いと改めておもう。

このオートパイロットの部品にはオートヘルムのブランドが印されているので、大事に使いたい。
何と言っても、私の相棒クルーですから。



2014年12月10日水曜日

続き三次会とそのあと

二次会のパブを出て駅へ向かっていると、Fプロフェッサーがピザを食べたいとのことで、Nさんが探し始めたが、目指すお店がなかなか見つからない。その探してる最中にルナ艇長がいなくなる。マーチのウーマンチームで同じ方向に帰るセーラーをおいてけぼりにして。

そうこうしてるうちに、諦めようとのことになり、解散した。と同時にNさんが、もう一軒行きましょうとお声を掛けてこられる。では、と言うことで、じゃあ何処にと。
Fさんが知合いのバーがあるからと申されるので、今度はそこを探すも、また、これが見つからない。
最終的には鉄道ガード下のバールにもぐり込んでの三次会がスタート。
それぞれ好きな飲み物を注文、N夫人とFさんはジンライム、Nさんはスコッチ、小生はキューバリバーで乾杯。

Nさんが、そろそろ息子が来ますと。で、10分くらいでハンサムボーイがやって来ました。彼はギネスを、で、改めて乾杯してピーナッツを食べ食べ雑談にふける。Fさんの帰りのH電車の時間が過ぎた頃、お開きとなる。

この三次会の後、MさんとSさん達が飲んでるところへ移動しようとするも、ETAは午前1時近くになる。日にちも変わり、お店も閉まるだろうからと連絡、家路につく。

翌々日、Mさんからメールで、マルガリータで待ってたが時間も時間。あとは自宅に戻って3時過ぎまでYさんを加え3人で飲んだ。翌朝と言うか、その日、Sさんとで愛艇の係留場所へ出向きメンテナンスをやったとのこと、そのパワーには恐れ入った。

次回は必ずマルガリータでお会いしたい。


2014年12月8日月曜日

JSAF外洋内海ヨットマンの集い

JSAF外洋内海ヨットマンの集いのパーティーに参加した。
前稿で紹介したドイツパン屋を借り切ってのそれである。一年振りにお会いする人もいらっしゃれば、ついこの間会った方々もいらっしゃる。80~90名くらいの参加者で盛大に行われた。JSAF外洋内海の会長Sさんの挨拶と乾杯ではじまる。

老若男女セーラー達はおもいおもいの出で立ちでパーティーを楽しんでいた。ルナ艇長は蝶ネクタイでしたから、小生も同じものに取り替えた。昨年来、お互い2度目の着用か。
ひとまず、軽食と飲み物を楽しむ。乾杯の赤のスパークリングワインが濃厚な味でうまかった。銘柄を確認しなかったのが残念。

恒例のレース表彰などのあと、抽選会があり、それぞれ商品を獲得した。
ルナ艇長は横浜ベイブランドの小物バックが当たり喜んでいた。小生はドイツ車ブランドのトートバッグで、Sさんの義妹も同じものが当たっていた。

お開きのあと、二次会に参加、ここはオールドイングランドパブで、ドイツから英国に移動した感。
ギネスをパイントで飲み、ピクルスや干したイチジクなどをつまみに、親しい男女セーラー達で賑わいだ、夜会は久しぶりであった。小生席の横の横に座ってるMさんは、英国デザインの艇を保有、ブリティッシュグリーンの大変趣きのあるヨットで、小生大好きな艇である。
このパブも同色のナプキンなどがあり、Mさんも同じ色のそれを艇で使っているとか申しておられた。

今日は紺のブレザーに所属されているSヨットクラブのエンブレム、それに襟についているピンバッチとタイピンが国際信号旗で、襟にはU旗、タイにはW旗を着けておられる。
UWは安航をお祈りする、のシーマンの挨拶信号で、今夜はそれを身に付けての参加であった。粋な出で立ちである。

以前に艦船との出会いがあり、その際にこの信号旗をマストに掲げたら、艦船側のセーラーが制服姿になり舷に整列して答礼したそうである。こちらも慌てて、服を整えたとの話を聞かせてくださる。国際信号旗の組み合わせも、色々な意味を相手に伝える。

Mさんは髭を蓄え、自身、オールドセーラーと申されているが、なんのその。若さ一杯でお洒落で、かっこいい。

Mさんは、もうひとかたのMさんのお仲間で、そのもうひとりのMさんのところへ今から行くとのお声がSさんからかかる。
ここからは、次稿で。なぜなら、日にちが変わるから。







2014年12月5日金曜日

初冬の湾と今夜

初冬の湾の風景、朝日が海面に反射し眩しい。
ところどころに、こんもりと海面が盛り上がったように見える。これは海苔養殖の作業船が海面とノリ網の間に潜行して作業しているからで、昔、この風景を初めて見たときは、なんだろうと思った。この海域の冬の風物詩でもある。今日は朝日が実に眩しく、キラキラと輝いている湾。

それと今夜は、JSAFのヨットマンの集いのパーティーがある。
パーティー主催者のS会長ご夫婦は勿論、FさんやNさんご夫婦、Marchのクルー皆さんが参加される、その方々から、昨年お誘いをうけ参加することになった。

ジャケット着用とのドレスコードが案内に明記されているので、昨年はルナ艇長とで、蝶ネクタイにジャケットとジーンズという出で立ちで参加した。今年は仕事帰りなので、ジーンズというわけにはいかないが、ルナ艇長はどんなファッションでお見えになるか、楽しみである。

パーティーは老舗のドイツパン屋で催される。
この店は震災後、教会を買い取りそこに場所を移した。昔の店は今でもそのまま残っているが、開いてはいない。

私は40年数年来利用している。黒パンとハートのケーキ、それにナポレオンと名ずいたパイが好きだった。特にバタークリームのカットケーキに桃色の小さなハートをトッピングした、とてもシンプルなハートのケーキは大好物だった。しかし、これはもう作られていない、残念である。確かナポレオンもなくなったとおもう。

今夜はそこでのパーティー。
この湾でレースを楽しむセーラー達が一堂に会して、この湾で年間おこなわれるラリー形式のレース表彰もあるので、レーサー達にとっては楽しいパーティーである。

湾外セーラーの我々も、今夜は仲間達と楽しむ。

2014年12月4日木曜日

日曜の夜の会合

日曜日のオートパイロット修理の終わりがけ、雨に見舞われたのでビミニトップをセットして凌ぐ。その後、強い雨になったので、そのままにしておいた。このところの強い風が少し心配だ。

