2015年12月31日木曜日

大晦日

大晦日、あと10数時間で新しい年となります。

このblogも2011年からまるっと5年が経過しました。国内外の方々には愚稿をお読みいただき、ありがとうございます。
みなさまには、どうぞ良いお年をお迎えくださいますよう。

愚生のほうは風邪の為に初日の出セリーグは無理ですが、僚艇のルナは6時過ぎには出港することでしょう。
ロングクルージング航海日誌投稿のルナ艇長ともども、2016年もよろしくお願い申し上げます。

kurenai and Luna





2015年12月30日水曜日

風邪をひいた

風邪をひき微熱がでた。丁度、病院も休みに入ったところだから、常備薬で治すしかない。1年の集大成って感じだ。

この分だと、初日の出セリーグは無理のようなきがする。
以前、何かの理由で初日の出にいきそびれたときに松の内に出港してご来光を拝んだ。その帳面消しにルナ艇長は笑われてたような。

それから若しも元旦の初日の出セリーグができないことを考えて、来月からスタートするマイレージレースの記入表と修正公示をルナ艇長に郵送した。

ルナ艇長から、休日に風邪でダウンなんて、仕事人間だとメールがあった。
風邪、久々にひいたが結構辛い。




2015年12月28日月曜日

寒い朝だ

今朝は寒い。風が無いからまだましかな。今年も余すところ、あと数日となった。

艇の掃除はやらないのかと土曜日にルナ艇長に促されたので、昨日、掃除に必要な物を揃えた。特にセイルカバーの汚れが目立つので、そこを集中的にやるつもりでいる。であるが、年内にできるかどうかだ。準備は年内、施工は来年早々ってとこか。

マイレージレースの公示表と記入表の修正を行ったので、これを掲示板に貼る必要がある。1月から本番、これは元旦の初日の出セリーグの時にでも貼ればいい。

こうしてblogを記していると徐々にではあるが気温も少しあがってきた。然し、寒い朝だ。
そういえば、前稿も寒いというタイトルだった。歳かな。

2015年12月27日日曜日

昼から寒くなった

昨日はTYCへ出掛けた。
到着したらSチャンが全艇の舫ロープの貝取りをやってくれてた。レース前にはこれも全艇のスクリューの点検までやってくれる。
いつも本当にありがたいことだ。その後、自艇のバッテリーのボックスの木工作業を始めた。

午後からは冷たい風が吹き天候一変。
ルナ艇長から、今日はマストに登らないのかと言われたが、工具の準備もできていないし、天気もよくないので日にちを変えてからやりましょうと話した。このマスト登りは、マストの中間にある作業灯の電球交換の為のもので急ぐものでもないから。

そのあと、ルナ艇長自作のスプレー防止シートを見せて貰った。ビニールをうまく使っての実用性の高いものだ。永年ロングクルージングをやっているので、その経験からくるもの。なんでも、先ずはやってみることだと改めて思う。

暫くして、艇長はデッキのスチーム洗浄を始められた。スチームを出しながら先端ブラシで擦りながら汚れを浮き出させる考えだが、ブラシに着いた汚れが、綺麗なデッキに拡散してしまう。
そこまでをみて、愚生は早めに切り上げた。その後、どうなったか、また聞いてみよう。




2015年12月25日金曜日

寿司と醤油

昨日は別の場所での仕事だったので、そこで昼食となる。特にMさんが居合わせると寿司屋に行く確率が高い。大盛りの握り寿司定食が目当てだ。昨日のメンバーは男性6人と女性1人。男性4人は大盛り、残りの人は普通。

O女史は一度大盛り体験して以降、普通に変更された。大盛りを食べたあの日は夕食にも影響したと。それからは普通を注文される。愚生も同じくである。

寿司、最近は回転寿しの利用度が高く、そこに置いてある味付け醤油に慣れて、普通の醤油だと、何か違う感じがする。そんな話を食べながらするも、皆さんの反応はいまひとつだった。

テレビ番組の高級鮨紹介などでは醤油を刷毛でさっと塗って出しているが、厳選した醤油なんだろうか。寿司と醤油の関係、これは侮ることができないようにおもう。

この季節、コンベヤーの皿にのせられてくる寒ブリ2貫とちゅッと押出す味付け醤油、バランスがいいなどと、これ以上、醤油話を続けても、皆さんの反応はいまひとつであろう。
そろそろ、こちらはネタぎれ。



