宮古を6時に出港した。ルナにはIさんが乗艇している。
途中で、漁船が大漁旗を揚げて連なって航行していた。何かのお祭りだろか、お互いの手を振り合う。
本州最東端のトドケ崎灯台を越えるのに、向かい風と波と潮も影響してか、対地速度で2ノットしかでない。FM岩手を聴きながら、我慢する。
そこを越えると東の風が少し強くなり霧も出てきた。所謂、小規模なやませなんだろうか。波の強さに翻弄される、速度は相変わらずでない。
瞬く間に、四方八方、濃霧で視界300mあるかないかの状況になる。
風は南南東15m位はあったかな、それものぼりだ。波は変な三角波がたって打ち付けてくる。ドジャーにはスプレーではなく波が直接あたる。先日、クリンビューを塗布してたのが効いてか、水玉になる。
エンジンはいつもようなご機嫌さが少々欠けるので、ルナに交信すると、ルナの無線は電池切れ、携帯電話は圏外とまあ・・・、こんなもんだ。
然し、太平洋、東北の海も手ごわい、手ごわい。
釜石港に入港すると、今度はタグボートが近づいてくる。危ないから反転するも追っかけてくる、それも3隻。そのうちの1隻が数10メートルまで近づき、乗組員が大型船が入港することを伝へてくる。VHFチャンネル16で会話出来る旨を伝えて、あと諸々話し合い、ついでに係留場所を聞くと、親切に教えてくれた。ルナにもそれを中継する。
舫を取った後は、遅めの昼食、Iさんお手製の焼きそばを頂く。その後、エンジンのチェックを行い、オイルの補充、冷却水用フィルターの掃除など行う。フィルター内は言わずと知れた、海産物が入っている。明日、ヤンマーへ連絡せねばならないことがある。
その後、街まで歩き、鶴の湯の風呂に浸かり、食事をして、タクシーで戻る。途中で係留場所が判らなくなる。挙句果てに、タクシーを降りて周囲を見渡している愚生を置いてけぼりにしてタクシーは出発してしまった。車中のドライバーを含めた3人は気付かないのか?まあ、不思議な出来事であった。
本日の濃霧、強風、三角波対応の機帆走訓練の後は、このお笑いでしめる1日となった。
明日は天候不順もあって沈殿。
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