その日曜日の夜はHYAの理事会があったのでオーパイの修理の後、ルナ艇長とで雨の中を徒歩で電車の駅へ行きそこからH駅へ向かう。H駅を降りると凄い幅の道路に出る。

このH市長はルナ艇長の友人で、そのお父さんも同市の市長だったと。そのお父さんが市長の時に作った道路だと歩きながらルナ艇長よりうかがう。当時、先見の明があったのでしょう、これだけの道路幅だと車の渋滞などないと思われる。併せて歩道も広いが、あちこちに水溜りがあり歩きづらい。ルナ艇長とブツブツいいながら歩く、周辺は繁華街だが、流石に日曜の夜は静かだ。

我々は一番乗りで会場に着く。そうこうしてると皆さんも集まる。
先ず今年の万灯祭播磨灘ヨットレースの会計報告をルナ艇長がする。その他の議題などを入れながら、会議会食となった。

MさんがappleCPで今年のヨット協会の行事を纏めた画像を披露する。音楽も入り、なかなかいい。その画像を見ながら、それぞれのシーンの想い出話になる。

毎年、日本海で行われるサマーキャンプの画像に、母と子のディンギーセーリングのシーンがある。見入っていると、それはSさんのお孫さんとお嬢さんであると。ヘリーハンセンなどアウトドア業界の媒体の写真カットに出てきそうなシーンである。

この1年のヨット協会活動の反省やら、セーラー達の夜話しになる。皆さん、饒舌になり話題をつなぐ。理事長Nさんは養殖事業を面白可笑しく説明されるので思わず聞き入る。

時計を見ると22時を回っていた、そろそろお開き。電車の時刻を気にしながら、小雨のなか駅へ向かう。さてさて、帰り着くまで日曜であればいいがと願い小走りで。



2014年12月2日火曜日

ある女性と、はなたれ小僧

先日、出先の電車の中で、ある女性と席が同じになりお話をする。一期一会。この方は薙刀もなさる。先般もある国のお客様が来日時、現総理夫人と薙刀袴姿でお出ましのシーンをニュースで拝見した。

ご主人は剣道をなさっておられた。当時の米国通商代表に竹刀を構えさせ、自身の喉元に竹刀の先を突きつけた姿、丁度、日米通商交渉の真っ只中で、そのユーモアとジョークに満ち溢れた仕草が、当時、マスコミを賑わせた。またその写真が産経新聞のネットに掲載された日に、その奥さまにお会いしたのだから、不思議だなーと感じる。

電車を降り同じ方向へ向かうエスカレータで、ご主人の弟さんの話題になる。最近はまたTVでご活躍ですねと申し上げると、番組は前後にも仕事もあり大変だそうですよ。と申されていた。

弟さんはNHKから県知事に転身、今はお昼のTV番組に出てらっしゃる。小生もこの歳になっても働いていますと申すと、すかさずあなたなどまだ、はな垂れ小僧ですと、一蹴された。そうかまだ、はな垂れ小僧かと、すんなり受け入れた。

数代前のファーストレディー、その凛とされた姿と笑顔はオーラいっぱいであった。


2014年11月28日金曜日

上弦三日月海面から

昨夜は飲み会があり、帰り際、いつもより遅めの海峡をみると、海面の少し上に表現のしようのない優美な色の三日月がぽっかりと浮かんでいる。またその上を航空機が星のように止まってるようにみえ、なんとも不思議な光景に遭遇した。
咄嗟に写真におさめてみるもその優美さは写し撮れない。

優美な色といい、上弦湾曲月形といい、幻想的で美しい三日月。観月方位は南寄り、酔った錯覚かと思いつつも、海上に浮かぶその優美さを深く焼き付けた。たまには遅めの海峡を見るのもいい。

2014年11月27日木曜日

寒霞渓紅葉セーリング

ルナ艇長の恒例行事である、小豆島の寒霞渓紅葉セーリングの写真が届く。
先週の火曜から2泊3日のショートクルージングをやってきたと、その週末にうかがう。

今日、追加の写真が配信されてきた。数日前、1枚送られてきたので、それをもとに寒霞渓紅葉セーリングのblog upを準備している矢先、追加の2枚が昨日メールされてきたわけです。

今回のセーリングの初日寄港は草壁港で、そこに係留して1泊。翌朝、バスでロープウエイ下までいき、そこからロープウエイで一気に山頂へ、帰りは徒歩で戻るルートだったとのことです。

休日でもないのに、多くの観光客であちこち一杯で驚いたよ、と云われてました。下山後、草壁を離岸して、吉田港へ向かい、そこで1泊したとのこと。勿論、二晩とも温泉に浸かったことでしょう。

吉田では、いつものポンツーンに係留、レストランは、ルナ艇長ひとりのために、食材を揃えてくれたと云ってました。12月になると、そのレストランもシーズンオフのクローズとのことでした。

シングルハンドでのセーリング中は修理したレーダーの動作確認などもやったようです。

それから、写真の腕時計、この数値の612は高度を指しているのでしょう。その上の数値は気温かな。そして9時27分に山頂ってことですね。またこの時計がレースウォッチにもなるとのこと、なにかドイツ方式と云われてました。妖怪ウォッチじゃなく、艇長ご自慢の・・・ウォッチ。

そもそもの紅葉は、ちょっと早過ぎたとのことでした。また恒例行事の帳面消しも出来て安心されたことでしょう。




2014年11月26日水曜日

次はカラオケに行こう会

電子クルーの修理メンテナンスが丁度終わったときにFご夫妻がTYCへ入港されました。当艇に舫いをとり電源やらを繋いで、一息つく。故障部品のことなどをかくかくしかじかと説明すると、FさんもST4000から今の自動操舵に取り替えたとの話でした。

その後、ご夫妻は銭湯に行き、街をぶらつくとのことで、何か買い物はないかとことでしたが、大方はあるのでないと返答。引き続き、水の補給作業をおこなうが、バウのタンクはスッから空か、随分時間の掛かる給水であった。

Fさんは料理が上手で、この度はビーフシチューを作り持参くださる。これでメインの準備をすることがなくなる、メンテナンスに思いの外、時間を要したので、もしこの差し入れがなかったら、実のところホッとした次第。
ルナ艇長の奥様も前菜を差し入れしてくださるとのことで、これで鬼に金棒。

