少し荒れた海上で不安になることは、周囲に船がいない時だ。特に漁船などの小型船が見えない時は特にそう感じる。そんな時はルナとも数マイル離れている。
釜石legの時、霧に囲まれ、風は吹き、複雑な三角波に加えて逆潮の海域を漂った時もそうだった。
そんな時に限ってルナの無線電池切れで交信不能、携帯電話不通、よってルナ搭載レーダーの情報もゼロ。ルナにはI女史が乗っていた時だったかな。
エンジンも逆潮で負荷が掛かり白煙排気が少しでていたので、釜石の湾手前の断崖絶壁の半島を抜けて、ポートアビームで帆走できるポジションまできた時はホッとした。
愚生はなぜか、荒天の海の状態を忘れてしまう。よって、どの場面も一から対応なので、それに向き合わねばならない。そのたんびに嫌になる。
今日、ルナ艇長とで海上保安署へ出向き、署長並びに保安官のみなさんに航海の報告を申し上げた。各地の保安官にお世話になったことや、国際VHF無線が役立ったこと、波切legの時、伊勢湾での荒天時の巨大船回避の話しもした。それ以降、母港に戻るまでは、殆ど真向かへの風だったとルナ艇長が付け加えていた。
出港してからの荒天に変化する海には参る。
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