2016年5月22日日曜日

leg31奥尻島〜須築港

奥尻島を6時55分に出港した。
朝から風があったので、1ポイントリーフでゼノアも120%程度とした。南東の風、8m程度のスターボーアビーム、クウォーターで7.5〜8ノットはでる、幸先のいい走りだ。

ルナはメインハリヤードのトラブルでヤンキージブで帆走、艇速は7〜8ノット出たとのこと。今日のようなランニングならジブのみの帆走が安定して走れるとのルナ艇長談。それを提唱するセーラーは少なくない。

愚艇のほうは1時間もしないうちにオンボロ風力計が10mを超えたので、2ポイントにし、ゼノアも80%程度に縮帆する。
それでも艇速は落ちることはない。1時間ほどしてK山さんと交代。揺れるキャビンでうたた寝しつつ、時折、ニューペックのGPS対地速度をみると9ノットをさすこともあった。
天気予報では波も風もないような表現だが、とんでもない気象だ。

その外れた天気予報のおかげで、今日の目的港である茂津多岬の須築漁港の港口には11時30分頃着いた。狭い港口を入ると静かでこじんまりとした港だった。北の大地の小さな港に舫いを取ると、ああ、ここまで来たかと思う。

潜水漁船の船長に停泊のお願いをする。避難港だから、いいよと。
また、湯沸かし用の飲料水を少しいただきたいと、申し入れると潜水漁の船長さんがわざわざ、漁協の作業場のシャッターを開けてくれて、更に水道のホースまで外してくれる。そしてあまり使ってない水道だから暫く、流しっぱなしのほうがいいと、栓を開いてくれた。昼食中にもかかわらず、本当に親切な方だ。

そのあと、漁師さんに挨拶に行くと、ゆっくりしなさいと労われた。これで今日の寝床は確保出来た。そのあと、周辺探索すると、小さな町に旅館があったので、風呂と夕食をお願いしてみると、いいですよとのこと。あとで電話でお願いした。

戻ってきて、布団を干す。暫くしてたら、ルナ艇長が大声を出すので、みると干してたルナ艇長の布団が水面に・・・。

港の横の川は鮭が遡上するような雰囲気のある川だ。なんか、北海道やなーって改めて思う。民家には煙突が必ずある。多分、暖炉のそれだろう。また、殆どの家の玄関は二重構造となっている。然し、数十軒の住宅規模だから、ここにはポストはあるも郵便局は無い。

17時過ぎに旅館へ行ってお風呂と山海の料理をたっぷり、美味しくいただいた。テレビを観て寛ぐ。明日は5時出港、早く寝ることにしよう。




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