こちらも持ち込んだ、サーモンやキャビア代用などの食材で簡単なおつまみを準備するが、ただこれを後で食べると、胡椒、マスタード、マヨネーズなどを使うのを忘れ、何やらインパクトに欠けていた。

ボジョレーともう一本の赤ワインと白ワインを冷蔵庫で少し冷やし、キャビンの窓から外を見ると、もう冬の夜の薄暗さとなっていた。

そうこうしてると、ご夫妻が戻られ、ルナ艇長も来られる。Sさん、残念ながら仕事が入ったとのことで参加できず。F婦人はS婦人にお会いしたかったと残念がっておられた。

早速、ルナ艇長婦人が本格的な前菜を差し入れくださる。料理に、紅葉のデコレーションと、今夜のボジョレー会に相応しい彩りである。
ワインを意識した、いつもながらの大変美味しい前菜を頂きながら、ボジョレーから、ボルドーの赤瓶、冷えた白ワインに移る。

そこで、Fさんのビーフシチューが登場、これもよく煮込まれており美味しい。圧力鍋で作られたとのことで、それをわざわざ保温鍋で持ち込んでこられた。Fさんはキャビンで料理をされるので外食はあまりしないとのこと。以前もお昼に蟹のソースのスパゲッティを頂いたが、手際が凄くいい。ご夫妻でのヨット生活では、殆どFさんが料理をなさるとのこと。

食事を摂りながらboseminiで音楽を聴く。リクエストにも応じYouTubeからも音源をとる。この頃にはお酒もかわり、私は冷えたマルガリータ、皆さんはスコッチとチョコレートでキャビン夜話にふけた。そうだチェイサー忘れてた。

で、音楽を聴きながら、次は街に出てカラオケに行こう会ということに。時計をみると11時を回っていた。


2014年11月25日火曜日

電子クルーの故障

オートヘルム、つまり、当艇のクルーがついにダウンした。
一定方向には作動するも、反転させると、ある位置からは動かない。

メーカーは部品供給を終了したとの情報。機械部分の故障と判断出来るので、電子コンパスとモニターを残して、回転ユニットだけをそっくり交換出来ないかを確認すると、それは可能とのこと。

いずれにしても、ステアリングフォイルを外さないと、それも交換出来ないので、トライアルする。道具等を準備して、ルナ艇長の加勢を受けていろいろやってみる。
ステアリングフォイルのボスと軸の公差がシビアなのか少々のことでは抜けない。漁師のHちゃんが浜にいたので、事情を話すと、プーリー抜き、あるよ、と。

それをお借りして、セットするも、スパナの力では抜けない。中ハンマーで響かせながらならいけると、ルナ艇長のそれを、これまたお借りする。その間、昼食時間をとっくに過ぎたので、ルナ艇長とでいつもの食堂へ向かい、カレーうどんを注文。待ってるあいだに、前のテーブルの女性群がワイガヤやっているので、目をやるとそのなかに知り合いをみる。懐かしくなり、思わず声をかけると、やはり、その方であった。

ルナ艇長を紹介して、簡単な会話を済ませて、カレーうどんを食べていると、女性のNさんから、食後のコーヒーを勧められご馳走になる。
こちらの地域活動のことを紹介すると、あちらもK婦人会長のもと、活動なさっているとのこと。また女性群のなかにルナ艇長のお知り合いもいらっしゃった。

この食堂では、以前も、一緒の会社におられた女性の方にお会いしたことがある。いやいや。狭い世間である。

食事を済ませて、艇に戻り、ルナ艇長のハンマーで、プーリー抜きの先端を響かせると、少しづつ抜け始めた、やれやれである。

ステアリングフォイルを外して、回転ユニットを分解すると、駆動ベルトが切断していた。経年劣化によるもので、また、使う位置が同一の箇所なので、そこの磨耗が激しいのが原因である。

そうこうしてると、Fさんご夫妻が入港されたので当艇の横に舫う。事情説明などしながら、養生と道具の片付けをおこなう。

外したステアリングフォイルはバウに鎮座ましましている。電子クルーはといえば、駆動ベルトを外され、カバーを被せられている。休日の午後は、こんな感じであった。

2014年11月20日木曜日

ボジョレーの日

今日の零時、ヌーボーの解禁でしたね。
昔のような派手なお祭り騒ぎではなくなったように感じるのは私だけだろうか。スーパーマーケットの広告にも安価なボジョレーが紹介されているのを見ると、何か知らないが、定着したように感じる。

お酒は面白い飲み物とつくづくおもう。
例えば日本酒の新酒、ヌーボーワインなど、飲むタイミングをお祭りにする酒がある一方で、焼酎やウイスキー、ブランデーのように時間ををかけて熟成してその味を深めさせるものと、特性を活かして色々なものをつくりあげる。
ワインは後者にも分類されるお酒であるが、しかし、ワイン法、国の法律をもってまで、新酒のワインを祝う、これは凄いなーと思う。

さて今夜の小生といえば、夕方より雑多なお酒を飲んでしまって、そうだ今日はボジョレーのお祭り日だったと、電車のシートで思い出す始末。今朝もその前も、今日はボジョレーヌーボ解禁日とちゃんと覚えていたのに。

そう言えば、昨夜、Sさんからボジョレーヌーボー、解禁はいつだったとの電話。その後のメールでチリのワインをひとりで飲み始めたと。

海べりの寒い駅のホームのベンチでblog投稿中、帰ってスペインのテーブルワインでも軽く飲むかな。
いや、ホットミルクにしておこうか。

2014年11月17日月曜日

ヨットレース用の時計

レース用の時計を買ったと言っても、今年の夏にです。
ヨットの部品メーカーのロンスタンのものですが、これが肝心かなめの時に作動してくれない。
万灯祭播磨灘ヨットレースでスタートの合図と共に動かそうとしたら、なんとも動かなく、不良品ではないかと、購入先へ連絡して、再度、説明書を確認しながら動かすと、その時は動くので、返品する訳にもいかなくなる。

その後は、普通の時計として使う。日常のそれには問題はないが、秒は進む傾向にある。まあ、電波時計でもクウォーツでもないのだから仕方ない。
5分と10分のレースタイム用のものだから、まさかその間での秒の狂いはないだろうと。

昨日、TYCの年に一度のレースがあった。当艇は昨年優勝したので、今年の世話人を仰せつかる。まあ、世話人と言っても、たいしたことはいたしませんで、コースの確認、ローカルルールなど、長年ルナ艇長のやってこられたことを踏襲するのみ。まあルナが数年来、優勝してた訳です。

