2016年6月13日月曜日

釜石沈殿エピソード

海上は強風注意報が出ている。予定通り、沈殿となる。外は雨。
朝一、ルナのほうを見ると、Iさんが起きてる。どうした?と聞くと、漁師さんから魚貰ったと言うではないか。見ると、ハマチ1本、7〜80cmはあるかな。 まあ、朝から驚かせてくれる。
で、お礼と天気のことをうかがいにいく。そこでとても活気あるシーンを見せてもらう。若い漁師さん達が活き活き働いている姿を見てるとなんか嬉しくなってきた。
ハマチのお礼を申して、天気の具合を聞くと、ヨットを見て、今日、明日は出るのは止めた方がいいと、若い船長がいう。

その旨、ルナ艇長に報告する。一方、Iさんはハマチに格闘しようとしてたら漁師さんが来られて、さばいてやるよと。そうこうしてたら、別の若い漁師さんが氷を沢山持ってきてくれる。
さばく漁師さん、氷を運ぶ漁師さん、指示する漁師さんと若い船長、まあ、皆さん、親切この上ない。指示する漁師さん曰く、うちは社長が良いから、社員皆んなも人が良い。泉佐野水産の青いユニックを見たら、何処でも声を掛けてくれと・・・。

サクにおろしてくれた4身をいただき、Iさんの手料理である、カレイの煮付け、カブ、キャベツ、人参、胡瓜の一夜漬け、グリーンピース茹でサラダ、キャベツと玉葱の味噌汁、それにハマチの刺身、これで土鍋炊きごはんをいただく。料理も味付けもプロ級、それに手早い。まあ、美味いのなんのって、久しぶりにゆったりとした朝食を摂った。写真に写したのはもちろんのこと、blog掲載できないのが残念。
ラジオで、政府が若い農業従事者と漁業従事者に農業士、漁業士認定をするとか、報道している。さっきの若い漁師さん達に、もっと目を向けないとならないと更に感じた。

そのあと、ヤンマーへ電話する。ここもいろいろ対応くださる。
エンジンの部品交換をせねばならない、厄介な壊れかたをしている。それを外さねばならないが、本来の道具があればいいけど・・・、贅沢は言えない。今この艇にある道具で解決せねばならない。部品は明日、東京の部品センターから届くようだ。また、この部品の受け取り方も解決していない。

一応やれることをやったので、Iさんを見送りに街までバスで行く。ルナ艇長は所用があるので、そこで皆バラバラになる。Iさんは電車と新幹線を乗り継ぎ戻ると釜石をあとにした。別れは少々感傷的になる。

と、このあと、大船渡ヤンマーのHさんが、大船渡から釜石まで部品を持ってきてくださるとの連絡がある。よってオイルもお願いする。また、ヤンマーの部品でないVベルトまで手配くださる、それも自動車屋にあるベルトがいいからとそれを買って持っていくと。上記の本来道具である、逆タップまで持参くださる。大船渡ヤンマーのHさんの対応、本当にありがたい。

夕食の際に、ルナ艇長が、この旅では、いろいろなことがあったが、それを対処してきたなーと、ポツリといった。自然相手プラスに、このようにハード部分の修理やメンテナンスが付いてくる。なんでもセルフハンドで対処せねばならないが、そこもまた楽しいところかな。

それにIさんの話になり、その中で、ルナ艇長が、昨日の時化と濃霧のセーリング中、Iさんは、こわがりもせずだったと、感心していた。

明日も沈殿。エンジンの修理を終えたら、風呂でも入り、Iさんの作り置きしてくれてる料理をまたいただくことにする。

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