2015年12月24日木曜日

順番が逆かな

冬至の日、夕陽がしずむタイミングを車窓からみた。この日は太陽が南に最大移動する。灘におちる夕日も最大限、南寄りだろう。であると、南半球は夏至ということか。そんなことより前稿と順番が逆かな。

北米大陸の東西を逆往復したスピーカーをFさんに今夕お渡しする。このマリンスピーカー、どのような防水構造になっているのだろうか。

今日は逆のblog稿だ。


2015年12月23日水曜日

冬至が過ぎ

冬至が過ぎた。昨夜はゆず湯と南瓜を楽しんだ。
東には明るいうちから月が見える。
偶然に幼な子の月に語りかける話を聞き、へーっと感心した。著作はその子にあるから書けないが、最近好きなった傘について雲に見え隠れする月へ語ったそうだ。
子どもの感性には降参、降参。


2015年12月22日火曜日

コメントのコメント

blogにコメントをいただくことがある。直近ならば、金麦カップマッチレースのこと、活動海域の女性レーサー達のこと、海外で活躍されてることなど。
blogの機能にはそれへの返信も可能だけれど、そこはスキップしている。

そこで、この稿はコメントのコメント。
金麦カップマッチレース、これは年内は時間はなさそう。女性レーサー達は季節柄、冬眠中、然し、ムクムク起き出し、242にセイル展開するかもしれない。それから海外での生活、タフでないと、とおもう一面、彼の地でないと経験できないことは山ほどあるでしょう、楽しむことです。

その彼の地、愚生もチョクちょく仕事で行く機会があって、
リバーサイドの小さなインド料理屋の2階での夕食したり、昼食で立ち寄ったヨットハーバーで紺と赤のクラブキャップを買って、赤色キャップをルナ艇長へ還暦過ぎプレゼントした、そんなことを想い出す。



2015年12月21日月曜日

スピーカーは北米大陸を反対方向に

Fさんの交換スピーカーの輸送状況を貨物番号からトレースしてみる。
ウエストマリンはサンフランシスコのフリーモントにあり、そこから集荷されたスピーカーはサンフランシスコの空港へ移送される。そこから、なんとシンシナティへと運ばれる。要は西海岸から東へとスピーカーは運ばれた。

航空貨物のハブ機能というのは、この様に時折、貨物の宛先と逆行することがある。物流的には正しけど、北米大陸をほぼ縦断、それも往復するのだから・・・。

これらの状況が細かくわかる貨物のトレースはいつもながら感心する。顧客満足度と内部管理機能の両方を満たすシステム、当然、米国発のシステムであろう。

スピーカーは日本に予定通り到着しているので通関後には届く。あとは、Fさんへお渡しすると今回のウエストマリンバーゲンショッピングは終了する。Fさんにはお待たせして申し訳なかったが、もうあと少しだ。





2015年12月18日金曜日

昨日のいろいろ

週末の打合せ、ルナ艇長からの案内メールに議題は書いてあった。
たまたま昨日のblogに議題不明と記したので、ルナ艇長から議題はメールに記されての通りと再連絡、海域沿線にあるヨットクラブ連絡協議会の開催についてのことであった。お手を煩わせてしました。ましてや、出席できない愚生に。申し訳ない。

今日は冬晴れで、とても冷える。
昨日、Y女史より、海外在住のお嬢さんの写真掲載の記事をみせて貰った。数ヶ月前、たまたまそのお嬢さんが仕事に就く際、2社択一の中、何処がいいと思うかとの参考意見を求められた。その1社で執務している写真だった。

とても優秀なお嬢さんであるも、親からすると子どもは幾つになろうと子ども、気になる存在、ましてや異国で生活しているわけだから。女史に遊びに行けばと言うと、元気と勇気が無いと言われるので、元気と勇気は捨てるほど持っているじゃないのと笑って返しておいた。

昨夜は久しぶりにミシンを使った。何をどうしたか、それはまたどこかの稿でご紹介しましょう。



2015年12月17日木曜日

通販の事情今昔

寒さ戻る。然しこれが当たり前の気温だ。少しの風が体感温度を下げている。一昨々日が懐かしい。

Fさんのウエストマリンの不具合スピーカー、交換品を直ぐに送ったとメールがあったので、ひと安心した。
前回はルナ艇長分のアンテナ取付金具のネジ部に不具合があり交換してくれた。
通販の取り扱い世界一のお国柄だけにそのケアは迅速。最近は中国の扱いが一番と報道されていたな。