で、レースはいろいろありましたが、それはおいといて、この時計を今度こそ使うぞと、意気込んでました。5分前スタートの合図と共にボタンを押すと、なんとまたもや動きません。いろいろ触るも、うんともすんとも反応しよりません。そう言えば、スントというメーカーのレース時計もあったなとおもいつつ。(笑)

いくつかのマークを回航したところで風が全く落ちてしまったので、時計のボタンをいじると、なんと動き始めた。そこから時を勘定してもなんにもならない。その気ままさは持ち主似かと、今回も諦める。

ルナ艇長もレースタイマーを買ったと、レースの後に見せにくる。機能には、高度計、気圧計、レースタイム計、方位計などあると、デモンストレーションしてくれる。気圧計がお気に入りのようで、自慢げに、いくらで買ったと思うかと。セーラー大先輩に、あまり安くも言えないので、ではこのくらい、と応えると、ニヤッとして、売るわ、ですと。ここでもパパは何でも持っているの本領発揮。

来年は世話人ではなくなったので、ひと安心。


2014年11月13日木曜日

ニューペック開発者

金比羅宮クルージングでの午前3時出港時の航行支援システムがニューペックであり、外付画面で夜間バージョンの航路案内図を展開している写真をこんぴら#2に投稿した。

丁度、ニューペックの使い方で、失念したことがあり、小豆島南側で、漁具の位置が間違っていることもあったので、水路協会刊行部へ連絡した。
ルナ艇長もその小豆島南側の漁具の位置についての緯経度情報を連絡しておられ、刊行部のE氏に小生とルナ艇長が同じフリートにいることがわかったようだ。

ついでに、Kutenai and Luna のblogの経緯とこんぴら#2を紹介すると、早速読んだとの返事がきた。そのE氏はニューペックの開発者とのことでルナ艇長の情報提供に感謝していた。水路協会は国の外郭団体であるから色々と制約などがあるのだろうか、漁具の位置更新などにも年月が定められているようだ。

実はこのkurenai and Luna のblogは、ニューペックを検索すると、周辺同義情報で羅列されている。数年前は羅列位置がニューペックのそれに大変近い位置にあったが、昨日、意識的に見てみると、数ページ後ろの場所にある、まあそれでもあるのが、いい。(笑)

このニューペックは年々バージョンアップされ、使い勝手も良くなっている。舵社の月刊舵でも紹介されたことがある。
使う側に立つと課題は色々みえるが、まあ便利なものである。私の導入後、ルナ艇長、kさんとが購入された。

Eさんをはじめ、ニューペックの開発者の皆さんには、さらに使い勝手のいいバージョンアップを期待したい。

ぞのひとつ、ニューペックの他との互換性などもバージョンアップのひとつに加えて貰いたいものだ、特にワールドワイドなレイマリン社やガーミン社のそれなどに対応出来ると普及度はあがるだろうが、狭い日本市場では無理かな、ならいっそ英語バージョンで世界のセーラーに。

そうそう、今朝の海峡はうさぎ跳ぶ、でした。風による白波、寒さを目視できるような海、そこまで冬が来ている。そういや、立冬はとっくに過ぎた。
車中にてblogup.

2014年11月10日月曜日

金刀比羅宮クルージング

多度津まで、66nm、ホームポートから11時間ほどで到着した。
既に相生からの艇が到着しており、そのあと、北木島や日生、それに赤穂と続き入港してきた。
早々に風呂行きツアーの募集があるも、我々はスキップした。

写真のカタマランの横に舫われている艇はニュージーランドから南アフリカ、マダガスカル、マレーシア、インドネシア等を経て日本にやってきた、Fさん、勿論、ニュージーランド人です。自作艇で、更に驚くのは、自身の山から木を伐りだし、それを製材しての作であること。マストから、シートブロック類に至る迄、木製である。

また、キャビンはチーク材などを使い、窓枠など要所にはブラス材も。クラッシックな趣きは、仔細に至る部品迄、全てがセーラー達の理想の艇といっても過言でない。そうと感じたのは私だけではない。バラストまでも自身で鋳込んだ由。

10年の月日をかけての造船、その技術と技能たるや、それはそれは、驚くばかりであった。
宴のあと、PATEKEのキャビンへお邪魔して、造船過程の写真アルバムを見せて貰いながら、夜更けまで、会話?を楽しんだ。

翌朝は多度津のヨットクラブの皆さまの車で、金刀比羅宮への参拝、それも普段は通ることの出来ない車道を利用、殆ど上まで車で連れてっていただく。
本宮の拝殿にあがり、荘厳な雰囲気のなか、宮司さんのお祓いをうけ、お神酒と撤饌を頂戴する。いつもながら、気が引き締まるひと時であった。

帰りの参道で、灸まんを買い求め、その後、釜揚げうどんを食べに行こうということになり、1品メニューしかない有名店に立ち寄るも、なんと20人位が並んで待っている。出航の時間もあり、残念ながら諦める。

係留場所に戻り、出航準備を整えて、エンジンをかけると、ウンともすんともいわない。ルナから電源供給をうけると共に、原因を調べると、バッテリーの充電ケーブルの緩みを発見。夏の小豆島アンカーレッジランデブーの時と同じようなこと。今回はミッキーマウスナットの緩み、小生の気の緩みと同じかと猛省。

予定より遅れての出航、今日は小豆島草壁か池田かのいづれかへ入港、停泊すべく、針路を東にとる。風は北西や西から吹くので、殆どがクウォータリ、小艇の風力計は回りが悪いが、それでも最高で15mを表示していたと、Kさんが言ってた。当然波も立ち、艇の安定は悪く、ワイルドジャイブを何度かやっていた。小生は睡眠不足もあり、コックピットで足を伸ばし、うたた寝。

目覚めて、ジャイブ防止のプリペンダーをつけようと思いきや、Kさんの大声とともに突然、艇が180度反転して、上り角になる。咄嗟にエンジンの回転をあげて強制タックをかけ、元のルートに戻す。

夕暮れ前、なんとか草壁のポンツーンに舫を取るも、今度は、逆に南方向の風を受け、ピッチングが激しい。そうこうしてるとルナも到着、その頃はどっぷりと日は暮れていた。

ルナの着岸を済ませ、片付けを終え、早々にオリーブ温泉へ向かい、3日振りの風呂にありつく。
桟橋食堂で夕食を思っていたが、女将さん曰く、20時で閉店ガラガラと。では、そのオリーブ温泉の食堂で夕食とビールを、と云うことになり、軍師官兵衛を横目でみながら、夕宴。

