2016年7月1日金曜日

leg55下田〜福田

7月1日、下田港を5時10分に出港した。相模灘から遠州灘に入る。
南伊豆の風景を眺めながらの機帆走だが、景色は大変いい。別荘団地のようなのものが山の頂にある。南伊豆は温暖な気候なんだろう。
今日は穏やかな天候なので、石廊崎も難なくクリアできた。石廊崎灯台のバックの山々には風力発電が立ち並んでいるので、強く風が吹くエリアであることは間違いない。

今は南の風が吹き、アビーム、クウォータリのセイル展開、H部さんの予想通りだ。
その後、9時を過ぎる頃から西南西の風に変わり、のぼりとなる。

今日の泊地である静岡県磐田市の福田は「ふくで」と読むそうだ。
この港には、お店など何もないとのこと。ただ17時迄は漁協経営の食堂が、シラス丼などを食べさせるようだ。風呂もないが旅館が1軒あるので交渉次第かな。多分、食事も風呂も諦めたほうがいいだろう。艇にあるものを食べる日となる。H部さんはビールとワインがあれば大丈夫と昨晩言っていた。然し、それが急展開、美味しいものにありつけた。

今日からもう7月やでーと今朝、ルナ艇長が言っていた。北海道一周をやめたにも関わらず、4月にまたがる航海となった。あちこちの沈殿港も想い出のひとつ。沈殿不機嫌、航行ご機嫌と昨日H部さんへ冗談を言うと、修行が足りませんなと、冗談がかえってくる。

遠州灘、海面になんとも知れない海藻群が一面に漂っている。気持ちいいものではない。
今日の来訪は、蝶、トンボ、ハエだった。海面はトビウオが心地よさそうに飛んでく。

福田手前10海哩ほどのところで、西南西の風が強くなってきた。9mを超えていたが、なにせ、向い風、ニッチもサッチもいかない。
16時に福田に入港すると漁協の若い職員が係留場所を案内してくれる。入港手続きをすると、あとから警官が来ますと。結局来られなかったようだ。

目の前の食堂は15時で閉店、然し、食材があり、シラスやら、エビやら、ままかりやり、焼きそばやら、手当たり次第に買うと、安くしてくれた。
シャワーを浴びて、ごはんを準備して、ビールで乾杯して、次はH部さんのワインをご馳走になる。ボルドー、香りよく、美味い。〆のシラスごはんは絶品だった。ワインともよく合う。

明日は三重県志摩市の波切港。





0 件のコメント:

コメントを投稿