このところ通販利用が多くなった。無料配送の所為もある、それに必要なもの殆どが揃うからだ。
このビジネススキームが長く続くとなると、配送の機能、つまりラストワンマイルを担う人やその仕組みなどがポイントとなる。

オムニチャネルとか多様な仕掛けが日本にもやってきている。それやこれやが幅広い年齢層に便利で優しい仕組みを提供してくれればいい。

いまどきの通販は様々な情報が絡むハード・ソフトなどの難しいテクノロジーのバックアップがいる。

そういえば昔、シアーズローバックのカタログを初めて手にした時は、トラディショナルなイラストなどが凄く印象的だった。当時であっても品揃えもハンパないものだったと記憶する。確か幌馬車時代の通販カタログじゃなかったかな、手にしたものは。米国の通販の歴史はとても古く深い。

カタログ利用のアナログ式通販は今でもある。紙の消費量は文化度と比例すると言われるが、その種の通販も好きだ。
今のそれは、当時のシアーズのカタログの紙質感触とはだいぶ異なるも、ペラペラと好きにページを捲れる利便性はとてもデジタルでは味わえない。
そう言えば、ウエストマリンのカタログも分厚く1年に1回送られくるのが楽しみだったが、残念ながら今年からはデジタルだけになってしました。

そう言いながらも今もその米国が通販の最先端の仕組みを牽引している。最近お騒がせのドローンを使う1マイル宅配機能もそのひとつ。

通販の事情今昔。

年末清掃

ルナ艇長から週末に打合せ会の案内がきたが、生憎、前からの予定があるので、欠席の連絡をした。議題は不明。日曜も所用で艇には行けない。

よって年末の掃除、片付けは次の週末になりそうだ。特に、コックピットのロッカーの中の整理、トイレ・シャワーの床と壁も洗剤清掃、あとは、全体的な雑巾掛け。勿論、デッキなども。集中してやらないと、あと2週間もすれば、年が変わる。


2015年12月15日火曜日

今朝の外気

今朝はなんとも気温が高い。しかし冬の外気ではある。12月は気温が高いとの予報が今朝は当たっているようだ。雨も降るようだが、然し・・・。

冬の艇泊ではバースに横になるギリギリまでファンヒーターでキャビンを暖める。それでも深夜は冷えてくるので布団を重ね、それに包まる。

寝具、以前はずっとシュラフだったが、あるセーラーの本を読むとパジャマに着替えて布団で寝るとあった。確かにそれがいちばんリラックスできるのだろうと、そのようにしてみると、すこぶる寝心地がよくなった。

ロングクルージングに出かけるルナ艇長にも勧めたら、泊地で試され、なかなかいいと言っておられた。もうだいぶ前のこと。

冬の艇泊は好きだ。とても静かだし、特に雪の降る夜など外気を吸うと、冬のあの独特の匂いがする。

先週末メディリアン艇長の奥様お手製のおでんをご馳走になり、仲間うちとキャビン夜話に更けたあと、愚艇に戻り好きなマイルスを少しボリュームをあげて聴いた。
愚生にとっての至福の時間であったことは申すまでもない。ルナ艇長はモーツァルトだろう。

ヨットライフ、スポーツはもとより、道楽とか遊びと或いは趣味などと、それぞれの楽しみ方があると思う。

キャビン夜話などで諸先輩、皆さんの経験談をうかがうと、愚生の楽しみ方に、更になにかが相乗される。


2015年12月14日月曜日

スピーカー破損と日曜

Fさんが注文されたウエストマリンの防水スピーカーが破損していた。
今回はFedXではなく、DHLでおくられてきたルナ艇長の注文分、Fさん分とを土曜にお渡しする。Fさんはこの引取りにわざわざセーリングで6時間かけて来られた。

じゃ、夕食前に取り替えるかと、Fさんが箱を開けると、割れてると、ひとこと。見るとスピーカーの外フレームが欠落ちてるではないか。要はメーカーの不良品である。

先方は時差の関係で夜遅い時間帯だが、兎に角、その場で直ぐに留守電をいれた。そのあと、これも直ぐに写真付きでメールした。交換して貰わなといけないが、こんな時が困る。ただし、WSはきっちりケアしてくれるから大丈夫。

日曜は逆潮であるも10時半頃に出航された。舫を解き見送りながら、折角、スピーカーを引取りに来られたのに、申し訳なかったなーと思いながら艇が見えなくなるまで見送る。