戻りの車中で、ルナ艇長に係留場横のカラオケ屋にでも行きましょか、ってお誘いすると、なんと快諾。ではと、意気揚々戻ってみると、店は休みだった。そうか、今日は日曜か・・・。おとなしく寝ることにする。

翌朝は8時出航、ホームポートへ一路。この日も強風波浪注意報が出ている。ヘルムをKさんに委ね、またもうたた寝。そうこうしてると、ルナ艇長の無線で起こされる。どの方位にコースを取ってるのか?とcall。よく見るとルナは南の方を航行中、その距離、1マイルくらいはあるだろうか。要はコース平行にお互いホームを目指している状態です。

ルナは既にジブを揚げスピードアップしているので、こちらも遅ればせながらと、70%ほど展開すると、すぐさまスピード、1ノットはあがる。

14時過ぎにホームポートに戻る。港にはIさんがいて、舫いの世話などやって貰う。大方の片づけを済ませ当艇でコーヒータイム。キャビンでの雑談はいろいろ。まあ3連休、よく遊んだ。

真ん中の艇がニュージーランド船籍のPATEKE
Kurenai and Luna

讃岐富士が遠くにみえる
金刀比羅宮の本宮拝殿の待合室にて
帰りの海域、先を航行するは僚艇ルナ
ハンドレールの濡れ雑巾、この横流れが風速をあらわす


2014年11月6日木曜日

こんぴら#2

ぼんやりと浮かんでいるのは、キャビンに設置している、PCの第二画面です。
映像はnew pecという、航行サポートシステム。予めコースを設定して、そのコース上をGPSの信号を受けながら、位置確認しつつ航行するわけです。但し、自動操舵との連携はしません。

キャビン奥のランプは常夜灯としても利用出来る。この光源はLED、本来はアルコールランプ仕様。
暗闇の雨の中で、しかもルートを外さない為には、コンパスに頼るわけですが、漁具などの障害物の確認には、レーダーがあると安心。ルナに搭載のレーダーをあてにしてたが、作動しない、となればこのニューペックしかない。

天文薄明、航行薄明、市民薄明、夜明け迄、まだまだ時間を要するので、目を見開いて、海上監視をするしかない。

そうしながらも、コーヒーを沸かして、Kさん持参のクラッカーと果物で簡単な朝食を済ませ、西へ西へと針路をとる。

写真の下は、家島群島を過ぎたところくらいかな、それこそ完全に夜が明けた後の僚艇ルナ、快走中である。
VHFから、ルナ艇長の声が聞こえてくる。朝食はまだだが、目覚めのコーヒーは飲んだ、と。続きは#3で。



bんやり

2014年11月4日火曜日

こんぴら#1

金刀比羅宮へ参拝クルージング。
三連休は、多度津へ向け、Kurenai And Luna.
KさんとSさんの4名で赤穂YCと多度津YCがJV主催されたクルージングに参加した次第。

土曜日の午前2時に起床、つまり、金曜の夜から艇泊。携帯電話のルナ艇長コールに起こして貰い、雨の中出港準備を整えて、3時過ぎに出航。
ルナに先導して貰う。それはレーダー搭載艇だから、絶大なる信頼力。とおもいきや、レーダーは配線の不具合が出て、作動しないとVHF無線が入る。

降りしきる雨、暗い闇の播磨灘海域を西に針路をとる。コックピットで、まあ、粋狂な御仁たちですな、と語りながら。
外気温はそんなに低くないから、その分は助かるも、どうも予報では前線通過があるので、明日以降は寒くなり、海も少々荒れ模様になるといっている。

ヨットは優雅に風をエネルギーに航行するものですが、ディーゼルエンジン音が薄明かりのランプが灯るキャビンに機械・規則的に鳴り響く。

外は、天文、航海、市民、夫々の薄明時間まで、まだまだ、ほど遠い。だってもう、11月ですからね。目を凝らして、進路前方をワァッチ。

実は、このBlog、電車の中でiPad利用で書いてますが、Appleとgoogleの互換の悪さがBlogsoftにも影響し、写真の貼り付けが出来ません。

AYCcommitteeのBlog最近投稿してないねとのお声から、こりゃDNSペナルティを貰っては大変と、こんぴら#1として、航行スタートのところ取り急ぎ、お茶濁し。

次#2は闇夜のキャビンの写真から。
あれ、それって、restart?。なんだ、やっぱり、recallか、でもDNSは免れた。


2014年10月22日水曜日

下書き

Blogの下書きが幾つかあります。
そのなかに、世界最後の航海民族についてのこと、漱石のこころ、など。

前者はNHK番組で紹介されたもので、その印象をとおもい、書いていたましたが、どうも表現力に問題があり、勿論、小生のであります。小生の表現力。で、キーボードを押す両親指が止まった。

もうひとつの漱石のこころ、これは電子書籍からのダウンロードものでして、50年経過でしたか、要は著作権等に問題のなくなったものであろうか、無料化されている。たまたま、ルナ艇長から、itunesで入手出来るが、文字の大きさのコントロールが利かないということを聞いた訳です。

で、小生もダウンロードして、拡縮を試みると、文字の拡縮は二通りは出来る。ついてはその旨をルナ艇長に伝えると、いやいや、その拡大ボタンを何度もタップすれは、もっと大きな文字が現れるよ、だって。
要するに、出来ないと言ったあとに、いろいろチャレンジされたのでしょう。確かに、出来る。

その無料電子書籍のこころは、車中で読んだりしてます。古典小説に触れるのに、丁度いい。漱石のほか、錚々たる文学者の作品を読むことが出来る訳でして、よって昔の無勉強な時間を少し取り戻そうかと。

でも、感想文作りなどにはいたりません。中学の国語授業での、嫌なおもいを想い出しますから。

2014年10月15日水曜日

カレーうどんの後のコーヒーブレイク

昼食にカレーうどんを食べ、その後、艇でコーヒーでもと言いながら、ルナ艇長宅へ上がり込む。そこでコーヒーとお菓子をいただきながら雑談にふける。

カレーうどんの後のコーヒーブレイク、テーマは多岐に亘る。

テーマのひとつ。会社を辞めても、その後は様々なことに携わったりで、結構時間が無い、といった話。その中、ルナ艇長の友人より、自身が経営する会社をたたんで、自由気ままにこれからは過ごすとの案内があり先日その友人に会ったと。その話を聞きながら、多分、友人はヨットで自由に旅するルナ艇長が羨ましいと思ったのではと推測した。

