2016年4月30日土曜日

江差からのイカ釣り漁船

ルナと愚艇の間に、江差のイカ釣り漁船が舫を取った。狼煙には20年、毎年来港されてるとのこと。気のいいご兄弟で明日は富来へ向かうとのこと。風呂を貸してくださった狼煙館のご主人もこの江差の船はよく知っておられるようだ。

お風呂帰り、照明の試験点灯に出くわした。電灯ひとつのワット数、照明に使う燃料の量、年間の電灯の交換回数など聞き、びっくりした。ガス燈かなと思っていたら、やはりそうだった。それと、江差から狼煙までの航行時間を聞いて、ああ、羨ましいと思った。

江差の漁師さん、地元の漁師さん、釣りのおじさん、快く電源を貸してくだった漁協の方、狼煙館のご主人とお嬢さん、夕食を頂いた茶屋のご夫婦。

ここでも皆さんと一期一会。





leg18富来〜狼煙

15時45分に狼煙に到着。
ここでも親切な方々と出会う。まず、漁師の方が江差からきたイカ釣り船の受け入れ対応をやられていた。その方に水道をお借りする。次に、漁協の関係者の方にお願いして、製氷設備にある100Vコンセントをお借りした。風呂と食堂を伺うと、風呂はうちの内風呂に来いと言って頂いた。食堂は予約に行った方がいいと教えてくれた。

釣り人のおじさんは、水道の蛇口操作をやってくれた。江差から来たイカ釣り船は明日は富来へ行くといっていた。江差から狼煙までは36時間だそうだ。こちらで1.5ヶ月操業、その後は江差でのイカ釣り許可が出るそうだ。

航行はホンダワラに悩まさせる。
海上はウネリが大きくて乗りごこちはあまりよくないかな。好きなひとにはもってこいかも知れない。
狼煙の港口の周辺は岩場が多いようで、凄いウエーブの波が打ち上がっている。入港の際も追い波が来るので、さながらサーフィンのような感じだった。

係留後は、上記の通り。
さてと、食堂にソロソロ出かけようか。

leg18富来〜狼煙実況

6時に富来漁港を出港して狼煙へ向かう。
風は10m位あり、波が最大3mくらい立っているので、乗り心地は良くない。クウォタリーと言って、斜め後方から来る風や、ランニングと言って、真追ってからくる南西の風を受けながら航行中だ。

ニューペックという電子海図を使い航行しているが、西海漁港を過ぎた頃に、ニューペックに記載のない広範囲の網があり、危険な場面があった。ルナを無線で呼ぶも応答が無くヒヤリとした。電池切れとか・・・。まあ、回避出来て良かった。

金沢のK南ドクターの忠告取りだった。そういえば、M川さんにK南ドクターのことをルナ艇長が電話で報告。何かの折に、また、お二人で話をされることだろう。

ヒールという艇の傾きが凄く、大きい時は25度くらい傾いている。左右に大きくローリングしている、つまり揺れている。
天候は予報通り曇り晴れであるが、波は予想より大きいとおもう。

出港後、2時間半の実況、iPadを操作してblogアップ中。


2016年4月29日金曜日

富来で連休スタート

朝から風が強い。
富来温泉で朝風呂に浸かり、館内の休憩所で新聞を20日ぶりに読んだが、なんだか新鮮な気持ちがした。
温泉を管理される女性から、畳の部屋で座布団枕に昼寝したらいいと声を掛けてくださる。優しい人達だ。

その後、Hさんを送るべく、係留場所に戻り、ルナでカップ麺の昼食とビールで乾杯する。
改めて温泉横のバス停まで行って、見送り別れたが、やはりセンチメンタルになる。ルナ艇長も同じような気持ちではないかなと思った。

バス停は福祉センターでもあるので、そこを訪問してみた。女性お二人が優しく出迎えてくださり、コミュニケーションをはかる。福祉センターの女性とは小一時間、話し込んだ。お二人との綺麗な方だった。その一人の方はH本さんをご存知だった。

その後、戻ってエンジンの点検をやったら、オイルが少なくなっていたので補給した。オルタネーターのベルトも緩んでいたので締めた。インペラーのベルトも緩んでいたので、これも少し締めた。点検せずに航行してたら、多分、海上で何らかのトラブルになっていたとおもう。プリベンティブ・メンテナンスの重要性を感じた。
機械をいじる時は素手でと教えられてきたので、温泉で折角綺麗になった手だったが油やらゴムの粉で汚れてしまった。もう一度温泉に行くかと思ったが、少々冷え込んできたのでやめることにした。

メンテの途中で、H本さんが車で来られた。ルナ艇長とで改めて名刺をお渡しした。愚艇はメンテの真っ只中、キャビンは雑然としているので、ルナのキャビンで寛いで頂いた。
勿論、愚艇の片付けの終わりと同時にお見えになったが、充分なおもてなしが出来なかったで、申し訳なく思った。

夕食は西海丸回転寿司、今日も板長がつまみをご馳走してくださる。我々に気を留めてくださる気持ちと、もてなしの心意気が嬉しい。今日が最後なので、改めて挨拶して名刺交換した。配膳の女性達とも別れの挨拶を交わした。

両人ともナイスガイだ。

その帰り道で、元郵船の船員さんに声を掛けられた。
船員時代のはなしを聞かせてくださる。それに連れてるワンちゃんがビールを飲むのにびっくりポンだった。家では焼酎のお湯割も飲むとのこと。お酒を飲むワンちゃんを見たのは初めてだった。船乗りだけに天気も敏感、明日の海上はいいとのことだった。
で、色々話しいると、なんとH本さんのご親戚だった。福祉センターの女性といい、まあびっくりだ。

富来で出会った人たち皆さんは、本当にホスピタリティの高い方々ばかりだった。
明日はその富来を6時出港して、次のlegの狼煙に向かう。

お昼に旧知の女性セーラーから電話があった。数日前からルナ艇長に電話があってたので、久しぶりだなぁと思ってたところだった。このことはまた投稿する。



富来沈殿の夜

今日も富来で沈殿。風が唸り海上も波高しだ。
昨夕、雨風が強かったが、17分ほど港をグルリと廻り歩き、またもや西海丸のお世話になった。K山さんは艇で食べるとのことで、3人で出かけた。板長が今度は小鯛に胡麻油をかけたツマミをご馳走してくれた。少し火を通しているのか、なかなか美味しい。西海丸回転寿司、人も寿司もいい。子ども連れの家族なども楽しそうに食事をされている。

