田辺英蔵著の「日本人は海が嫌い」の付録にアメリカズ・カップ年代記がある。
そこに、NYYCからアメリカズ・カップに勝利したオーストラリアのアラン・ボンドがニューポートで「俺のカップはどこだ」と問い、未だNYYCであることがわかり「なに、俺に NYまで取りに来いというのか・・・、スワンビールで顔を洗って出直してこい」と云ったと記されている。
アラン・ボンドは当時のスワン醸造のオーナー、所在は西オーストラリア州。州都パースにあるロイヤル・パース・ヨットクラブにもNYYCと同様ア杯を留め置くアンカーボルトが用意されていたらしいが、肝心のカップはそこにはなく、オーストラリアの各地を転々としていたと。本の中の、ほんの一部の抜粋ゆえ、分かり辛いと思うが、 NYYC、RPYCの両者共に青天のへきれき・・・。
一方のデニス・コナーは自身が奪われたア杯を、4年後に自ら奪い返す。そのことが本にもなり、そのうちの1冊を田辺英蔵氏が翻訳なさっている。
そういえば愚生のセーリングパンツにデニス・コナーブランドがある。10数年愛用しているが、尻当てなど工夫がなされ、とても丈夫な一品である。勿論、前開きはボタン式であることは言うまでもない。
今日は天気がいい、然しあのメンテナンス最中の天候はなんだっただろう。メンテナンスの後遺症、右手に加えて左手も痛くなり、動作がままならない。
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