自由な時間に、なにかをする、それがたまたまヨットであった。時間が沢山あるとか、少ししか無いとかに関係なく、ヨットは風任せだが、風さえあれば、何処でもいける。
ルナ艇長はここ10数年で、何万海哩もセーリングしてるんではないかな、彼方此方と。

また何かの話から、艇長曰く、自身は楽器を奏でて、ひとに音楽を愉しませたり、教えたりはできないが、ヨットの操船を教えたり、楽しませることは出来る、と。
こう言うものがあるか無いかでは、人生、何かが違う、そのような、雰囲気の話です。

多分、音楽に例えたのはクラッシック音楽が好きであることと、ご子息は確かチェロを教えておられ、艇長夫人もマンドラ演奏を趣味にされているからか。ご自身もマンドリンを弾かれてたと夫人からうかがったことがある。そんなことからか。

その他の雑談は、いつもながらのヨット談義、JSAFの機関誌の話やら、いつもの道楽論についてのことなど。

その後、台風対策の最終確認や艇の片付けで係留場にいくと、OさんとIさんも来られてて、そこでまたOさんの冗談話などでひと笑い。

そんな連休の真ん中日であった。





2014年10月10日金曜日

映像と音源

YouTubeの映像と音源をiPad。で、音はBoseminiから。
楽曲は、昨日今日であれば、今の年齢の玉置浩二さん、それに矢沢栄吉さんのそれ。あとは、小野リサさんだったり、CKB、FMBも。日本のアーティスト達です。

日曜の昼下がり、音楽を楽しむ方法のひとつとしてYouTubeを使う。なにせ、音源に不自由しないしピンポイントをあてられる、まあネットの強みでしょうか。

音源は、78回転のSPレコードから、33回転のLPとなり、45回転のドーナツ盤、それ以降、CDが産まれ、MDになり、それがチップに代わる。そして今では、雲の中から自由に音源を引き出すことが出来る。外が雨でも、雲の無い快晴であっても、天気に関係なくcrowd。

電車の中で、YouTubeの映像を見ながらイヤホンで聴いてると、みるみるうちに、電池量が減るのがわかる。とはいえ、このリチュウムの技術革新も凄い、その小型化をふくめて。
この半世紀、なんでもかんでもが小型化しているように感じる。

半世紀前、トランジスターを家電に持ち込んだSONY、そしてウォークマンで世界中の音楽シーンを変えた。それをベースにジョブス氏はiPodをつくる、それも究極のサイズ迄を。
更に音楽配信の方法を全く違うシステムに変えた。技術と芸術の両方を行ったり来たりするひとが、面白いものを生み出す。

映像と音源、しかしデジタル信号。では一昔前、いや、ふた昔前くらいは、どうだっただろうか。そんな時空から、未来のひつも見えてきそうな。凡人の小生には、みえる由もないことだけどね。

自然はと云えば、皆既月食後の満月期、海は大潮、同じ周期で3年後とか。また、云うまでもなく、ダイナミックそのもの。

玉置さんの曲に月に濡れたふたりがある。この中のギターソロがとてもいい、勿論、エレキギターの音色です。今朝はiPodで、電車のシートで聴きながらblogアップ。





2014年10月6日月曜日

秋刀魚のしゃぶしゃぶ

秋刀魚のしゃぶしゃぶ、安くて美味い。

1尾が100円くらいの秋刀魚をスーパーの魚屋さんに三枚におろして貰って持ち帰り、斜め広めに包丁を入れる。

好きな野菜と豆腐くらいを昆布と共に鍋にいれて適当に煮立たせる。取皿にかぼす、或いはすだちを醤油に絞り込んで準備を整える。
秋刀魚を箸で挟んだまま、鍋の中でしゃぶしゃぶして、あとはなすがまま。

秋刀魚に火を通し過ぎるとかえって、生臭くなるように感じる。秋刀魚は新鮮なもので無ければならない。大体、この時期は秋刀魚の刺身を売っているので、その横に並べてる1尾が、刺身と同じものかをお店の人に聞くとよい。

冷たい日本酒で、秋を感じながら、これはキャビンでも出来るな、と。


何回もなんかいも

週末、また台風対策に出向く。
確かに、何度も繰り返すと馴れてはくるものの、何回もなんかいも作業はこなさないとならない。

ゼノアを降ろす、ドジャーをたたむ。ステアリングカバーに補強ロープを巻き付ける。アンカーロープを引くなどの作業だが、こう続くと少々嫌になってくる、正直なはなし。

今回はゼノアを降ろすのは、HさんとUさんが手伝って下さり、難なく終了、ドジャーも同様に格納できた。

あとは、他艇のお手伝いをやって、みんなで、昼食に出かける。港に戻ると更に北風が強くなってきた。今回の18号は南海上を通過するようだ。
丁度、ルナ艇長もお出ましでした。

いつものことだが、気象庁の予想コースと米軍のそれが異なる。どちらが正しいか、それは解らない。

何れにしてもこの季節、台風だけが困りもの。

2014年9月29日月曜日

meridian

最近はこの港に似合うmeridian。
海峡の潮流に併せて、お出でいただいている。この週末、係留地の裏手にある米国製の大型キャンピングカーを改造した居酒屋の予約が3度目の正直で取れたと、ルナ艇長から連絡を受け集合、食事と雑談をする。

食事は適当に、飲み物も夫々好きにしながらの雑談。そのテーマは様々で、NPOの話しなどでは、理事長であるルナ艇長と小生の議論を横から聴かれて、両方の意見は解るがと、Fさん気遣いされ少々当惑気味の場面も。

それを増長するように深い?議論を更に続ける訳でして。でもこれは、何かを模索する、なにものでもないもので、普段からよくあることで、何もあんずることはないのですが、横で聴いておられるFさんにしてみると、どうしたもんかと、とも思われたに違い無く、この場をお借りして、すみません。

まあ、何事も同じような考え方では、面白くありませんから、お互い角度を変えた考えをぶつけ合うこともたいせつでしてね。たまたま、その場面にFさん、幸か不幸か遭遇された週末。

