2016年5月20日金曜日

leg29松前〜江差(再)

松前を6時56分に出港する。江差迄31マイルである。
江差マリーナに入れるべく、昨日、ルナ艇長が予約を入れた、450円の利用料金とのこと。入港位置など調べるべく、昨夜、江差マリーナのホームページへアクセスすると、24時間で日帰りで2160円とあるので、一泊は4320円也。さてどうするか。

無線機が昨日、使えなくなった。ルナの無線に近づけるとハウリングしたので、なんとか騙し騙し使うしかない。なお、ユニデンは修理はやらないとのこと。買って6年くらいなんだけど、製造中止らしい。修理できないロジックがわからないが、多分、修理代金の方が高いのだろうと、勝手に判断している。
まあ、いろんなことが、毎日あるが、それもまた楽し、である。ただいまの時刻、8時前、今日のこの時間帯はK山さんがワッチ。

しつこいようだが、昨日の津軽海峡横断のセーリングスピード、クローズホールドでの8ノットは爽快そのものだった。多少のウエザーヘルムもなんのそのだった。反対に今日の海域は波10センチもないのでは。

ルナは愚艇の4浬先を航行している。緯度でいくと4分先にいるので、そろそろ江差港に入港するであろう。現在の時刻13時30分。

14時15分に江差港に舫いをとる。都合でハーバーはやめにした。ルナが先行して入港。そこには海上保安官が待ち受けており臨検を受ける。国際VHF免許証等で少々時間を要する。その後、江差町役場へ出向き、教育委員会を訪ねも会議中とのことで、観光課のM女史が対応くださる。大変親切でいろいろと教えていただく。その際、N先生と知り合いになる。レーザー級のレーサーでスウェーデン迄遠征された由。愚艇キャビンでコーヒーを飲みながら、ヨット談義をする。

M女史に教えて貰った、銭湯、江差会館居酒屋へN先生の車で送っていただく。M女史の兄上は江差ヨットクラブの会長で北前船航路をやはりヨットで周航したことがあるとのこと。勿論、N先生も知り合いであった。江差の一期一会、まあ奇遇な出逢いだ。

此処には、多分、もう一度、来ることになるだろう。役場の後に中村家を見学、その足で江差郵便局を訪問する、松前と同様に風景印のスタンプを押印して貰う。局長は函館で会議とのことでY部長さんと名刺交換した。ルナ艇長は郵便物を自宅より小樽郵便局へ郵送する手配をされた。全国津々浦々にある郵便ネットワーク利便性は凄い。

そうそう、航行中にKさんへ電話する。博多のタモリカップについての話をすると、今回は熊本地震の関係から中止のようだとのこと。戻ったら、愚艇に乗りたいとのことだったので、大歓迎と伝えた。

江差のみなさん、本当に親切な方ばかりだ。海上保安官から、寝ちゃだめガムを頂いた。若い保安官は関西出身とか、北の守りをここは江差で担っている。独身かとうかがうと、そうだと、嫁さんを現地調達すると、北海道の人になるなというと、笑っていた。
N先生、M女史、海上保安官、江差のみなさんのご親切、ありがとうございました。

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