食事の際に、Hさんは時間切れで、富来で下船されると話され、次は下田からホームまで参戦されるとのことだ。では、ということで生ビールで乾杯した。なお29日10時過ぎに温泉へ出向きバスの時間を確認、湯に浸かることになった。

その後は艇に戻り、キャビン夜話となる。
持参されたLAGAVULINシングルモルトのスコッチをチビチビといただきながら、趣味の話から、まあ色々なテーマを語った。




2016年4月28日木曜日

富来の人たち

朝一番に漁協に挨拶に行った後、さかな市場を朝のぞいてみた。いろいろな魚いる、その中から甘エビを買った。
我々とおばちゃんのやり取りを聞いてたH本課長さんが、えっ、あのヨットの人?と話しかけて来た。で、愚生を自身の事務所に連れていき、今朝アップしたというフェイスブックを見せてくれた。このフェイスブック、人気なんですよと申されていた。
いろいろ話をしたあと、名刺を下さったので、こちらのブログを紹介した。そうすると、数時間でブログのアクセス量がとんでもない数字になり、びつくりポンだった。

この小さな船の旅では、立ち寄る港で見知らぬ誰かと必ず会話する。この富来でも同じことだ、昨夜の回転寿司屋の女性と板前さん達、ゴミの処理を許してくれたり、バスの時間表など教えてくれた温泉のおばちゃん達、今朝のさかな市場の店員のおばちゃんとお兄さん、それにフェイスブックのH本課長さん。

そういえば、ルナ艇長が長距離航海での楽しみのひとつは、地元の人やセーラー達との出会だと申されるが、それが少し解ったような気がする。

Hさんと温泉でひとっ風呂浴びて、ルナ艇長達と待ち合わせて、福祉バスで食料などの買い物で出かけた。その帰り、福祉センターから十数人のお年寄りが乗って来られたので、席を譲ると、お兄ちゃん、ありがとうと言われた。正直にカクカクシカジカと申すと、へー、格好が若いのでお兄ちゃんとおもったと・・・。リップサービスとはいえ、富来のお年寄りもなかなかだ。
然し、トイレットペーパーやら多くの食材を持って降りる我々の姿を、バスの窓から不思議そうに見られていたが、どのようにおもったのだろう。

皆さんとの一期一会、これからも続く。


富来沈殿

今日は生憎の雨で富来漁港に閉じ込められている。雨がしとしとと降っている。艇の塩抜きには丁度いい。何故が早くに目覚める癖が付きつつある。いいのか、悪いのか・・・。

ルナ艇長は行程を先に進みたいとの思いが強いが仕方ない。今日、明日と富来に閉じ込められたら、Hさんはスケジュールの関係から、佐渡に渡るのは無理かも知れない。
また、佐渡では旧知と会うようになっていたが、そのタイミングも合わないかも知れない。自然相手の小さな船での旅、そこは仕方の無いことだ。

さてここからはキャビン夜話など。
昨夜、夕食の後、ルナで焼酎を飲むことになったのでiPadなど持参していったが、メガネを忘れたので、取りに戻った。
その間、Hさんが私もメガネを富来温泉に忘れたと・・・。然し、どう見てもメガネはかけておられる。よく頭の上にメガネをかけてて、メガネどこや、はあるが、まさか、かけてて無いとは・・・と、ルナ艇長談。その話でおおいに笑った。

その他キャビン夜話では、NPOのO監事からうかがった、様々なユーモラスな話になり、おおいに盛り上がった。就寝前にこのブログを読まれると云ってので、今頃クシャミしながら読んでると、これもルナ艇長談。
説明する愚生とルナ艇長の思い出し笑いはもとより、それを聞くHさんも腹を抱えて笑っていた。

ここは歩いて、12分くらいの所に温泉があり、また20分弱のところに西海丸という寿司がある。昨日、M田さんが別れ際に、寿司屋があるが、高いかも知れないと云っていたが、行ってみると、意外や意外、回転寿司形式の定置網会社が経営する店で、ネタ新鮮、価格安い。

1000円で、大きなお椀の魚の味噌汁と、にぎり寿司、そのネタは超新鮮で、生鯖まである。量は食べきれないくらい。丁度、制作試験の鯖の押し寿司をやっており、我々が遠くから来てることもあってか、或いは、欲しそうな感じられたのか、食べますかと云って、切ってくれた。これは茗荷も入った上品な味で、一晩置けば更に美味くなるだろうとおもった。何故、押し寿司は保存がきくかなどの話も板長から聞く。寿司飯を押して押して外わくを叩いて、米粒との間にある空気を締め出す、とのこと。腐敗は飯からはじまるそうだ。

沈殿中は温泉に浸かり、昼夜、西海丸に通うか、との話になった。ただ、停泊場所からの距離があるので、時間はかかるが、まあ、セーリング中は殆ど歩かないので、それはそれでいい。
また温泉から100円バスに乗るとスーパーなどにも行けると温泉場の女性達に教えていただく、明日も10時からやってる、休憩場でテレビも観ればいいなどと云ってくれた。然し、2日は辛い感が漂いそうだ。ルナ艇長はNPOの仕事でもするかと。愚生もホンダワラ除去の工作などやろうか。


2016年4月27日水曜日

leg17金沢〜富来

今朝早くから、M田さんが艇にお見えになった。昨日は、富来で会おうということでしたが、早々、フォローの為にお出で下さった。
そうこうしてると、K南ドクターもお見えになられた。我々の船籍を見られて、懐かしいと申され、富来の周囲は漁網があるので、注意するようとの助言頂いた。またK山さんが風邪で伏せってるというと、熱はあるかと心配して下さった。

また奇遇だが、M田さんとドクターは知り合いだったりして、人の輪を感じる。ドクターは我々のホームポートの近隣のSハーバーに関係があり、ルナ艇長、愚生の共通の知り合いのM川さんと親しいと判り、びつくりポンだった。

愚生のホームドクターに頂いた薬の解説などもやって頂いた。帰り際に、今日はいい一日だったと一言申され、何か困ったことはないか、コンビニなどで買い物はないかと声をかけて下さった。

M田さんは、このブログを読まれ、木棒が必要なことをご存知で、今日はそれをホームセンターまで買いに行って下さった。セーリング途中でルナ艇長経由で追加の商品もお願いした。それらを全て揃えて頂き富来まで持ってきて下さった。
金沢に立ち寄る国内外のセーラー達は皆さんM田さんのお世話になっておられる。ルナ艇長は久々の再会で懐かしく、親しく語り合っていた。