そのあと愚生は、TVアンテナ部品の購入とその取り付けやら、キャビン内の片付けやらでバタバタした。コックピットのロッカーの中が未整理なので、来週はそれをやらねばならない。やることは山ほどある。
それとFさんに頼まれていた愚艇のアンカーチェーンの長さの計測もだ。これは随分遅れているので一番にやらねば。

ルナ艇長は町づくり協議会のお祭りで一日中そちら対応していた。その祭りに海老団子の販売で協力していたMさんが帰りに愚艇に立ち寄られた。コーヒーでもと誘うと、今から家に戻ってサンセットセーリングして来ると。まあ元気のいいことだ。曰く、皆さんに活き海老の素揚げなど振舞ったと。まあ、ひとのいい方だ。

祭りの片付けを終えて戻ってきたルナ艇長が、Mさんの海老団子、町協メンバーからも大変美味いとの評判だったと言っていた。店開き前に、挨拶に行ったFさんも活き海老の踊りと揚げたて海老団子を試食、美味いなーといっておられた。

日も暮れ始めたので帰ろうとしていたら、漁師のHチャンが来られ、貝を茹でといたので、佃煮風にしたら美味から持って帰りと、わざわざ持ってきてくだった。ルナ艇長とでいただいた。
Hチャンは、いろいろな魚介類をくださる。時々、野菜もおすそ分けやといただくこともある。








2015年12月13日日曜日

1週間前の抽選会とこの土曜

先週末のパーティでは恒例の抽選会があった。今年も色々な賞品があった。ヨットのギヤ類をはじめ、甘海老交換券、ワインや日本酒、クルージングマップなどなど。

愚生は日本酒を当てた。といっても名札の番号を引き当ててくれる仕組みで、其々のスポンサーの方々がひいておられたようだ。

ルナ艇長はなんと1万円のヨットギヤを扱うお店の交換券を当てた。スポンサーとなったそのお店に丁度ウインチの部品を注文しており、それに充当出来ると喜んでいた。その部品、薄っぺらいスペーサーが意外と高価と先日もKさんと言ってたところだ。パーティ代も交通費もロハになったと喜びひとしお。
Fさんにはデカイバックが当たり、これどうしようと悩んでおられた。

そのあと番号1番と呼ぶも誰も気づかない。ひょっとしてSさんではと声を掛けたら、やはりそうだった。開会式の挨拶をする人だから1番。
賞品は「かけると酔わないメガネ」だった。Sさんの賞品のメガネをみようと人だかりができた。このメガネ、先日のレースの時にKさんに掛けて貰ったら効果のほどがわかっただろう。

そんなこんなで1週間が過ぎた。今日、ウエストマリンに注文されていたスピーカーを受け取りに、Fさんがセーリングで来られたので、愚生も艇泊と決め込んだ。ルナ艇長、Sさんご夫婦とで、Fさんのお手製おでんに舌鼓をうった。

ルナ艇長の奥さんから、オードブルの差し入れがあり、S夫人からは果物サラダと、美味しいものばかりがテーブルに並んだ。遅くまでキャビン夜話となる。
深夜までわいがやと、楽しい週末を過ごした。

2015年12月11日金曜日

師走の嵐も過ぎ去り

12月の嵐は珍しいと天気予報ニュースで言っていた。
朝方に凄い風が吹いた。そう長くは吹かなかったから、突風だったんだろう。

湾にはうねりがある。そのうねりが防波堤にあたっては砕けを繰り返している。周期不規則なうねりを陸から観ている分にはいいが、これがヨットに乗っているときだったら嫌だなとおもう。
海峡のほうの状況はたまたまみそこねたが、多分、あそこはウサギが飛んでいたんだろう。沖の航路を行き交う船は今は少ないが、濃灰色の雲は散りはじめ、青空も見えて来たので、そろそろアンカーや舫を解いた本船が活動し始めるのだろう。

昨日、海上保安庁に出向いた。勿論、本庁ではない。
Sさんの旧知の専門官と若い保安官のお二人のお話をうかがいながらの面談ではなく面接だったような。
その専門官曰く、巡視艇での海上保安活動ではどのようなことでもやり遂げるけど、ヨットに乗って海に出る機会はないんですよね、と淡々ともうされていた。

帰りがけ、彼が昔、8管にいたとき作成されたという、冊子を貸してくださった。もうこれ1冊しかないので、読んだら返却してとのことだった。
階級章のついた制服姿のお二人とお話していると、国民の共有財産である海と人命を守るプロのシーマンだと、強く感じた。ヨット乗りとして、ためになるいい時間だった。


