江差は天気不順で沈殿となった。4mの波があるとの予報、確かに風が強く寒い。前回の江差寄港時は北前船の調べが中途半端だったのでその対応も丁度出来る。
この江差、古い街並みでは民家外観も同じ色で統一されている。昨夜、ルナ艇長と夕食の帰りにその通りを歩いたが、街灯のオレンジ色が趣きを増していた。電柱がない電線地中埋設がより街並みを綺麗にしている、いにしえ街道という。
沈殿では、北海道クルージング旅のリスクは天気がひとつ挙げられる。特に山背という東風もその中のひとつ。春から秋にかけてオホーツク海気団から吹く冷気を山背というらしく、特に梅雨明けのそれは冷害などをおこして作物にも影響を及ぼすと解説されている。東北では霧を生むとも。昨夜、ルナ艇長と夕食の際にここまでの沈殿率を計算してみると30%近くあった。艇長曰く、戻り比率がその数値を下げるかな、と。愚生はその分の飲食も結構なものですねと笑った。
朝一番に江差海上保安署に伺い、お礼と明日の海域情報をうかがう。また食事処も紹介して貰う。そのあと、江差役所へ行き、M女史にお会いして先日のお礼を申し上げる。追分観光課長のOさんを紹介して頂き、北前船の情報や資料など頂く。お話はとても参考になる。帰り際、N先生へも宜しくと申して辞す。
役場のまん前の江差追分会館へ出向き、江差追分の実演を聴く。三味線、尺八の音色に江差追分を聴くと、とてもいい気分になれた。心にしみるものはなんだろう。
そのあと、演者の御三方と交流する。ここでもいろいろな話題が出る。それに歌手の方は北前船の模型を作るとのことで、そこでもおおいに話が弾んだ。演者のみなさんとで記念撮影をする。ルナ艇長に江差追分教室に参加しないかと声がかかっていた。
それと保安官に紹介されたニシンそば屋の1軒目は定休日、ここも紹介の2軒目に行きデカイ身欠きニシンの入ったそばを食べる。満足度100%だった。
その後、艇に戻りひと休みして開陽丸記念へ行ってみた。実物大の開陽丸は迫力満点だ。船の中が資料館になっており、当時の独国クルップ社の大砲や当時の様々なものが展示されていた。特にシアターをみると、全てが解る。
また、デッキには巨大マストがそびえ、更に勇壮さを増している。江戸末期の海の歴史、人間模様に触れた時間だった。
16時半に松の湯へ行き熱い湯船に浸かる。それから地元の和菓子屋に立ち寄り、保安官紹介のさと水で夕食を頂く。ここででの一期一会は大変に濃い出会いだったので、明日のblogでご紹介します。
江差の沈殿、何処も彼処も大変有意義に過すした。江差は本当にいいところです。
0 件のコメント:
コメントを投稿