2016年7月31日日曜日

ヨット関連品の購入

昨日、TYCで雑談した中に、買物の話題があった。
愚生は何か商品を買う際には時間がかかる。ああでもない、こうでもないと迷う。但し、一方、店舗などで衝動買いをすることがある。その衝動買いの際の商品はバーゲン中のバーゲン品が多い。結果として必要でないものが大半。安物買いの銭失い、先人はよく言ったもんだ。笑いながら、そんな話をした。

そういえば、インターネットで衝動買いすることは少ないようにおもう。まあ、いるか、いらないか、そんな時は買わないにかぎる。

2016年7月30日土曜日

NPO行事

今朝からNPO行事でTYCへ出かけた。朝から気温は上昇、暑い。
Oさんと準備を終えて、子どもたちや付き添いのお母さんが乗り込み、運河を走り始めると、やっと涼しさを感じる。
体験セーリングに参加した子どもたちは元気、元気。また、操船訓練もする。なかなか上手い。みなさんの楽しかったのひと言に、朝から準備して、やってよかったとおもう。

そのあと、NPOの打合せを行うことになり、理事長宅でおこなう。今日から来月、再来月にかけてNPO行事が目白押しなので、その確認などもする。

打ち合わせを終えて、再びTYCに戻りみんなとヨット話を楽しむ。

そうそう、今日はジェノアを降ろして、セイルバックにたたんで車のトランクに入れた。寸法採りのために、Cさんのところ持ってかないとならない。暑い時期、まあ・・・。



2016年7月29日金曜日

荒天の海

少し荒れた海上で不安になることは、周囲に船がいない時だ。特に漁船などの小型船が見えない時は特にそう感じる。そんな時はルナとも数マイル離れている。

釜石legの時、霧に囲まれ、風は吹き、複雑な三角波に加えて逆潮の海域を漂った時もそうだった。
そんな時に限ってルナの無線電池切れで交信不能、携帯電話不通、よってルナ搭載レーダーの情報もゼロ。ルナにはI女史が乗っていた時だったかな。

エンジンも逆潮で負荷が掛かり白煙排気が少しでていたので、釜石の湾手前の断崖絶壁の半島を抜けて、ポートアビームで帆走できるポジションまできた時はホッとした。

愚生はなぜか、荒天の海の状態を忘れてしまう。よって、どの場面も一から対応なので、それに向き合わねばならない。そのたんびに嫌になる。

今日、ルナ艇長とで海上保安署へ出向き、署長並びに保安官のみなさんに航海の報告を申し上げた。各地の保安官にお世話になったことや、国際VHF無線が役立ったこと、波切legの時、伊勢湾での荒天時の巨大船回避の話しもした。それ以降、母港に戻るまでは、殆ど真向かへの風だったとルナ艇長が付け加えていた。

出港してからの荒天に変化する海には参る。

2016年7月28日木曜日

leg数他の修正

昨日、leg一覧を整理したと記した。
そのleg数とblogのそれが一致しないので、今朝ほどから調べると19leg目のblog表記が間違っていた。よって61legが正しい数。また航海日数も89日間である。

航海のことを記事に取り上げてくださった、神戸新聞と朝日新聞のことが心配になり、早速読み返すと、この数値については、記載がなかったので、ホッとしたところだ。

ついでに切抜き記事を読む。流石、新聞記者さん、起承転結な文章に改めて感心する。併せて写真入りで大きく扱っていただき、いい記念になった。と、今更ながらおもう。
神戸新聞の女性記者さんと朝日新聞の支局長さん、両新聞社に声をかけてくださった、まちづくり協議会のA木さん、みなさんに感謝、感謝。

然し、昔からどうも数値には弱い愚生、そのオールドセーラーの、ゆるく、スローな旅の記録。
この間違い、おおめにみていただけばと。



2016年7月27日水曜日

旅の途中

先日終えた航海のレグ表などを纏めはじめた。航海日誌に擬きのノートをめくり、日にちの確認などやる。
一昨日だったか、パソコンデータに散らばってた写真をひとつのファイルに纏めてみると1,500カットくらいあった。然し、気に入ったのは数十枚くらいではないかな。