2015年12月10日木曜日

冬晴れは何処へやら

昨日迄の冬晴れは何処へやら、という感の朝だ。
どんよりとした曇が、冬晴れの青い空を覆ってしまった。また夕方からは雨模様とのことで、気温も高め。
よってコートは要らないくらいだ。然し、コートは一度着てしまうと惰性になるも、唯一、襟巻きだけは外気温に合わせて使い分ける。
午後から用事で出かけるが、気温は更にあがるだろう。今のところ、その時間帯の雨は大丈夫のようだ。


2015年12月9日水曜日

夕陽がずれて

この期になると、夕陽が南へずれて灘の水平線に沈む。車窓からも海峡からも、それをみることができる。
昨日、今日と冬の晴天で、西に沈む夕陽は、澄んだ空気に遮断されるものもなく、とても綺麗で、周辺の空と海は橙色から朱色に染まっていく。

サンセットセーリングを意図的にする機会はなかなかないが、クルージングの帰りなどにとても綺麗な夕暮れに出くわすことがある。

だいぶ前になるが、牡蠣を食べに室津に行った帰り、美しい夕陽に遭遇したことがある。ルナが後方にいたので、朱色から紅色にかわる空を背景したセーリング風景を撮ったことを思い出す。
雲が水平線にあるから、スクリーン代わりに夕焼けのグラデーションが映しだされる。
そして、つるべ落とし、みるみるうちに航海薄明となる。航海灯を点け、ニューペック、つまり電子海図のモニターも夜間用の黒色に切り替えると針路がオレンジの線で示される。非日常のなかのハイテクだが、不思議と雰囲気に馴染む。

キャビンのスピーカーからは好きな曲が流れ、バウの波切りの音のなかでのセーリングは誰にも邪魔されない至福の時。

意図的にサンセットセーリングすれば再現できる。
天気のいい週末に、金麦カップを15時スタート、16時過ぎくらいのリミットでやれば、初冬の美しい夕暮れに遭遇できるかな。夕暮れの車窓でそんなことを思った。


2015年12月8日火曜日

土曜の追伸

いつもの通りの大変元気な、242のセーラー女史にお会いしたこと、土曜パーティの追伸。

S夫人を筆頭にあちら此方でレース参戦している。全員がサングラスを掛けてのレース姿はなんともカッコいい。夫人達にそのことを率直に申すと、いや、もう歳でと謙遜するが、そんなことはない。勿論、パーティ会場でも一際、目立っていた。スポーツをするひとはどのような場面でも引き立つ。その皆さんのご令嬢、ご子息達もセーラー、242を知り尽くしたレーサーでもある。
レースの前はメンバーで練習するとのこと、その際はSさんの厳しいアドバイスが飛び交うと夫人がいっていた。242のセーラー女史の追伸版。

パーティ会場には、多くの女性がいらしたが、殆んど皆さんセーラー、でしょう。そいえば三重奏の音楽女史達もパーティを盛り上げていた。

それと今日は寸評女史とblog話を少しした。週末はヨットで遊んだのかと聞かれたのでblogの通りと応えた。そちらはと返すと、あちこちで目一杯遊んだと。女史は同世代、元気そのもの。

昼食は大食漢、といったらちょっと失礼か、であるもスタイルのいい女史を誘いオフィス近くのうどん屋でカレー丼と今日は蕎麦を食べた。ここのカレー丼、和風出汁に所謂カリー香辛料が色々入っているようで、愚生などは額に汗して食べる。勿論、女史は昔からの馴染みの店であり、曰く、ここのカレー丼は無性に食べたくなる、癖になる味だと

ご高齢の男女三人方がめまぐるしく働く昔ながらの狭いうどん屋で、愚生は大好きな店。
カレー丼の後は道路を隔てたファミマの100円ドリップをいただく。カレーのあとのコーヒー、これもなかなかいい。



2015年12月7日月曜日

ヨットマンの集い

土曜日の夜はヨットマンの集いにルナ艇長とFさんとで参加した。
パーティには100人くらいはいてたでしょうか。会場はYさんの会社に関係するレストランで、料理もお酒も大変美味しく、皆さんも満足されたことと思う。

このYさんはSさんの紹介で知り合い、その後、色々な場面で大変お世話になっている。超多忙な人だから、なかなかお会い出来ない。何か用事あれば、いつでもメールをくれればいいとおっしゃってくれる。ある公的会議で議長をやられた時の印象がいつも過る、偉ぶらない、気さくで、飄々としている。そういうところが好きだ。