M田さん、K南さんとの一期一会、それと縁を感じる金沢だった。

セーリングは13mの北東風が吹き、白波を立つ海上だった。一日中13mは吹かなかっが、10m前後は吹いていた。今日は前からの風、2ポイント、ゼノア130%位で6ノットは出てた。勿論、エンジンは中立。
ルナ艇長曰く、風はなんぼあってもいいが、波はいかん、と。

富来漁港は温泉あり、西海丸という寿司屋のリーズナブルな価格と試作の押し寿司までご馳走になり、だった。
第9管区海上保安部の保安官に食料品のお店など教えて貰い、明日、明後日の天気をうかがうと、特に明後日は出港しないようとの助言だった。

その他諸々の出来事やエピソードは明日の沈殿時に投稿したいと思う。


2016年4月26日火曜日

leg16三国〜金沢

7時過ぎに三国九頭竜川河口の係留地を出港した。
天気はいい、風もそんなにない。波も静かだ。

金沢についたら、プロパンガスを補充せねばならい。食料の購入もある。港と街はアクセスが良くないので、タクシー利用となるようだ。
海上は線の旅、係留地は点の旅、面の旅はないが、まあこれからだろう。これから先、数日は能登半島を北上する。

昨夜はHさん持参のスコッチをいただく。シングルモルト、香ばしい香りがする。Hさんが昔、スコットランドを旅した時に見つけた醸造所のもだとかで、ラベルに小さなヨットが描かれている。中身もさることながら、その瓶をいただくことにした。レベルが欲しいがゆえに。キャビン夜話はそのウイスキーのことなど。

15時に金沢港へ舫を取る。給油をする。洗濯をする。買い物をする。食事をする。
その洗濯の途中、M田さんの表敬を受ける。ルナ艇長が以前に金沢を訪れた時に、お世話になった方で、今回もいろいろな情報を下さる。また、買い物、食事の場所など車で送迎までしてくださった。
食事の際に更にヨット話にはなが咲いた。お持ちのファイルには多くのセーラー達の名刺が綴じられていた。今迄、いろいろ面倒を見てこられたようだ。頭がさがる。

先ほどから風が強まり、ゴウゴウと唸りだした。明日は富木港まで向かう予定である。

2016年4月25日月曜日

leg15伊根〜三国

海上でホンダワラが巻きついた。エンジンを完全ストップさせて、K山さんが素早く潜って除去した。普通ならホンダワラを巻き付けた状態で港に入るくらいのパワーがあるが、今日のはアクセルを吹かしても前進しなかったので、状況を聞くと、ペラ本体にガッリと巻き付いていたようだ。ホンダワラ、水中に漂うもの、海面で漂うものと千差万別だが、今日のは水中に漂っていたのだろう。

風の旅人と言いたいところだが、現実は自然のなかの人間の小ささを思い知らされているところ。
午後からもホンダワラが絡みつき、三国港口で再びK山さんが潜って除去した。この量はラグビーボールにすると、1.5位はあった。エンジンもさることながら、ラダーの振動も酷かった。

で、除去が済んで、エンジンスタートしようとしたが、かからない。レスキューでルナを呼び出して、曳航して貰う。然し、九頭竜川の状況は解らないので、何とかしてエンジンをスタートさせようと試みた。起こる現象を全て消し込むも、それでも回らないので、M屋技師長に電話を入れた。いろいろ確認しながら、アドバイス等を受ける。

ヒョッして、クラッチじゃないかということになり、前進後進をレバーで何度か動かしてセルを廻す、ディゼル独特の快音がうなりだした。航海灯等を準備して、入港アプローチ。もうとっぷり陽はおちていた。

詳しくことは臨時号でご紹介いたします。

2016年4月24日日曜日

leg14柴山〜伊根

柴山を5時52分に出港した。風は南に予報だったが、海上の今は北西方向から吹いているようだ。緩やな風で、こうしてblog原稿が書ける。予定では15時迄に到着予定だが、少し早まりそうだ。伊根ではHさんのピックアップがある。

食事について、このクルージングでは愚生の提案で日保ちのする野菜等も積み込み調理の予定であったが、やはり、夕食は外食に頼ることが多い。
ルナ艇長は外食派で当初よりその主張だった。昨日、城崎温泉で、仰せの通りと愚生は旗を降ろした。K山さんはスポーツマンで何事にもストイック、昨日も柴山から香住までジョギングされ、戻ると食事も風呂もパスされた。

朝食は遅出の時はベーコンエッグとか、残り野菜のソテーなど火を使う。パンは半分にカットして、片面にバターを塗り、その面をフライパンで焼く。本当は薄切り食パンをトーストして食べるのが好きだが、残念ながら無理。
早出の時は簡単に済ませるが、果物、ヨーグルトは欠かさず、どの場面でも食べるようにしている。

昼食はカップ麺だったりするが、これはあまり旨くない。朝の残りの果物とオレンジジュースやビスケットなど適当に摂る。ルナ艇長はコンビニおにぎりをよく探されている、所謂、おにぎり派だ。
そうそう、愚生はチョコレートが欠かせないな。水はよく飲むようにしている。今日の昼食はシリアルにバナナと牛乳、オレンジジュースで済ませた。

伊根には13時30分頃に入港したが、港内でバタバタしたので、舫を取ったのは14時だった。
落ち着いた頃、老漁師の方が通りがかり、昔の話をいろいろしてくださった。丁度、M嶋さんからも同じような情報をメール頂いたところだった。
伊根ッ子である老漁師の方に、伊根はいいところですね、入港した際に舟屋をみて少々感激しましたと申したら、ニッコリなさっていた。

今日は外食、M嶋さんお勧めの赤米酒を頂くことにしようと、皆さんで話したところだ。
それに手に入れば、竹中罐詰オイルサーディンも買い求めるつもりだ。
伊根から参戦のHさんが、先ほど到着された。暫くルナに乗組みクルージングをされる。また楽しいことだ。

夕食のあと、Hさんを囲んでルナで一杯やった。オイルサーディンも食べた、ワインも飲んだ。キャビン夜話、続けたいところだが、また明日は早出だからそこそこで解散した。


2016年4月23日土曜日

Leg13.5柴山〜城崎

柴山駅から城崎温泉駅へ自転車とjrで移動した。言わば、0.5legになるのかな。
城崎温泉は丁度お祭りで、いくつかの外湯温泉が解放されており、地蔵湯に無料で入らせて頂いた。国内でも屈指の温泉、何度来てもいい。外国人も多く、賑わっていた。

