大阪マーチスはこの海域を行き交う船舶のコントロール・管制を行うわけです。そこで、海峡で大阪マーチスと交信をと思いましましたが、交信する理由がありません。
我々のルートはカンタマ南灯浮標を南にみて、西方灯浮標(無線発信ブイ)を南に、航路ブイである#1、#2をポートサイドに見ながら航路を少し外して東方へ進路をとり海峡を抜け岩屋漁港へ入港。
海上衝突予防法などから航路横断を行う場合は直角に横断することが基本です。往路は航路外からのアプローチでしたから・・・。(本来はもう少し沖から進入だったかも)
復路は航路を直角に横断。明石海峡の規定航路は下チャートの赤い破線部分です。
丁度、当艇のスターボードサイド、海峡航路中央#3灯浮標付近で警備していた海上保安庁の巡視艇は直角横断の様子見てか、お尻を向けどこかへ行ってしまいました。
こうして大阪マーチスと交信することもなく、様々な船の交信を聴きながら帰路についたわけです。
母港入口近くまで戻りそろそろ入港準備と思ってた矢先、いきなり後方で本船の汽笛が鳴るので、振り返って見ると本船とヨットとのニアミス。セイルダウンのヨットが本船前を横断してました。
この本船はエチレン専用タンカーで某化学工場でエチレン荷役を行うものです。入港に際して進路を譲ろうと思い国際VHF16chでその旨を伝えると、沖アンカーするとの返答。
タンカーは当艇に対して、直進方向に進路を取っていたので、船名が見えないことを考慮してか「こちらは赤い船体のタンカー」と返答してました。勿論こちらも「前の白いハルのヨット」と交信。
明石海峡を航行する50mを越える船舶は常時国際VHFの聴取が義務付けられています。当艇はその範囲外ですが聴取してました。
国際VHFとはヨットや大型船舶に関係なく平等な位置づけで交信出来る大変便利なものです。
kurenai k.O
国際VHF、外部アンテナへ接続。 そのアンテナのことをルナ艇長は「棒」と言います。 その棒「シャークスピア8700」は勿論ルナにも設置されてます。 |
青いフニャフニャしたラインが航跡です。 一部青い海域に入っていますが、ここは水深の浅いところです。 |
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