粟島を6時に出港した。
1時間ほどでホンダワラの餌食になった。海面下にあるそれは、目を凝らしてワッチしても見えない。ドン、という音がする。アスタンをかけて大きなものは除いたが、一昨日のも含めまだ絡んでいる。
K山さんとで、チェーンを降ろして、スクリュー軸を擦って更に除去する。
なんとか5ノットを保ち航行出来るようになる。今日のように海面穏やかなら作業もできるが、昨日のような海面ではとても無理でだ。ホンダワラは毎日のように絡む。
そんなこんなしながら艇は鳥海山を目印に酒田港へと進む。今日はフルメイン、ゼノア150%、K山さんのトリムで時間を稼ぐ。
鳥海山は雄大で、未だ多くの雪を残している。里はやっと春を迎えた感。今日の海上も寒い。出羽富士が目の前に迫る酒田港には14時45分に着岸した。
早速、漁協へご挨拶に出向く。皆さん親切な応対だ。停泊の許可を頂いたあとに、我々の旅の目的である工楽松右衛門の帆と北前船の関係などを説明すると、そんな人達に、ここに停泊してはいけません、なんて、とても言えませんよと仰られた。兵庫県の日本海側の漁協とは連携されているとも申されていた。
疲れを癒す風呂は残念ながら閉鎖されており、かんぽの宿しかないとか。よって今夜は風呂を諦めた。
地元スーパーで買い物を済ませ食堂を探すも見つからず、結局、お好み焼き屋に入り、盛り沢山のものを頂く。お腹いっぱいになった。なかなか、日本海の魚にいきつかない。
明日は、北前船の足跡などを調べることにする。勿論、郵便局も写真におさめねばならない。それに、かんぽの宿の風呂にも・・・。
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