彼もボランティアをやっているので、NPO理事長としてのルナ艇長を紹介した。地域活動の話なども交えながら、我々の活動海域にも遊びに来るよう誘う。勿論、セーリングで。
忙中閑で釜山と博多のレースに参戦したとの話題には、ルナも以前参戦したなど、ルナ艇長とでセーラー話を楽しんだ。
そうそう、デスマストをやった(マストを折った)とのことで、そのあとのマストは自身で設計して作ったといっていた。彼もレーサーである。

それともうひとかた、日本、いや世界のヨット界の重鎮のYさんも東京からお見えになり、ユーモアあるスピーチをされ会場を沸かせた。タモリさんと安げな居酒屋で一杯やりながらタモリカップをやろうと決めたエピソードや東京オリンピックの話題では、セーリング競技でのボランティアが500名くらい必要とも。

Yさんは、日本がアメリカズカップに参戦した際の中心人物でもあり、Sさんとは40年来のお付き合いであると。彼のエピソード、若い時から真面目一辺倒で、今もそのままであるなど紹介していた。パーティ会場にはS夫人もいたが、そのことなど知る由もない紹介話であった。

スピーチの後、Sさんに連れられルナ艇長とでYさんにご挨拶する。SさんがNPO活動の紹介などされたので、今年度の半期で約400名の人たちがNPOのヨット関連行事に参加、内、130名が小学生と高校であるなど説明すると、びっくりされていた。

このパーティ、Sさんに誘われてルナ艇長とで参加するようになった。顔見知りの方々もおられるが、昨今のNPOイベントやレースのお世話をする中で知り合ったセーラーもおり、再開を楽しむこともできるいい交流の場だ。来年の3月にKYCでイベントをやるのでポスターを送るなどの話もあった。セーラーの輪がこんなことから広がればいいとおもう。

帰りに3人で、Fさんの馴染みのバーに行き、Fさんご指定のバーボンのソーダ割りを飲みながら、よもや話。このバーも昔はセーラー達がたむろする処であったと。超ロングクルージングセーラーでもあり冒険家のHさんもよく来ていたとか。土曜はキャビン夜話の陸版だった。
午前中のレースで節々が痛いが、かえって爽快な痛みだ。それも金麦カップで勝ったからでもある。パーティ会場で、午前中のレースの話し過ぎと、ルナ艇長にたしなめられた。


2015年12月5日土曜日

ダブルのヨットレース

今日はTYCの第7回のじょうとんばレースが開催された。8艇が参加しMさんとSチャンの艇が優勝した。操船の腕に加えてこの艇は船形状と船体重量の重さから、強風に向きである。航跡を見せて貰ったが、陸側のコースを無駄なく走ったようだ。Oさんの艇はそれより軽量だが、フルセイルで頑張られ、いい順位に付けた。

じょうとんばレースの優勝艇には5%のハンディが付加される。
その中、ルナは2回の優勝を果たしている。流石、レース好きで操船技術も高いルナ艇長だ。愚艇は2年前に1回優勝した。

今日の愚艇のスタートポジションはあまりよくなく、Kさんとでショートタック戦略を試みる。西風で少々難儀しつつ、途中で2ポイントリーフにするも他艇はフルセイルのままレース展開している。

いろいろ凌いでいると、2位艇に追いつくまでの距離までになった。ただ障害物があり、それをギリギリかわるか、どうかのところだが、安全を期してタックした。事故と怪我だけは御免こうむりたいので安全第一。ここでOさんの艇にも追い越された。

このレースに併せて金麦カップもやった。ルナがリーフしている最中に追い越した。これで金麦カップはほぼ我チームの手中にある。

実はその金麦カップの楯を今朝持参するのを忘れてしまった。ルナ艇長に朝方すぐにその旨を伝えると、はあーって言われた。ビールはあるのと問われたので、それはありますと申し上げたら、じゃいいか、と。楯を忘れてからには負けるわけにはいかないレースでもあった。

レースを終えルナのキャビンで昼食のカップヌードルをすすりながら、レース振返り会なるものをやる。
ルナの風速計は27ノット位あったとSさんが言っていた。また、リーフ時はゼノアのシバーからシートが絡みそれを解くのに手間どったようだ。