夕食は温泉街で摂った。その夕食店に浴衣姿の若者4人が入ってきた。彼の食事風景を見たルナ艇長がフト、彼らは文学青年じゃないかな、志賀直哉のそれと言い出した。暗夜行路ですかと問いかえすと、そうだと。純朴そうな若者4人、どんな旅なんだろうと改めて思った。

今日のlegは余部灯台を一つのウエイポイントとしていた、半島を過ぎると谷間にコンクリートで出来た余部橋梁を見ることができた。余部鉄橋、海から見ることはなかったので、なんとなくいい感じだった。霞んでいたので、写真は多分、ぼんやりだろう。

そういえば、城崎温泉駅から乗ったディーゼル車は浜坂行きだったから、そのまま乗っておけば、余部を通るんだと、後から、フッと思った。

前述の通り、今日はいいセーリングができたので、なんとなく気分がいい。

明日は6時出港、伊根に向かい、Hさんをピックアップ、そこから暫く参戦される。お会いできるのが楽しみだ。

今夜はFM放送のクラッシックを聴きながらの投稿。



leg13鳥取〜柴山

7時30分に鳥取を出港、巡視艇とりかぜ、と別れる。スターボードサイドは鳥取砂丘がみえる。
1ポイントに設えて、2000rpmで進むもルナに追いつけない。予定針路のプラマイ10度位を風を拾いながら進む。ルナは伸縮自在のウイスカーポールを使い、得手に帆あげてランニング観音開きで進む。こちらのウイスカーは重く、グースネック部の損傷もあるので、使う気がしない。バタバタシバーするがジブは展開したまま、適当に風を拾うので、スピードは保てる。

11時頃から8m位の西風が吹きはじめたので、クウォータリーで受けてやると結構なスピードとなる。7.5ノットは出てたかな。そうしてると10mを超えてきた。今日一番のセーリングを楽しむことができた。ルナに追いつけないストレスは何処かに消えてった。

柴山には12時30分に到着した。静かなところだ。カニで有名なのは申すまでもないが、今のシーズンはホタルイカとハタハタが美味いとのこと。係留場所の前に食堂があるが、生憎休み、柴山郵便局も休み。

自転車こいで、香住まで食事に行くかとルナ艇長と話しいるところ。K山さんはジョギングに出かけた、夕食は適当に食べるとのこと。

そんな具合で今日は時間もたっぷりあるからいい。

2016年4月22日金曜日

leg12境港〜鳥取

昨夜の台風のような風にはビックリした。23時頃、最強だったのではなかったろうか。バースから起き上がりデッキを点検する。

今朝は7時35分に出港した。海上は北からの波に左右によく揺れる。コーヒーを飲みながらチョコを食べ、blog原稿を書いている。夜、blogを一から書き始めると睡眠時間が少なくなるので、比較的穏やか時はこうして下書きをするといい、この理屈、ようやく今頃に気づく。

丁度右手、スターボードサイドには伯耆大山がみえるが、中腹から雲がかかり、山頂はみえたり、見えなかったり。然し、雄大だ。M島さん率いる、百郵山会の皆さんのことを思い出した。この前、百山制覇の記念パーティーをやられた。愚生もそれにお誘いを受けたが、このクルージングと重なったので、残念ながら諦めた。記念グラスは注文した。特別会員扱いをやってくださる。

昼にヨットクラブのMさんお二人に電話した。昨日の境港で現地ヨットクラブの方々にお会いしたことと、自作してくださったバッテリーチェッカーがうまく作動していることのお礼と近況報告をする。

K山さんの昼食カップ麺に触発され、焼きそば、マンゴーヨーグルト、オレンジジュースの昼食を摂った。今までは海面が騒がしので、簡単にビスケットとかバナナで済ましてたが、今日は贅沢にカップ焼きそばとBGMまで付いている。

15時25分鳥取港に着岸、鳥取海上保安署の横に舫を取る。その前に海上で巡視艇とミートする。VHF16チャンネルでご挨拶すると、窓を開けて手を振ってくれた。その保安官達が艇にお見えになり、ひと通りの臨検と雑談となる。日本海の防人、若い保安官達は凛々しい。何か困ったことあれば遠慮なくどうぞと仰っていただく。ありがたいことだ。

K山さんは自転車で鳥取中央郵便局まで局留郵便物を取りに行かれた。
ルナ艇長とで県の港湾管理部門へ入港手続きをする。これもキチンとされているので、気持ちがいい。そこでガソリンスタンドを教えて貰い、燃料給油の出前を頼む、これで満タンだ。

そうこうしてると、Fさんとおっしゃる地元の方が見えられ、いろいろ雑談する。暇だからと、お風呂まで車で送迎してくだる。 また、我々が夕食を済ませる頃に迎えに来てくださり、艇までおくっていただいた。ご親切に本当に感謝だ。名刺交換して別れるも、一期一会。

今日もいろいろな経験をした。
今夜は風もなくゆっくりできそうだ。ラジオのジャイアン戦を聴きながらのblogアップ。



2016年4月21日木曜日

第8管区海上保安部から電話

昨日、鷺浦で第8管区海上保安部からルナ艇長に電話をいただいた。予定通りの行程かの確認等であった由。早速に第5管区海上保安部へその旨の報告の電話を差し上げた。N保安官は不在でK専門官がいらしたので、状況報告など申し上げ雑談した。
我々の計画書は各管区に配布されている。そのフォロー、ありがたいことだ。あと、いくつもの保安部管区を通過する。

leg11鷺浦〜境港

5時25分に鷺浦を出港した。朝凪が1時間ほどあり、あとは12m位の東南東の風が吹いていた。2ポイントで7ノットを超えるスピードで暫く進んだ。

今日は強風警報が発令されていたが、鷺浦は狭くて2艇横抱きでの避難は少々危険と判断して、離岸することにした。N村保安官に叱られそうだ。

ルナは途中でスクリューにロープが絡まって、機関停止した。ロープは点検穴から切り取った。愚艇の方は、ホンダワラを避ける航行を行った。兎に角、ワッチを入念にやった。おかげさまで今日はそのトラブルはなかった。

境港のヨットハーバーには12時40分に到着した。ハーバーの方々に美保湾ヨットクラブのSさんが出迎えて下った。ハーバーの事務室で入港手続きの後に雑談してると、Tさんもお見えになり、歓迎してくださった。
そこで、NPOの話やいろいろな話題になり、楽しい時間を過ごさせて貰った。皆さん、愚生の先輩、葉山まで5月中旬に行かれるとか。そうこうしてると、近々、太平洋往復横断されるSさんが訪ねて来られたので、ご挨拶して、いろいろお話を伺った。両Sさんとも、愚生よりお歳は上だと思うが、そのパワーはすごいと思う。勿論、シングルハンドとのこと。UW。

