2016年5月24日火曜日

leg33来岸〜小樽

来岸を6時に出港した。天気は曇りで海上は北東の風。積丹岬を越えると風は和らぐ、との昨日の地元の方々の談は、吹く風の方向で真逆になったようだ。

小樽方面から結構な風をいただいている。ルナは積丹岬を廻るころに、メインセイルを1ポイントリーフした。愚生も同じ対応。愚艇はシングルハンドが容易なように艤装されているので、ロープなどの絡みトラブルが無ければ、全てコックピットで操作できる。ルナも同様。

暫くしても風の方向は変わらないので、メインセイル抵抗を和らぐべく、2ポイントに仕替える。確かに0.3〜0.4ポイントほどスピードがあがる。ほぼ同一位置にいたルナをみるみる追い越す。艇の造波抵抗ならぬ、造風抵抗?をポイントリーフで凌いだか・・・。理論や理屈ではなく実践の値だ。ただし、1回の実践値なのでマユツバものだ。

ルナから、気温が15度だと無線がある。朝から1度しか上がってないとも。それに風が体感温度を低くする。右舷に見える山々の中腹まで残り雪がすっぽり覆っている。
ルナ艇長に無線で、寒いはずですよ、だって寒いところを狙って航行してるんだからと。ただいま7時30分。

喉の調子は葛根湯の服用のおかげで治った。迷惑をかけてはならないので、早めの処置が大切。ホームドクターも金沢で会ったドクターも葛根湯はいいと勧める。

13時30分に小樽港マリーナに舫いを取る。その前に、燃料補給を専用のバースで行う。予想通り54リットル入る。
マリーナの方が、わざわざ艇に乗り込みゲストバース迄案内してくれる。ここは三セクとヤマハの出資で運営されるいるとか。誰かも言っていたが、係留費は東京近郊のハーバー並みと結構高めだ。
施設は充実しており、熱いシャワーが使えて色々と快適だ。然し、明日は休みとのことで、オーナーズルームなどが利用できないのが残念。

小樽郵便局にルナ艇長の局留郵便を受け取りに行く。一応、旧の名刺を渡してご挨拶はしておいた。また、風景印を押したハガキを購入した。ルナ艇長はあまり小樽を知らないとのことだったから、小樽運河や硝子館やオルゴール館などをポタリングする。途中で観光客に、道を尋ねられる。小樽の人に間違われたので、カクカクシカジカと説明すると、その方々は新西宮ヨットハーバーの近くに家があるとのことだった。街には外国の観光客で溢れている。
夜はハーバー前のショッピングモールで夕食する。明日は北前船の調査やらなんやらで忙しい。然し、海から見る小樽、山麓にのびる住宅群が港街に相応しく、とてもいい。

ヨットで来たかった小樽へやっと来ることができた。休暇を認めてくださった方々、TYC、NPOの皆さんをはじめ、ルナ艇長、K山さんのサポートのおかげ。感謝、感謝です。

今、ルナのキャビンでシーバスの2リットル瓶でハイボールを作り一杯やっている。ルナ艇長曰く、遥々来たぜ、函館じゃなく、小樽、と口ずさんでる。心中は、もっと北へとの想いが解るだけに・・・。
さあ、今夜は徹夜で洗濯。ここにきて、所帯じみた話だ。

2 件のコメント:

  1. GraceのMです。小樽を楽しんでいるようで嬉しいです。私は昨日秋田マリーナに着きました。またお会いできる日を楽しみにしています。

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  2. Grace艇長、小樽の昨日は自転車、今日はJRとバスを利用して市民に溶け込みました。昨日は小樽の住人に間違われて道を聞かれるなど。ハーバーの人にGraceのMさんとVHF交信して、勧められたので小樽港マリーナへブッキングした旨、話しました。本当にいいところですね。

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