それよりも何よりも、背後の席で、女性群(軍)のはしゃぎ振りには大負け、でした。声の甲高さから何から、兎にも角にも脱帽。宴会話しの内容、それは主婦の日頃の鬱憤解消以外無いでしょう。まあ、周波数が異なるのか、よくは聞き取れませんでした。

二次会は当艇にて、漁師さんの置いていかれたブランデーをIKEAのグラスでチビチビ。そうこうしてると、k邸より還元水と氷とオードブルが届く。ご子息にハンドキャリー頂き、オードブルは夫人がわざわざお持ち頂きでして、いつも感謝、感謝です。後で気づくいつもの悪い癖がここでも。それはルナ艇長ご子息を二次会にお誘いすればよかったと。まあ、今更言ってもせんないことですけど、寝る前にフッと思い反省する。

さて、meridianの来高は何をさておき、前稿の子ども会連合会のセーリング教室のお手伝いに参じていただいた次第でして、F艇長旧知のNさんをクルーに伴い助勢頂きました。ルナ艇長の依頼には、どなたも理解を示され助勢参加して頂けます。

で、昨日午後、帰り際にmeridian艇長を訪ねると、月曜は潮流の関係から5時頃には出港するとのこと。海峡を越えたらトローリングに励むと申されていました。

小生パソコンで航跡の確認が出来るので、今朝それを見てると、これは出勤途上に車窓からmeridianが確認出来るかと思いき海峡を眺めるも、残念ながら艇影をみることは出来ませんでした。いつも、直ぐさま対応頂けるmeridian艇長に感謝、感謝です。



2014年9月28日日曜日

子ども会とセーリング

市内の子供会の連合体というのがあり、その連合体とNPOが共催する、恒例の親子セーリング教室がこの日曜日にありまして、60名くらいの親子が朝から参加された。

ヨットのほうは、TYCと近隣ヨットクラブ、遠路は西宮から、12艇の協力艇長とクルーの皆さんが集まり、朝から岸壁は大賑わいでした。

天候は、それこそ秋晴れで、適度な風も朝から吹く絶好にセーリング日和でした。

NPO理事長、つまりルナ艇長は、事前も当日も準備が大変でして、遅めの昼食後に係留場所で、疲れたので、帰って昼寝でもするわ。

子連協の元会長のIさんとは時々お会いしますが、司会の女性役員の方とは久々の再会でして、ドクタースランプの主人公の様なメガネスタイルで。それに確かドクターには関連されてたと思う。

で、マイクなど必要ない大きな声でセーリング教室の開会式を取り仕切ってまして、それこそ、スランプ無し感、満々。

実は前日食事の場で、大勢の女性達と出くわして、そのパワーに圧倒されまして、その翌日の今日でもあり・・・。

やはり女性は元気いい、です。

Iさんから、最近blog投稿が少ないんじゃないって、はっぱをかけられ、少々言い訳などした次第。Blogにアクセスいただいている方に、これではいけないと・・・。早速、NPOホームページのニュースをアップして、この稿に移っているところです。

何れにしても、今日は子ども達にとって操船し易い、いい風でした。よくよく考えてみると、子供たちに楽しませて貰ったような感もしたところです。

ほどよい疲労感、さてさて、そろそろ横になりますか、な。





2014年9月22日月曜日

休日のひととき

NPOの会議が午前中にあるので、出席した。
今回は8月末の会議の継続議題も含まれている。この事案は今まで手を付けづにいたもので、これが整理出来ると個人的にはホッとする。

それを済ませて、係留場所へいき、先ずはセイルカバーを外す作業に取り掛かる。これは縫目の解れがあり、それを補修するもので、神奈川まで送る必要がある。本来、ミシン掛けで対応出来ると思うが、糸の材質などから、作ったところへ依頼することにした。
カバーの構造にも問題があるように思うが、まあそれはメーカーが何か言ってくるだろう。

次が、台風対策、どうも週の半ばに列島を覆うような予報図をみると、やらざるをえない。これも手馴れたのか、何の負担もなく出来る。ルナ艇長曰く、シングルハンダーはひとりで何でもせにゃ、の言葉通りである。どの位の威力かは分からないが、少々の強風には対応出来る。

気付くと昼食の時間はとっくに過ぎていた。休日のひととき、ハードな仕事でもあった。



2014年9月20日土曜日

衝動買い、でも例外かな。

写真は衝動買いの代物。

手前のipodは1世代ですから、6年以上も前のものですが、BOSEは衝動買い。
ipodからbluetoothで音を飛ばして聴く方式です。飛ばすと云っても、前稿のスピンネーカーを飛ばすのとは規模が違う、こちらは見えない音を飛ばす。

ipadの防水カバーの実物をみてみようとおもい、銀座のアップルショップに立ち寄ったとき、買ってしまった。いろいろな製品を視聴し、3機目がこれだった。

売り手の上手さ、私のipodからの音源を出させるんですよね。それから出力の小さなものから、次第に大きなものに、順序だてて試聴させる。日本語の上手い外人で、決して無理強いしない売り方で。

お気に入りの曲のひとつ、A CampのAlgebraを聴いてると、その外人君、老域のおっちゃんがなんでこんな曲、聴くのって感じで、「この曲の名前を教えて」と聞いてきよりましてね。

で、これだ、と。

久し振りに銀座に出ての買い物のひとつが、BOSEで、それもアップルショップで。
少々重く、持ち帰りに時間もかかるが、でも、そのあいだ、なにかしらワクワク感が続く。

ヨット仲間たちに、いつもの買い物のパターンと違うやん、と云われつつ、確かにそうだと思いつつ、でもこの衝動買いは例外かなと。

bluetoothで好きな曲を飛ばす。
こんな小さなスピーカーのどこからこんな音でるんだろうと、驚く。BOSE特有の前と後から音が広がるシステム、やはり凄い。
休日、好きなところに置いて、好きな曲を楽しむ。勿論、デッキでも。

まてよ「この曲名、教えて」とは、彼の戦略?か。いや、彼は、あのあと、ACampを聴いただろう、きっと。

Penny Lane@The Beatles





2014年9月18日木曜日

ルナの一発芸に喝采

ルナ艇長、万灯祭播磨灘レースに高校生訓練クルーを2名乗せ、Kさん、Sさんのふたりクルーと知人のHさんとで参戦した。Hさんはこのヨットレースの特別賞を出される方。

Aクラス7艇、Bクラス8艇の15艇がエントリーした今回のレース、公式ルールのもとでおこなうから、JSAFの公式審判長がジャッジします。

日曜の朝、9時30分のスタート、ISAFルールから5分前にフラッグとホーンでレース参加艇へ合図、その後、スタートとなるも、残念ながらBクラスの5艇がリコールとなり、なんとその中にルナも入っているではないか。