その後、コインランドリーで洗濯、温泉でひとっ風呂浴びて夕食を摂った。久しぶりにいろいろなものを食べた。
今は凄い風が吹き始めてきた、明日の天気、少々気になるところだ、多分、晴れるだろう。
陸電あり快適だが、まあ台風なみの風が吹き荒れている。

2016年4月20日水曜日

明日早朝鷺浦を出港する

出雲市大社町鷺浦、ここを明日早朝に出港することにした。41マイル先の境港へlegを進める。天気は良くないがそうすると決めた。また風が吹く、ヨットにはいいが吹き過ぎも困りもの。

今日の夕食は回鍋肉、cookdoだから失敗がない。まあまあだった。皆さんお腹一杯になったようだ。

食事前にうさぎ森林公園まで歩き、シャワーを浴びた。ルナ艇長の記憶を頼りに・・・、随分迷った。閉館ギリギリの17時前に到着、なんとか頼み込んで、コインシャワーを使った。航海中は歩かないので、丁度いい。

日本海のホンダワラは、ことのほかデカイ。たたみ一畳敷のようなのが無数に浮かんでいる。悩ましい限りだ。

今日もまた早くベッドで横になる。予定が変わったので、番外blog投稿。
今夜は、キースジャレットを聴きながら。

leg10湯泉津〜鷺浦

7時前に湯泉津を出港。途中から14mの南東の風が吹く、アビーム、2ポイントリーフで8ノットのスピードとなる。ホンダワラの多い海域なので距離を稼ぐに丁度良かった。

然し、1時間ほどで落ちる。そうこうしてるとホンダワラにつかまる。騙し騙しエンジンを回して、鷺浦に13時過ぎに到着する。なかなか趣きのあるいいところだ。

ホンダワラ除去するのにK山さんが潜る。浮いてきたのは大量のホンダワラだ。2000rpmで4.8ノットで航行してきた、まあソリッドスクリューの強みか。

そうそう、イルカの大群に航路案内して貰う。30頭以上はいたな、ドルフィンジャンプもしたようだが、それは見れなかった。艇にまとわりつく格好で俊敏に、且つ優雅に泳いでいた。遊んでるんだろうかな。

鷺浦について、JAの小さなお店でキャベツ、長ネギ、ピーマン、豚肉を購入、今日は回鍋肉をやる。愚生の料理だから、どんな出来になるか。

今、15時20分を過ぎた。今日のブログはここまで。多分、明日は沈殿の予定、また30ノットも強風が吹くとの予報だから。



2016年4月19日火曜日

leg10湯泉津〜鷺浦?

強風の為、7時出港を1時間見合わせる。
それでも風止まず、11時をリミットに出港か沈殿かをきめることにした。漁協のほうは明日の7時までだったら、停泊してもいいとのこと。

朝、漁船に6人が乗り込んで、漁にでたが、1時間ほどで戻っていた。とても漁はできないとのこと。北西の風が吹き波も結構立っている。出れるもんじゃないと船頭がいいつつ、あんたらよう来たな、といわれる。
漁協の控え室に3人の漁師さんが居たので舫のことで承諾を得にいくと、彼らも昨日のあの風と波でようきたなーと言われた。

11時になっても止まない風、今日は沈殿とする。天気晴朗なれど波高しである。

ルナ艇長とで、温泉でも行くかと、出かける。K山さんは風呂はあまり好きではないので、キャビンに残った。
普段、昼間に酒類は飲まないが、今日は湯上りに一杯ビールを頂く。そのあと、薬師湯が経営する食堂で昼食を摂る。大正時代の建物で、調度品も素晴らしい。オーナーが旧庄屋とのこと、海外で集めたものだと説明されてた。

艇に戻る前に観光協会に立ち寄り北前船の情報など得る。この旅は北前船と同じような航路をたどっている。
NPOの名前に海文化とあるが、その文化面をこの旅で意識すると、北前船などに使われた帆布の考案者である工楽松右衛門に辿り着く、所謂、松右衛門帆である。
先日、ルナ艇長とK山さんに松右衛門の情報収集をやってみましょうかと相談した。

彼は幕府より工楽(くらく)名を受け、函館や択捉等の築港に寄与していることや、佐渡島にもその足跡をみることができる。択捉を除き我々の立ち寄る港である。NPOの理事長と副理事長、理事の3人が乗り込んだこの旅、折角だから工楽松右衛門の足跡情報の収集をやってみよう・・・。月末に県へNPOの活動報告して頂くN谷理事に理事長でもあるルナ艇長が今日その旨を電話されていた。

観光協会から艇に戻ると風は嘘のように止んでいた。しかし波はまだ山裾の岩に白く打ち砕かれいる。何とかは寝て待てというのを決め込み昼寝をする。

今夜はK山さんお手製のカレー。本来は金曜日の食事メニューだが、保存野菜などを使おうということになった。目玉付き野菜カレーにビーフをソテーしてのせたオニオンサラダ、リッツにアンチョビペースト、白ワインが今日の夕食。
これらの写真もまたの機会に。

今夜のBGMは滝えりこさんのスタンダード、ルート66を聴きながら。



2016年4月18日月曜日

leg9江崎〜湯泉津

沈殿から解放されて、6時30分江崎を出港した。
南西の風は8m位吹く時もあるが、だいたい、5mくらいかな。波はウネリを伴い、3〜4mあった、それも横波が多くてローリングが酷い。ホンダワラも多くて困る。
湯泉津には15時過ぎに到着した。漁協の事務所を訪ねて、停泊の許可を貰う。ひと息ついて、Hさんに頂いたメールに早々返事をする。大事なメールである。

さて、この湯泉津には縁がないわけではない。然し、その場所はもう平地になり跡形もない。長い桟橋があるだけだった。

ルナ艇長案内の薬師湯に浸かりリラックスする。なかなかいい湯だ。
街は古い家並みが続き、当時このような普請をするのは街全体に財力があったのだろうと感じる。石見銀山に関わっていたのだろうか、それとも漁業か・・・。

夕食はルナ艇長お勧めの食事処に行ってみると、残念ながら商売をやめたようだ。よって、居酒屋と案内図に書かれてた店を探していくと、おしゃれ感漂う処だった。そこで地元の魚や赤天などを選んで、美味しくいただく。

湯泉津、昔は銀の積み出し港でも栄えた歴史ある街。もう少し探索したいが、そうもいかない。また、明日朝、慌ただしく次のlegに進まねばならない。
港周辺を垣間見る旅と思えばいい。然し、夜空の星と月がとてもきれいだ。
今夜は久々に小曽根真のピアノを聴きながらのブログ投稿である。



