2015年12月1日火曜日

復路の金麦カップ

小豆島セーリングの往路は2ポイントリーフだったが、復路は時折ブローが吹く程度の順風でフルメインにフルゼノアだ。
前日のような風速なら、小豆島スタートのミドルレンジのレースになるが、そのような風ではない。はじめから金麦カップは母港近くの海域でやろうと、これは帰港時間の関係もある。母港に近くになると夕凪の時刻となり、海面も殆ど波の無い状態となった。

コースは海苔網のコーナーを基点にスタートラインを引き、港口の灯浮標のラインまでとの優勝艇からの提案があるも、この風では航海薄明となるだろうから、この時点で行き足を停めて、ヨーイドン、その時刻から30分で勝敗を決める。ゴール目標は母港灯台にバウを向ける。で、どうかと代案を提案した。

ところがここで、ルナ艇長の無線の電池切れ、まあ、いつもことだ。携帯電話で連絡するから、電源を入れようと途切れ途切れの無線。おかしいな、携帯電話は電源いつも入っているが、と思いつつ、胸のポケットの電話を確認すると、ベルも何もならないが、ルナ艇長からの着信跡がある。それへ返信しようとしても、携帯のそもそもの着信記録画面には記録がなく、何か変な状態だったので、確認してたら、再度、電話が掛かってきた。

この電池切れでは、新規購入したパソコンの充電もキーボードの充電器は持参したがモニターの充電器を忘れたようで、セーリングの途中でニューペックが使えないようになった由。まあルナには第二第三の手立てである。ポータブルガーミンやレイマリンの電子海図にレーダーとパパは何でも持っているから何の問題もない。しかし、いつもながらの電池切れは・・、恒例化している。高齢とは違う、恒例だ。

代替え案の30分レースについのコミニュケーションは、艇を接近させ大声での会話で難なく用を足せた。優勝艇のルナの合図でスタートすることになる。
ルナが1回転して行き足を停める。こちらは既にギアニュートラルでメインセイル帆走の状態だった。で、暫く伴走してお互いのスタートスピードを整えてから、合図があると思ってたら、いきなりスタートフォーンを鳴らされた。慌てて、Kさんがゼノアを出して、バウに向かい微風を捉える。

ルナ艇長のフォーンタイミングのお陰か、多少の残留イナーシャから差を付けスタート出来た。その後、Kさんのいつもの細かいトリムで更に差を付けたが、時間が半分経過する頃にはルナがグッと接近して来た。残り10分位では接戦となる。

ルナより約1.4倍排水量の大きい当艇の弱みだ。ルナは自転車も降ろして軽量化していると昨日ルナ艇長が言っていた。レースに関してはルナ艇長はシビアだから等、Kさんと雑談しながらなんとか堪えた。ルナのSさんを見ると、団扇のようなものでセイルに風を起こしているので、セイルに向かってホラでも吹いた方が効果あるのではと大声で伝達すると大笑いしてた。よく見るとルナはエンジン排水がスターンの真後ろから飛び出るので、それも推進力になってるような・・・。

このblogを書きながら想像をかき立てられたことが二つ。ひとつは清水タンクの水までも排水して軽量しているのではと、もうひとつは、昨夜の2次会で2リットルの黒霧島をチビりとやった後、キープしとくと、置いていったそれも軽量化の一端かなと。まあ、そんなことの出来るルナ艇長ではないか、いや、それは甘いか(笑)

結果は2、3メートルの僅差で愚艇の勝ち。勿論、ジャッジ権は前回優勝のルナ側にある。これで2勝2敗の5分に持ち込んだ。舫の後、多くの?セーラーの前で、Sチャン制作の金麦カップの盾と賞味期限切れ金麦がルナ艇長から愚生に手渡された。次回は今週末の土曜日、これもダブルハンドだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