整理をはじめるといろいろなことを思い出す。
立ち寄った港では多くの人たちと出会ったこと。濃い霧、波、うねり、風など自然の力に翻弄されながら凌いだこと。
航海にでたのは仕事に一区切りついたことがきっかけだった。
未だ、片付けも済んでいない、旅の途中。


2016年7月26日火曜日

接岸する場合・・・(追記)

艇を接岸する場合、同乗している人がいる時は、極力岸壁に近づけて接岸するようにしている。舷側に多少の衝撃を与えることになってもそうする。もちろん艇を保護するフェンダーを装着してのことだ。これは同乗者が舫を取ってくれたりする際に、出来るだけ飛び移ったりすることが無いようにする為だ。着岸が上手くいかない時、当然ながらやり直す。もちろん、速度はデッドスロー。

それから左舷着岸を極力選ぶ。これはプロペラを逆転させると、艇が左に振れる。それを利用すると着岸操作が容易になるからだ。
それから、舫を取っていただける人がいれば、先ずはバウの舫をビットやリングに固定して貰うと着岸操作がよりやり易くなりありがたい。右舷付けもするが、出来るだけ左舷を選択する。

この舷、左舷はポートサイド、右舷はスターボードサイド。
調べると語源は、昔の船は舵が右舷側に付いていたので、ステアリングボードサイド、それがスターボードサイドとなった。また、当時、船を左舷付けにしたのは、接岸する際、舵板が岸壁などに当たって損傷することが無いようにする為と、ある。

一方の左舷は荷揚げする関係からそれに合った名前だったようだが、紛らわしい呼び方だったので、ポートサイドとしたらしい。海自などでは、右舷はみぎ舷、左舷はひだり舷と呼称すると記されている。そうそう、昔は入り船で接岸する慣わしもあったようだ。

今の商業船など所謂本船は、どちらの舷でも接岸するようだ。ヨットの場合も、どちらの舷側に着けるかは、それぞれ操船する人の判断でありルールは無い。いや、多分・・・。

面白いのは、航空旅客機だ。どこの飛行場でも飛行機の左側、つまりポートサイドにボーディングブリッジを付けて乗客や乗員が乗り降りするが、いつかは知らないが、これは世界共通のルールにされたようだ。また機長は左操縦席に座るが、昔々の船の船長室は右舷だったとも記されている。

左舷着岸の時、プロペラを逆転させるとお尻がグーンと左に振れる。静かな港でバウの舫だけ付けて、エンジンを後進にしておくと、岸壁にビッタリ艇が寄り添う。これ、結構面白い。
然し、何度やっても接岸は容易でない。

2016年7月25日月曜日

夏風邪

昨夕、発熱した。
寒気がする、多分、冷房や扇風機が原因と思われる夏風邪なんだろう。ホームドクターから貰ってた葛根湯を飲んで温かい格好で休んだ。よって、昨日のBlogアップは出来なかった。
今朝は平熱に戻っていたので、予定の用事を済ませて、帰りに港近くのロープ屋をのぞく。以前から使っている種類の同径ロープを買う。ここはメーター寸法売りではなく、メカタ計り売りだ。

熱は夕方に出る、らしいが、さて、今夕は大丈夫だろうか。










2016年7月24日日曜日

昨日分、

昨日と今日は遠来の客があり、blogをスキップしてしまった。
今日も飛行機場迄見送ったりで、バタバタする。蝉が鳴くも比較的涼しい朝だ。


2016年7月22日金曜日

ヘッドセイル

ヘッドセイルのサイズをおおかた決めた。
小樽のK池さんは、今のジェノアを120%にリカットすればいいとのアドバイスだった。
ゆうこうマリンのCさんはリカットは勧めないと。それに自分の艇だったらサイズは120%プラス5%にするとの意見だった。
フォームラフを付けるから、ファーラーで30%巻き込んでもリーチカーブ、性能とも大丈夫とのお墨付き。

ビミニトップ布もだいぶくたびれてるので、これもそろそろ交換時期だ。
その場合は、この航海で実証した雨避け用簡易カッパは、ビミニとドジャーの間をジッパー式天幕がいいのではおもう。
フルドジャーのプランもないではないが、どうするか・・・。