2016年4月17日日曜日

やっと静けさが戻る

17日21時、やっと風はおさまり、静けさを取り戻した。
明日は6時30分に湯泉津迄、おおかた46マイルの行程。LPGが空になって来たので、明日、補充せなばならない。タクシーに場所を教えて貰わねば。

今日はルナが発電機を回したので、テレビが見れた、よく映る。真田丸を3人で真剣に観た。
今日の午後、食材の肉を買いに行く途中、江崎のお祭りに出会った。子ども達が子供神輿を台車に乗せて引っ張っていた。その後ろに軽トラに乗った本御輿、助手席に高齢の宮司さんがのっておられた。お供の人たちも高齢の方々だった。

嘘のように静かだ、いい塩梅、そろそろ寝るとしよう。


暴風警報は解かれない

九州で起きている地震情報は都度受けている。縁者も沢山いるので確認しながら・・・、阪神淡路大震災経験者のひとりとして、なんともいえない気持ちでいる。

こちらのほうは、昨夜は台風なみの風、それが未だに続いている。
避難港の江崎であっても、その風は凄い勢いで2艇を揺らしている。深夜に岸壁常設のゴム防舷材に艇のバウが当たったので、バウに寝ているK山さんがその音で飛び起き、艇のポートサイドに増しフェンダーを付けた。俵フェンダーはつぶれてしまっている。

JSAFのSさんから教えて貰ったグローバルウインドウのリアルな風の流れをiPadで見ていると、このエリアの状況がよく判る。12時間前に渤海湾にあった低気圧が日本海を東に進んでいる。

こんな日は晴耕雨読ではないが、FMで音楽を聴きながら、blogの読み書き。
今まで何度かルナのロングクルージングにleg参加した。今回は初のkurenai and Lunaでのそれだ。自身で操ってみると、いろいろなことがみえる。瀬戸内海の潮流と後方波と風、響灘から日本海に回り込むところの高波と強風もそのひとつ。また、その間に装置やキャビンで起きたことなど、いい経験だった。またルナの細かな工夫などから、ルナ艇長のロングクルージングノウハウの一部を垣間見る旅だ。

ヨットに乗るのはオンオフを切り替えと言っていたが、今回のそれは、オンオフそれぞれ何を指すのかが、チョット解り辛いとことだ。
外は風と波で騒がしい、艇もそれに合わせて大きく揺れ、ベアポールもし、岸壁に叩き付けられる。
然しキャビンは音楽が流れ、お気に入りの空間になっている。そう云えば、周防大島のおばちゃんが山口弁の優しい口調で言ってたな、何でヨットなんかに乗って旅するん、と。

2016年4月16日土曜日

leg8萩〜江崎

今日は23.5マイルなので、楽々と言いつつ8時10分に萩を出港した。
朝、ビックリしたのは、欧州の客船が入港してきた。小型だが、ノスタルジックで今流行りのマンション形ではない。

アッパーデッキで朝食を摂っているんだろう。手を振ってきたので、こちらもかえした。本当はUW旗を揚げたいとこだが、出港はこちら、逆だらかやめた。

今日は南南東の風が6mほど吹いていた。波高は2mとの予報だったが、多少ウネリはあるも静かだった。

江崎に12時40分着岸した。K山さん調理のペペロンチーノを頂く。ルナ艇長とで金麦を飲む。江崎港は山に囲まれ、ほとんど波が入ってこない地形で避難港になっているようだ。
巡視船が14時過ぎに入港してきて、夕暮れ時に出港していた。警戒警備の任に就くのだろう。

我々は15時30分迄は休憩となる。その後、自転車で田万川温泉に行く。そのあと、夕食摂りパンなどを買って戻り、再びルナでワインを頂く、昨夜の残りを飲んだ。K山さんはコーヒーでも飲みながら、ラジオでも聞くとのこと。このエリアのカードをラジオに入れ試聴したら感度よく音楽が聞こえた。

20時過ぎから風が強く吹き始めてきたので、増し舫をやる。瞬間では30m位は吹いてるんじゃなかろうか。波がない分はいいが、風で艇は大きく揺れる。明日は沈殿することにした。海上は波高5mといっている。

ゴウゴウと風は唸っている。増し舫をやっといてよかった。
明日は沈殿なので、昨日のエピソード等をゆっくり書こうと思っている。

22時過ぎ、デッキに出て一仕事した。深夜割増や、と言っても誰も払ってくれやしない。
然し、凄い風だ。勿論、暴風警報が出ている。

枕を低くして、寝るとするか・・・。

2016年4月15日金曜日

leg7室津下〜萩

今日は萩を飛ばして、江崎まで航行すべく、5時30分に出港した。暫くは朝な夕な、ではないが、微風であった。然し、1時間位たつと、風が強くなり、合わせて波も高くなってきた。
そうこうしてると、風は14mを指す場面もあり、ルナの第2スプレッダーが波に隠れて見えなくなる。ルナ艇長曰く、波高は5mはあったな、と。

それを到着の17時迄、キッチリ受けての航行だった。風は止むことも、波高が低くなることもなく、約11時間続いた。まあ、値打ちのあるlegだった。

エピソードなど、この続きはまた。

2016年4月14日木曜日

6leg門司〜室津下

6時起床の7時出港、この時間以降は東流3ノットとなる。転流プラスマイナスゼロタイム。

朝食はヨーグルト、牛乳、ベーコンエッグ、トースト、ブルーベリージャム、マヨネーズ、果物、PL風邪薬。
天気もいい、気温も高い、波静か、天気図を見てないが、等圧線上から外れたのだろう。

風邪の具合も改善されたので、昼でPLの服用はやめよう。出港前にドクターに色々薬を処方して貰っていたので、助かった。

前方に小倉の街、旧住金の高炉、左手に門司、足立山、右手は戸畑を見ることができる。旧新日鐡の高炉も稼働している。なんとも懐かしい風景だ。今朝はポートサイドのデッキでゆらゆらしながら実況。お昼には室津下に着くだろう。

で、12時30分に到着した。
その前に、K山さんに再び潜って貰う。大きなホンダワラがペラに付着していた。もうこらえて欲しい。ウエットスーツを水洗いして干す。その後、寝具などを日干したので、今夜はフカフカして気持ちいいだろう。

丁度、居合わせた小型タンクローリー車で艇の給油口に直接給油して貰う。直接給油は初めての体験だ。52リットルを補給する。次に水の補給を行う。これは80リットル位入れた。

