お昼に小木から宿根木へ電動自転車をお借りして移動した。山谷あるが、ルナ艇長も愚生もなんのその。K山さんは自前の自転車でグイグイと我々の前を進んで行かれた。
先ずは佐渡国小木民俗博物館、千石船展示館に出向き、工楽松右衛門の情報を仕入れた。確かに展示物に松右衛門帆のことがある。特別な資料はないとのことで展示されている範囲での情報収集をする。然し、それはそれで成果はあった。
そのあと、階段を降りて、宿根木の集落へ、下りおりたところが鼓動の基地の公会堂で、その奥に称光寺がある。住職は勿論不在であったが、本堂にあがり、お参りを済ませて、O画伯の襖絵を拝見させていただく。素晴らしい絵で、流石、ニューヨークで35年過ごされたことからか、色彩の美しさに魅了された。そういえば、昨夜はアンディウォーホルとの交流等話されていたが、近代のそれが、700年続く時宗称光寺の本堂に調和していると感じた。
鼓動の公演は少々間に合わず、昨夜、予約を入れてくださったN岸さんに申し訳ない。午前昨夜頂いたN岸さんのメモが見当たらず、午前中に事務所へキャンセル連絡を差し上げた。メモ、今見つかった。
そこを辞して、遅めの昼食のために入った「たこぼうし」で野菜入りそばを注文したと同時に、O画伯のポスターを見つけたので、ルナ艇長に話すと、それを聞いた奥さんが、えっ、ひょっとしてヨットでお越しの方ですか、と。
昨夜、住職、画伯、I越女史と別れたあと、お酔いになられた住職を寝かしつけたあとの画伯とI越女史とが、そのたこぼうしへ行き、一杯飲みながら我々の話をされたようで・・・。まあ、なんとひとの縁を強く感じる宿根木であった。
この「たこぼうし」のご主人の作る、野菜蕎麦、最高でした。サザエカレーもとても美味しいそうでしたが、両方は食すことはできないのが、残念だった。宿根木のたこぼうし、なかなかいいですよ。住職とも仲がよろしいようで、勿論、O画伯、I越女史のこともよく知っておられた。
その後は、三角屋、その横のグリーンの壁の元郵便局、宿根木の現郵便局などを訪ねた。また宿根木の港には、昨日から停泊のクルーズ船の米国人の一団が観光されていた。
小木に戻り、観光案内所長のK下さんのところへうかがい、特に工楽松右衛門の情報収集成果などお話しした。
夕方、小木温泉で湯をいただき、今日は中華を食べ、只今、ルナでワインとチョコレートを食べながら、blog作成しているところだ。
どうも、明日も明後日も出港できそうにないので、ここでゆっくりすることになりそうだ。小木、宿根木、とてもいいところ。
先ほどから風がヒューヒューと唸りをあげている。いつもながら、スターン船底に波が打ち付けられ、大きな音を立てている。
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