こちらは、ショートタックを繰り返したが、艇の重さから加速が付きづらいとKさんが言っていた。またゼノアシートをウインチで巻き取る力が半端ないと。やっぱり歳かなーとのひと言に、みんなうなずいた。
また、2ポイントのクウォタリーでは8ノット近くのスピードだったとKさんが言っていた。
楽しいレースであった。

このあと、もうひとつの楽しみであるヨットマン の集いに参加する。早々に片付けを終え、そちらへ向かう準備をする。

2015年12月4日金曜日

女性の話題

blogを読んで下さった女性が、ヨット用語が意味不明だと寸評。確かに脚注がないから、わかりずらいだろう、気を付けないと。もうひとつ、いい歳してよく遊んでるとの評も頂く。

先日、出先での昼食に鮨を食べに行った。ここは大盛りで有名な店で、同行の女性一人は初めてということで、その大盛りにチャレンジ。注文を受けた店の人と、テーブルに鮨を持ってくる人は違うから、男二人に大盛りを並べようとした。まさか女性が大盛りと思わない自然の行動。

そのスレンダーな彼女曰く、私、大食漢。大盛りなどの配膳では、よく間違われますといいながら、難なく大盛り鮨を食して、ひと言、美味いと。勘定の時、普通も大盛りも同じ値段と知って、びっくりポンしてた。普通、それは愚生。

blogを評した人、大食漢の人、お二人共、アウトドアを好み、山登りを楽しんでいる女史達。所謂、山女だ。友人のMさんの山の会のメンバーでもある。

さて明日はSさん率いるセーラー女史達とヨットマンの集いのパーティで会う。山女はやまじょと読むも、海女はうみじょではなく、あまと読んでしまうな。このうみじょ達は、242を乗りこなすレースのツワモノ揃い、会えるのが楽しみだ。
ヨットマンの集い?、いやyachtwomenか。

昨今、アウトドアスポーツを楽しむ女性の割合が高い。そういや愚生も山岳競技でインターハイ予選に出たことがあるが、歌にもなった山男なんて、とんと耳にしなくなった。ふた昔前の単語か。

今や、女性活躍の時代、とてもいいことだ。
まあ神代の昔とまではいかなくとも、山の神の代名詞の如く、女性は時代の中心にずっとおいでだ。


2015年12月3日木曜日

デッキの塩分

先日のクルージングで波を被ったので真水洗浄が必要だった。翌日の雨を期待するも好天となった。昨夜やっと雨が降ってくれたので、デッキの塩分は少しは落ちたと思う。このような時は、少し強めに降って欲しいのだが・・・。いずれにしても、年内にデッキなどを水洗してワックスなどもかけておこうと思っている。

それから、色々いらないものがキャビンなどに溜まってきているので、必要ないものは降ろすなり、廃棄するなりせねばと。金麦カップに勝つには、艇のウエイトを減らすダイエットが必要だ。

今朝の気温は高め、午後から晴れるようだが併せて寒くなるとの予報。そのまま寒くなるようだから、土曜のレースは防寒の準備がいるだろう。万全を期して臨む、金麦カップの盾をルナに渡すわけにはいかないから。

レースを終えたら直ぐに戻り、JSAFのヨットマンの集いのパーティに出向く。ルナ艇長といつも出で立ちでいくか。Fさんもお見えになるだろう。Sさん率いる242のメンバーとも会える、楽しみだ。今年の会場は某製薬会社の関連するレストラン、薬膳が中心のようだ。此処も楽しみである。




2015年12月2日水曜日

海王丸と寒霞渓

海王丸と寒霞渓で会ったのは、今回で2度目だ。前回は沖に錨泊中で、訓練生はカッターを漕いで草壁の桟橋から上陸する。そこから、寒霞渓を目指す。勿論、海抜ゼロからの登山だ。今回も同じ行動だろう。

ルナ艇長に日本丸が出航中と無線でいうと、すかさず、そんなわけない、海王丸だと返してきた。ルナ艇長は以前、この前の海王丸I世で訓練体験しているから思い入れもある。そうそうスクーナー型の旧あこがれで小笠原などにも訓練航海されている。またアメリカズカップ観戦にも何度か出掛けるなど、根っからのヨット好き、セーラーであることは以前の稿にも記した。

草壁桟橋食堂のおばちゃんから、海王丸の乗組員も訓練生も食堂に立ち寄るよと聞く。他の練習船も来航すると言っていた。ルナ艇長曰く、草壁港はアンカーリングに向いていると。奥行きも深く山影となることや、海底の状態もいいのだろう。