夕方、ルナ艇長とで川棚温泉に向かう。小天狗という古い温泉場でゆっくり湯につかった。そのあと、瓦蕎麦を食べる。これはSさんのお勧めで、確かに珍しい食べ方だ。所謂、熱した瓦に蕎麦、薄卵焼き、牛肉、ネギ、海苔がのっている。フクの皮を湯引いつまみで生ビールを飲んだ。3日振りのビールは美味い。そのような一日を過ごした。

今までの写真等は纏めて掲載しようと思う。
明日は4時半過ぎ起床、5時半出港だ。




2016年4月13日水曜日

5leg姫島〜門司

風邪気味は未だ続いている。

今日は姫島から門司迄の航行だから、何となく安心だが、やはり、追い波が強く、ローリングが激しい。また、ホンダワラに捕まるが、なんとか取れた。

今日はK山さんとで制作し雨ガッパを取り付けてみた。なかなか調子がいい。ただし、排気ガスがコックピットのほうに吸い込まれてきているようなので、明日、改善処置をする。

14時過ぎに関門海峡に差し掛かると第7管区の巡視艇が行き交う。特に我々の艇の横を伴走するかのように航行されていた。16チャンネルで交信すればよかったと後で思った。
明日の出港時に、VHF無線でひとまずのお礼を申し上げようかと思っている。
海峡の西流に乗ると8ノット以上のスピードが出ていた。

艇を横抱きして、1時間ほど休憩後に、土砂降りの雨の中、コインランドリーに行く、ドラムに洗濯物を入れて、洗濯の合間にひとっ風呂とおもい行ってみたが、生憎休みだった。がっかりポンだった。

洗濯を終えると、ルナ艇長と愚生のもとが似通っており、ああやら、こうやら、選別した。そのあと、ルナ艇長行きつけの居酒屋へいくと、これまた休み。

K山さんが門司名物の焼きカレーが食べたいといってたので、それにすることにした。
本家元祖と看板のあがった店に入りこんで食した。
これが焼きカレーなんだと納得した。

風邪薬を飲み為に今日もアルコールを口にせずだった。よって、ルナ艇長の酒のお相手ができず申し訳ないと思う。多分、明日は大丈夫だろう。
明日、もう一度、関門海峡の潮の難所を越えねばならない。



leg4周防大島〜姫島

少々風は強いが沖はさほど吹いてないようなので予定通り出港する。
出港離岸時、スターンからの風が強く吹いている、ポート留めの為、前進右回転での離岸になるので、スターンに防舷材をつける。案の定、役に立つ。本来は、バウに防舷材を付けて、前進をかけ、風もあるので、スターンを振る方法もあるが、まあ、このように離岸した。

2ポイントで、2400回転位で進んでいたら、ルナが計画航路から大きく外れた。無線確認すると、うっかりしてたとのこと。

明日からはルナを追い越すことなく、ルナペースで跡を追うことにする。何故なら、下記のようなことに遭遇。

無線で聞くと姫島は、ややこしい接岸場所のようなので、ルナの速度に合わせスピードを落として、進んでいるとホンダワラを噛み込ませた。アスターンで大まかに取るも、やはり巻き込んでいる。エンジン2000回転までなら航行可能なので、それで入港する。

港内で最後もう一度アスターンを掛けたが取れた形跡がない。K山さんに潜って貰い、除去する。ロープ切り用の鎌を使ったら直ぐに取れたとのこと。団子状態に絡まってただったそうだ。

その鎌に柄を付け、ハルのサイドから降ろしたタラップに身体をあずける方法で除去する。やはりこれが安全でいいようだ。どこかの港で木の柄を手に入れねばと思う。

オートヘルムはやはり波が高いと、その力でヘルム時にクラッチスリップをおこす。機器としてはこれは一応正常の動きのようだからしかたない。
風が強く吹いたり、波の力などが大きい、所謂、悪天候時は使えないとのメーカーの見解はあるも、何とか あらないかなー。

少々風邪気味で頭痛がするので、早く休んだら、今頃、目が覚めた。ブログを書き終えたら、二度寝しよう。

姫島、訪問したい島だったので、満足している。温泉に浸かる、鉄分のある温泉で有馬温泉に似ている。

風は一時止まったが、また、ゴーゴー唸っている。

2016年4月12日火曜日

3legパート2

K山さん曰く30ノットの北東の風だったようだ。
愚艇の風速計も瞬間12mを表示していたので、その位はあっただろう。
また、波高も3mをこえていた。潮、風、のぶつかり合いはやはり凄い。村上水軍発祥の海域、海上で体験すると何か感じるものがある。

その環境下でステアリングフォイールを外したが、あまりやりたくない仕事だ。

周防大島で、早速、壊れれたオートヘルムの修理に取り掛かる。修理には3mmのボルトナットが必要。あちこち尋ね歩くも、見つからない。親切なうどん屋さんは家の中までボルトを探しに行ってくれたりした。

最終的にはK山さんが自転車で山を越えたホームセンターまで、買いに行ってくれた。
電動ドリルなどは積み込んでいたので、それで修理に掛かる。
試運転すると、元のように動く。一安心である、この自動操舵がないと航海は続けられない。
ボルトナットについては、艇内の部品取付品を全て確認するも見つからなかった。艇内にあるものを利用して修理するつもりだった。

今朝ほど、west marine に電話して新品の見積を依頼した。時差があるのでなかなかコンタクトし辛い。

その夜は「政」という居酒屋でルナ艇長と一杯やった。
女将さんの紹介もあって、お客同士で仲良くなり、話が弾んだ。なんで、ヨットなんか乗るのか、何が楽しいのかなど。矢継ぎ早の質問。然し言われて見ると、明快な応えはできない。
名刺を渡し忘れたので、再度行くと、座って、刺身でもどうかと勧められたが、遠慮した。

それから、泊地の直ぐ横にある安下庄郵便局へ行き、ハガキに風景印を押印して貰えるかの確認と折角だから局長さんに挨拶をした。カクカクシカジカと説明、艇を見せてくれとのこと、案内した。

