2015年12月11日金曜日

師走の嵐も過ぎ去り

12月の嵐は珍しいと天気予報ニュースで言っていた。
朝方に凄い風が吹いた。そう長くは吹かなかったから、突風だったんだろう。

湾にはうねりがある。そのうねりが防波堤にあたっては砕けを繰り返している。周期不規則なうねりを陸から観ている分にはいいが、これがヨットに乗っているときだったら嫌だなとおもう。
海峡のほうの状況はたまたまみそこねたが、多分、あそこはウサギが飛んでいたんだろう。沖の航路を行き交う船は今は少ないが、濃灰色の雲は散りはじめ、青空も見えて来たので、そろそろアンカーや舫を解いた本船が活動し始めるのだろう。

昨日、海上保安庁に出向いた。勿論、本庁ではない。
Sさんの旧知の専門官と若い保安官のお二人のお話をうかがいながらの面談ではなく面接だったような。
その専門官曰く、巡視艇での海上保安活動ではどのようなことでもやり遂げるけど、ヨットに乗って海に出る機会はないんですよね、と淡々ともうされていた。

帰りがけ、彼が昔、8管にいたとき作成されたという、冊子を貸してくださった。もうこれ1冊しかないので、読んだら返却してとのことだった。
階級章のついた制服姿のお二人とお話していると、国民の共有財産である海と人命を守るプロのシーマンだと、強く感じた。ヨット乗りとして、ためになるいい時間だった。


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