2014年12月11日木曜日

オートヘルムの修理

オーパイが故障した。コントロールスイッチを入れ作動させるが、一定の位置しか動かないので、分解してみると、案の定、ベルトが切れていた。ワイヤーを芯にしているので、ゴムの部分が切れたと言った方が正しいのでしょう。

以前の稿にも書いたが、部品の供給は終了している型番なので、このベルトもどうかと思い総代理店へ連絡すると、ベルトはあるとの返事なので、早速注文した。配送料金高めの宅急便で送られたきたベルトは今迄のベルトとは色が異なる。
ルナ艇長にお手伝い頂き、仮に取り付けたところまではblogにアップした。

先週末に再調整をするために駆動部を分解した。ステアリングもすぐに抜け、駆動部をはずす。調整、点検を行い取り付けたが、ニュートラルの状態でステアリングを回すと、ベルトが擦れる音がする。コントロールスイッチを入れての作動は問題なく動く。

駆動リングと可動リングの間隙に数ミリの誤差があるなど少々気になり、総代理店のクルーズテックに照会すると、ベルトの擦れは、問題ないとの返事。誤差の修正方法は単純な構造なので機械的にはできない。つまり、再度取り付け位置などをチェックする必要がある。所謂、芯出しである。ダイヤルゲージでセンターリングをして、ピックゲージやシクネスゲージで間隙を測る程の精度ではないが、超低回転と言えど、回転はするものなので、同じような調整は要る。

ステアリングを外すことも容易に出来るようになったので、いつでも分解は出来るので、トライアルしてみよう。

しかし、これをはじめに考えて、単純な構造に仕上げた人は大したもんだと思った。しかも全天候型だ。
このメーカーの名前は既に消滅してしまったが、今でも、オートパイロットを総称的に、オートヘルムと昔のメーカー名で呼ぶセーラーはひとりやふたりではないだろう。

世の中の製品にも、メーカー名が製品の総称となっているものがあると思うが、先駆ブランドは凄いと改めておもう。

このオートパイロットの部品にはオートヘルムのブランドが印されているので、大事に使いたい。
何と言っても、私の相棒クルーですから。



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