強風の為、7時出港を1時間見合わせる。
それでも風止まず、11時をリミットに出港か沈殿かをきめることにした。漁協のほうは明日の7時までだったら、停泊してもいいとのこと。
朝、漁船に6人が乗り込んで、漁にでたが、1時間ほどで戻っていた。とても漁はできないとのこと。北西の風が吹き波も結構立っている。出れるもんじゃないと船頭がいいつつ、あんたらよう来たな、といわれる。
漁協の控え室に3人の漁師さんが居たので舫のことで承諾を得にいくと、彼らも昨日のあの風と波でようきたなーと言われた。
11時になっても止まない風、今日は沈殿とする。天気晴朗なれど波高しである。
ルナ艇長とで、温泉でも行くかと、出かける。K山さんは風呂はあまり好きではないので、キャビンに残った。
普段、昼間に酒類は飲まないが、今日は湯上りに一杯ビールを頂く。そのあと、薬師湯が経営する食堂で昼食を摂る。大正時代の建物で、調度品も素晴らしい。オーナーが旧庄屋とのこと、海外で集めたものだと説明されてた。
艇に戻る前に観光協会に立ち寄り北前船の情報など得る。この旅は北前船と同じような航路をたどっている。
NPOの名前に海文化とあるが、その文化面をこの旅で意識すると、北前船などに使われた帆布の考案者である工楽松右衛門に辿り着く、所謂、松右衛門帆である。
先日、ルナ艇長とK山さんに松右衛門の情報収集をやってみましょうかと相談した。
彼は幕府より工楽(くらく)名を受け、函館や択捉等の築港に寄与していることや、佐渡島にもその足跡をみることができる。択捉を除き我々の立ち寄る港である。NPOの理事長と副理事長、理事の3人が乗り込んだこの旅、折角だから工楽松右衛門の足跡情報の収集をやってみよう・・・。月末に県へNPOの活動報告して頂くN谷理事に理事長でもあるルナ艇長が今日その旨を電話されていた。
観光協会から艇に戻ると風は嘘のように止んでいた。しかし波はまだ山裾の岩に白く打ち砕かれいる。何とかは寝て待てというのを決め込み昼寝をする。
今夜はK山さんお手製のカレー。本来は金曜日の食事メニューだが、保存野菜などを使おうということになった。目玉付き野菜カレーにビーフをソテーしてのせたオニオンサラダ、リッツにアンチョビペースト、白ワインが今日の夕食。
これらの写真もまたの機会に。
今夜のBGMは滝えりこさんのスタンダード、ルート66を聴きながら。
果報は“ワイン呑んで”待って、ノンビリ御進み下さい。今後首尾よく進まれたら、25日(日)に伊根で御会い致したく(四日市のH)。
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