前回は丁度、海王丸の訓練登山に出くわした。教官に寒霞渓の登山道で声を掛けたらルナと同じガーミンGPS78ポータブルを持っていたが印象的だった。若い訓練生は海に関わる仕事に就くのが理想だろうが、陸の勤務者も多い。

前職では日本丸I世で太平洋域を訓練航海をやった先輩や知人が多くいた。その中のちかしい知人はハワイまでずっと船酔いしてたと言っていたのを思い出した。ヨットを操る先輩もいたな。

自然の力のみで動く世界一デカイ乗り物は何と、こちらは小学生のセーリング訓練生に質問をする。答えは・・・。

では、次にその世界一デカイ乗り物に出会った時は、UW旗を掲揚しよう。

2015年12月1日火曜日

復路の金麦カップ

小豆島セーリングの往路は2ポイントリーフだったが、復路は時折ブローが吹く程度の順風でフルメインにフルゼノアだ。
前日のような風速なら、小豆島スタートのミドルレンジのレースになるが、そのような風ではない。はじめから金麦カップは母港近くの海域でやろうと、これは帰港時間の関係もある。母港に近くになると夕凪の時刻となり、海面も殆ど波の無い状態となった。

コースは海苔網のコーナーを基点にスタートラインを引き、港口の灯浮標のラインまでとの優勝艇からの提案があるも、この風では航海薄明となるだろうから、この時点で行き足を停めて、ヨーイドン、その時刻から30分で勝敗を決める。ゴール目標は母港灯台にバウを向ける。で、どうかと代案を提案した。

ところがここで、ルナ艇長の無線の電池切れ、まあ、いつもことだ。携帯電話で連絡するから、電源を入れようと途切れ途切れの無線。おかしいな、携帯電話は電源いつも入っているが、と思いつつ、胸のポケットの電話を確認すると、ベルも何もならないが、ルナ艇長からの着信跡がある。それへ返信しようとしても、携帯のそもそもの着信記録画面には記録がなく、何か変な状態だったので、確認してたら、再度、電話が掛かってきた。

この電池切れでは、新規購入したパソコンの充電もキーボードの充電器は持参したがモニターの充電器を忘れたようで、セーリングの途中でニューペックが使えないようになった由。まあルナには第二第三の手立てである。ポータブルガーミンやレイマリンの電子海図にレーダーとパパは何でも持っているから何の問題もない。しかし、いつもながらの電池切れは・・、恒例化している。高齢とは違う、恒例だ。

代替え案の30分レースについのコミニュケーションは、艇を接近させ大声での会話で難なく用を足せた。優勝艇のルナの合図でスタートすることになる。
ルナが1回転して行き足を停める。こちらは既にギアニュートラルでメインセイル帆走の状態だった。で、暫く伴走してお互いのスタートスピードを整えてから、合図があると思ってたら、いきなりスタートフォーンを鳴らされた。慌てて、Kさんがゼノアを出して、バウに向かい微風を捉える。

ルナ艇長のフォーンタイミングのお陰か、多少の残留イナーシャから差を付けスタート出来た。その後、Kさんのいつもの細かいトリムで更に差を付けたが、時間が半分経過する頃にはルナがグッと接近して来た。残り10分位では接戦となる。

ルナより約1.4倍排水量の大きい当艇の弱みだ。ルナは自転車も降ろして軽量化していると昨日ルナ艇長が言っていた。レースに関してはルナ艇長はシビアだから等、Kさんと雑談しながらなんとか堪えた。ルナのSさんを見ると、団扇のようなものでセイルに風を起こしているので、セイルに向かってホラでも吹いた方が効果あるのではと大声で伝達すると大笑いしてた。よく見るとルナはエンジン排水がスターンの真後ろから飛び出るので、それも推進力になってるような・・・。

このblogを書きながら想像をかき立てられたことが二つ。ひとつは清水タンクの水までも排水して軽量しているのではと、もうひとつは、昨夜の2次会で2リットルの黒霧島をチビりとやった後、キープしとくと、置いていったそれも軽量化の一端かなと。まあ、そんなことの出来るルナ艇長ではないか、いや、それは甘いか(笑)

結果は2、3メートルの僅差で愚艇の勝ち。勿論、ジャッジ権は前回優勝のルナ側にある。これで2勝2敗の5分に持ち込んだ。舫の後、多くの?セーラーの前で、Sチャン制作の金麦カップの盾と賞味期限切れ金麦がルナ艇長から愚生に手渡された。次回は今週末の土曜日、これもダブルハンドだ。