夜は波の音と寒さで十分睡眠がとれなかった、風邪ひいた様だ。

2016年4月11日月曜日

leg3 大崎下島〜周防大島

今日は荒れました。
天気予報を後から見ると30ノット吹いていたと。
潮加減は悪いはで、散々な目にあいつつ、周防大島についた。

途中、オードヘルムが壊れて、まあ大変でした。荒れてるところでステアリングフォイールを外して、オードヘルムを取り出す。我ながらまあ、よくやるはとおもった。

こう文章を書いていると猛烈に睡魔が襲ってきた取り敢えず、この続きはパート2でご勘弁くだされ。

2016年4月10日日曜日

leg2は与島〜大崎下島

今朝は5時起床の6時出港。
携帯電話の目覚ましコールを利用する。確かに指定時間に起きたが、静かなので2度寝をやってしました。クルージングモードに早く慣れないと。

と言うことで、朝食は出港して、コーヒー、パン、オレンジとジュース、ヨーグルトで済ませる。
メインセイルをフルにセットする。セイルクリーニング効果もあり、綺麗だと自己満足。

Kさんの提案で通常はメインはフルでゼノアを70%程度の展開と決める。前方視界も良い。
昼はスパゲティをKさんが作ってくれたので、白ワインを少々頂く。

15時40分に大崎下島へ到着、ゆたか海の駅に舫を取る。風呂に入り、食堂でビールを飲み飲み夕食を摂り、帰りにポンカンを20個ほど買うと、選りすぐりのいいものをくれた。

後はルナで明日の予定など打合せ、麦焼酎を少し飲んだ。明日もまた早い出港だから、そろそろ寝むことにする。
このブログアップの後、航海日誌をつけておかねばならない。

1leg 母港〜与島

皆さんのお見送りをうけて、8時に出港した。
出航してすぐに、1ポイント、2ポイントのリーフロープのセットをするも、ロープがキンクして上手くいかない。先々を考えて、キンク解いて完全なものにする。

昼はおにぎりとオレンジジュースを摂りながら、与島に針路をとりひたすら航行。18時10分、与島のポンツーンに舫をとる。横に巡視艇が舫をっている。

早速夕食の準備をはじめるKさんがサラダなどを作る。そうこうしてると、ルナ艇長が御飯炊けたが、どうも固いと鍋を持ち込まれた。案の定、固かったが、初日の余興。アデレードの箱白ワインで乾杯する。
Kさん持参してくだったカレーもトラブルがあり、水泡に帰した。包装ビニールが湯煎時の溶けてしました訳だ。

そんなこんなの初日であった。

2016年4月9日土曜日

出航の朝

今日は出航、朝、バタバタと食事を摂る。
車で港までの送って貰う、その車を待っている間に、ブログアップ。

ルナと愚艇の2艇で、ルナ艇長、Kさん、愚生で出航する。

ルート概要は母港を出港、瀬戸内海から関門海峡を抜け、日本海にでる。その後、北上して佐渡島を経由して、北海道を目指す。
先ずは松前から小樽、利尻島を経て、時計回りする。知床等を経て、函館経由で本州の太平洋側へ出て、その後南下して伊豆大島を経由、紀伊水道を回り込み、明石海峡を抜けて母港に戻る。約3ヶ月、3140海哩、5800kmの航海。

今のところナイトセーリングは無いが、人数が揃えばどこかのlegで何度かトライアルするだろう。

スローセーリングのスタート。


2016年4月8日金曜日

最終の準備

いよいよ明日出航、天気の具合は良さそうだ。

水曜日に大方の準備を終えているから、あとは航海しながらいろいろ片付ければいい。ルナ艇長は昨日まで同窓恒例ゴルフで留守だった。今日は最終チェックをされているのだろうか。Kさんは今夜は艇泊される。

明日の出航時間は愚生方の都合で8時前後として頂いた。1leg目の与島までの距離を考えるともう少し早く出た方がいいが、そのようにお願いした。いずれにしても逆潮なので、遅めの方が都合はいいが、日が暮れての入港は避けねばならない。

与島は無人化しており、食事するとこがないので、Kさんに弁当を依頼している。勿論、風呂も近くに無い。

航海日誌用にモレスキンの手帳をアマゾンに注文した。今日こそ配達は無いが、準備品等で、ほぼ毎日のように宅配便が来ていた。モレスキンのそれが最後、今回はラージ版を購入、チョット安かったので、どうかとおもったが、問題ない。

そう言えば、アマゾンの配送料が有料になったと報道されている。TV報道では宅配便の再配達が問題視されていた。ここらのことを書き始めると長くなるので止めておこう。






2016年4月6日水曜日

給水と食材収納

明日の予定だった給水や食材収納を一日早めた。明日は天候不順のようだ。
Kさんとで、まず食材収納をやる。バースの下の収納ボックスの隅々を利用して整理した。

落ち着いたら、写真を投稿するが、料理の基本調味料である「さしすせそ」もギャレーの棚ボックスに収納した。格好だけは一流のcookが出来るとKさんとで笑った。

調味料以外は在庫した食材を大方食べ尽くしてから、次を購入しようと話し合っている。各地の名産も食すが、例えば、ちらし寿司を作り、新鮮な魚介類をそれに混ぜるなどの工夫をする。また、回鍋肉や青椒肉絲、麻婆豆腐など肉を使うメニューもある。cook do…

ごはんは無洗米を愚艇の土鍋とルナ搭載の専用鍋を使って炊く。そうそう、親子丼なども。Kさんが金曜に野菜、果物、冷蔵食材等を積み込んでくれる。野菜や果物はキャビンのハンモックで保管する予定。

明日は荒天模様、よって沈殿by house.

2016年4月4日月曜日

準備中

週末からの出航に向けていろいろ準備中。
だいたいの準備はできたので、後は細かなところを残すのみだけれど、ここからが問題で、多分、忘れ物が生じてくる。

今日も、食料の不足分を補充した。
その他、アマゾンのお世話にもなっている。チャレンジ購入したのはロガーだ。少々リスクもあり、購入がのびのびになっていたが、昨日届いた。早速インストールすると、電子海図のニューペックにもGPS受信機として使えたので、まあよかった。
航跡の記録が汎用のgoogle地図等にも反映されるので、Kさんも記録が残せるだろ。

さて、明日もその次の日も出航までまだまだ準備は続く。


2016年4月1日金曜日

今日から・・

今日から・・・、いや、今日は船検証書を貰いにいった。
今回はいろいろ手続きをやった。先ず回航30日ルールの適用、航海区域の変更など。

愚生の時間が増えたところで、ルナ艇長とKさんとで、少し長い航海でもやろうかと。その為には艇の検査証書の変更も必要となるので、手続きをやった。

ここ数日でいろいろと準備をせねばならない。明日はNPOの清掃行事の後、総会を行い、その後に食糧等の買出しなどもやらねばならない。今日から、特にそれらの準備に入った。

たいした書き出しになってない、年度始めのblog kurenai and Lunaだ。