2016年6月29日水曜日

leg53勝浦〜大島波浮

勝浦を5時、大島波浮港に向け出港した。航行距離は51海哩ほどかな。
勝浦沖の海域はうねりがある。風は安定しないが、強くはなかった。
野島崎灯台沖は、週の半ばからか、出入りの本船は少なく、問題なくクリアした。
ただ、ホンダワラが海面下に漂っているので、ワッチをしっかりやる。然し、海面下なので、見つけるがなかなか難しい。

房総半島を離れると、なんとも言えない波となる。尖ったそれではなく、油を垂らしたような静かな海面なのに妙なうねりがありローリングとピッチングが酷い。我が相棒のオートヘルム君の不得意な波形と波力である。まあ、北太平洋海域ってこんなもんなんだろ。然し、北からくだるなか、こんなのは初めてだ。潮流の関係もあるのかな・・・。風は南西、航路も南西、よって真のぼり、ヘッドセイルも出せない。

昨夜は眠りが浅く、気分がスッキリしない。コーヒーも無くなったので、飲むためには豆をひかねばならないが、その気になれない。
トンボが数匹ついてきた、その後は大きな蜂もきた。また、途中乗船客が・・・。トンボが一匹、愚艇にとまり、波浮港までついてきた。

今夜はまた雨とラジオの天気予報士が言っていた。その後は暫く安定するのかな。もう沈殿はいい。その沈殿の日の過ごし方だが、雨読はそのひとつ。
酒田で買った文藝春秋を酒田で半分読み、何処かの沈殿で読み終えた。今月号は釜石で買った。両号共に、目次から宣伝欄から連載小説までも大方読んだ。艇での3冊目はもういいって感じだ(笑)

波浮港の港口に15時15分に着く。
係留して、文学の道を歩いて、お風呂に行く。途中、波浮港郵便局へ立ち寄るも、残念ながら閉めていたので、風景印は手に入らなかった。局員と立ち話をして別れた。お風呂までの道を歩いていると、帰宅する郵便局の女性が車でお風呂まで送ってくれた。なんとも親切だ。風呂に入り、港鮨でべっこうにぎりを食べる。メダイを漬けにして、大島青唐辛子でいただく。地魚にぎりも最高に美味い。いい鮨屋だ。

波浮港、静かでいい港だ。明日は下田。

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