本部艇からのリコールの信号旗とホーンに気付き、ルナとエスプリVが再びスタートラインへ戻る。

ルナはスタートラインに戻る際、丁度、播磨灘の幸運の風が吹き出し、その勢いにのる。
その鮮やかな動きの僚艇を本部艇からみて安堵した。その後は、数マイル沖のマークに向うので、全ての艇が見難くなる。

コースについて簡単に説明すると、
#1ブイ、#2ブイ、#3ブイの三角形のコース。スタートラインは#3ブイと本部艇を結ぶ線上となる。Bクラスは#1から#2ブイを経由、#3ブイを回り込んでゴールとなる。Aクラスは、#3ブイを回り込み、再び#2ブイを周回して#3ブイを廻り込んでのゴール。つまり、少々長い。

今回は#2から#3ブイ間は、ランニングの風になり、スピンネーカーの展開が必要となる。また、ゴールをする時は、スピンネーカーを素早く収納して、ジャイブで#3ブイを回り込んでのゴールとなる、厄介な動作がいる。

manando、ルナ、エスプリV の順でBクラスが#3ブイを目指してきた、先ずmanandoがスピン収納に手間取り、結局、3番手のエスプリVが最終的に優勝となる。エスプリVもスピンネーカーの収納に少し手間取るも、マークブイに近い分有利な位置でのゴールだった。

で、2番手のルナと言えば、なんと主催フリートを代表したのか、こんなパフォーマンスをやっちゃう、そう添付の写真です。

スピンネーカーを収納する際に、コクピットでひと声掛け合います、「スピンを飛ばす」ぞ、と。勿論、飛ばして、直ぐにハリヤードを緩めて降下させるのだが、ルナは本当に飛ばしちゃった。

これをみた厳正なる審判長のKさん曰く、JSAF(ISAF)規定に、相手に風の方向を知らせるのは、マナーの違反に当たる、ルールブックの条項、第60何条とか云われてた。

帰着申告に戻ってきたルナ艇長曰く、またblogネタ、提供しちゃった。マークブイに近づかなかったのは、潮の西流を意識して、マークタッチを恐れたとも。
そんなルナの一発芸に喝采、です。










2014年9月17日水曜日

イルミネーションを肴にビーチボーイ談義

イルミネーションのイベント、つまりレース前夜祭、マーチにお邪魔して、ビーチボーイMさんと夫人、Sさん、Nさんの談笑に加わる。
勿論、片手にマルガリータ、それにKさん制作のグラス。

Mさんから、ビーチボーイの所作について、いろいろ伺う。つまり、岸壁や砂浜に目指す女性を見つけた際、その前でのタックする。これは前稿でも記したが、大切なポイントは、その後のそれで、つまり瞬間的な顔の向きと目線のディテールが重要であると。ちらりと相手に目線コンタクトを送り、あとは素知らぬ素振り。

その仕草をもって、教授なさる。夫人はニコニコとその話を横で聴いておられる。

途中でViViのM艇長を訪問すると、皆さんでそちらに移動された。ViViはブリティシュグリーンのそれこそ英国デザインの艇で、小生の大好きな艇でもある。

そうこうしてると、戻って来られ、再びのお話に。
その話しぶりや話題は、文字では表現できないのが残念である。所謂、小生の文章表現問題で、つまりディテラシーとでも云いますか。

いつもの話しぶりに、楽しいひと時を過ごす、イルミネーションを肴に杯を傾けつつ。

2014万灯祭播磨灘ヨットレース一部

万灯祭播磨灘ヨットレース2014のスタートに朝です。
出場艇は朝早くから、準備に余念がありません。

我々は本部艇として参加。マークブイを設営する警戒艇が3艇、うち1艇は姫路ヨット協会の女性撮影担当が乗り込んでいます。

小生、一昨年もそうでしたが、スタート時の写真などを写す時間がありません?で・・・。
スタート時のフラッグ担当の写真も・・・。
本部艇では、コミッティーであるレース委員長とタイマーとの打合せが行われているところは辛うじて。

実のところ、途中でカメラに気付いたわけでして、まあ、後のまつり。よって、撮影担当の写真に期待したいとおもいます。

レースの結果は、Aクラス優勝はマーチのS艇長で、Bクラス優勝はエスプリⅤのO艇長でした。

ただ、特ダネが数枚ありますぞ、それはまた後の稿で。







2014年9月16日火曜日

ヨットレース訓練クルー

万灯祭播磨灘ヨットレースには地元の高校生が訓練クルーとして参加します。
その事前訓練を行った時のスポット写真です。

近くの古民家で座学を少しの時間だけおこなったあと、直ぐに乗船しての実施訓練です。
高校生のみんなはクラブ活動でスポーツをやっているので、男女ともに勘もよく、いろいろチャレンジしていました。

昨年も同じように訓練をやったのですが、台風でレースは中止、今年こそはとの気持ちで・・・。

写真は松陽高校の生徒と先生、並びに操船を教えたセーラーの皆さん達です。





2014たかさご万灯祭

いよいよ、たかさご万灯祭のはじまりです。いくつもの会場が市内の至るところに設けられています。
この場所は堀川水面の灯り会場、万灯祭播磨灘ヨットレースの開会式場でもあります。

今年は近隣のヨット30艇が集い、遠来艇は西宮と日生からです。ヨットレースの参加艇は15艇でした。

ご来賓に、高砂市長、高砂観光協会会長、山本県会議員、東播磨県民局長をお迎えして、ご挨拶を頂き、NPO法人高砂海文化21C理事長による開会宣言、山陽沿線ヨット連絡協議会長とレース実行委員長による乾杯の音頭でいよいよスタート。

演舞台では、JAZZの演奏などが催され、市民の皆さん大勢が来場。昨年は一晩で7万人が来られたようだが、今年はどうだったか。

小生は裏方仕事もあり思うように写真を写すことが出来ませんで、取り急ぎ、添付のもので、雰囲気をお感じいただけばと。

岸壁をぐるりと歩くと、各艇共おもいおもいの宴を楽しんでまして、それをみて少々感動した今年の万灯祭でした。

さあ、明日はレースだ。