2015年5月28日木曜日

シングルハンダーの道具

ルナ艇長が、係留する際に使う道具がある。シングルの時はそれをスターンパルピットに引っ掛けて出掛ける。多分、このロングクルージングの前半はひっかけてただろう。

写真はそれの真似物でホームセンターで手に入る部品を組み合わせたモックアップだ。
使い方はいたって簡単でボートフックの先端にスリーブを差し込み、岸壁の適当なものにU部を引っ掛け、ボートフックを抜き、艇のミッドクリートに仮舫いをとる。そのあと本舫を取るという段取り。
構造は違うが、立派な舫掛けが既製品であるが、結構いい値段なので手がでない。

使用時のシミュレーションをすると、引っ張り力がU部の頂点にかかるあいだはクニャリと曲がることはないが、荒天時、特に強風や嫌な波を受けて着岸するときは、横からの力が掛かったりする。このUバンドの材質はSS材、所謂、軟鋼というやつだから横の力には弱い。もう一本Uバンドを抱合せて気休め剛性を高めておこうかとも思うが、その分の重さは増す。SUSのUバンドでもあればいいのだろうけど。
まあモックアップといいつつも、愚生のことだから、そのまま使うのだろう。


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