このヘッドセイルを150%から替えると、タックの際、シートを引っ張る量が多分7m近く少なくなるのではないかな。セルフタックともおもうが、今はこれで充分。
現状のジェノアはUVカバーが劣化で破れ、ヒラヒラしている。それを見たK池さんは切ってしまえばいいよと言われてた。
劣化部は全て切り外してセイルカバーに入れて保管しておこうとおもう。

2年越しのプランなので、ここらで決めよう。



2016年7月21日木曜日

燃料給油

燃料供給は2トン車タンクローリーから、直接ホースで行うことが多かった。ローリー側にメーターが付いているので、愚生も手伝いすることになる。給油ひとつも結構楽しんだ。

一回で一番多く購入したのは90ℓだったかな。一番単価の高い所は確か小樽マリーナだったようにおもう。ここは世界のトップセーラーのひとりと偶然お会いしていろいろアドバイスをいただいたところでもある。

重たいおもいで運んだのは下田で、6艘のヨットを跨いで30ℓを持ち込んだ時は流石にフッとため息をついた。そのあとでスタンドに行ってみると、タンクローリーが駐車していたのをみて笑ってしまった。H部さんとミートした下田。

そうそう、タンクローリーのホースをリールから全部出して給油したのは江差だった。
この江差は、役場のみなさん、海上保安官のみなさん、江差追分の演者の方々、割烹のご夫婦と生ビール注ぎの上手な女性、レーザークラスで欧州遠征する校長先生、出光GSの人たち、風呂屋の主人、羊羹屋の店員さんなど、お会いしたみなさんとの想い出の多いところだ。

波切港の出光GSのローリー給油も印象に残る。荒天の海上から繋がり難い電話で、風呂と食事を頼んだ民宿経由で給油予約したり、約束の時間18時ギリギリ入港だったりと。

そういえば、エンジンオイルの注ぎ足しも何度かやったな、まあ、機帆走だから当然のこと。オイルも釜石で買った。ルナ艇長は函館で買われた。
この燃料給油やオイルでもいろいろ経験した。




2016年7月20日水曜日

shall we danceと、

録画の中にシャル ウイ ダンスがあったので、午後からそれをみた。リチャード ギア主演の米国版、みてみると面白さも違う。本家の日本版もみたが、ダンスシーンを含めて感動する場面がいくつもあった。

shall we danceと、もうひとつが、ウォターワールド。ケビン コスナー主演のこれも古い映画だ。ヨットトリマランを操るところが面白い。ヘッドセイルはファラーで、メインセイルのブームが分割式になっているの凄いアイデアだ。それにパラシュートをランニング・ランで使うアイデアなども面白い。

なんでもかんでもヨットにつなぐ、と思われるかも。でも、いろいろな場面に、タイミングよく出てくるので、仕方ない。

リチャード ギア、ケビン コスナー両氏のファンだが、然し、2作共いい映画だ。


2016年7月19日火曜日

Tara号 NHKTVで放映

昨夜、テレビのスイッチを入れたら、海洋アドベンチャー タラ号の大冒険を放映していた。
このTara号はアニエス・ ベーさんがオーナーであり、彼女の海と船へのおもいが詰まっているヨットだ。今後の航海では日本を訪れるとのことで、北野武さんが大使をつとめている。番組の案内は俳優の西島秀俊さんであった。

Tara号のミッションは地球研究を行うもので、学者が乗り込み、北極海で地球温暖化の調査をするシーンが纏められていた。驚くのは北極海の氷に乗り上げて、そのまま閉じ込められなが流氷となる北極の氷とともに北極圏を目指すところだ。ハルはアルミで見るからに頑丈そのもの。
そのあとはプランクトンの研究航海と日本を含めた外洋航海への出航シーンで番組は終わった。

もうひとつの番組、池内博之の漂流アドベンチャー黒潮に乗って奇跡の島へ。これもNHKだ。同じ様な時間帯にヨットの関わる2つの番組が放映された。これにはJSAF外洋東海が協力されていた。鳥島への航海で、番組はその島へ辿り着いた昔の人たちのこと、そこから脱出する為の船のこと、アホウドリの生態などを紹介するものだった。

両番組とも、ヨットを利用した外洋航海が重なっている。また、キャビン内部も見せるので、興味が更に深まる。再放送を調べてみたが、今のところはないようだ。

深夜に偶然にみたが、両方とも素晴らしいドキュメンタリー番組であった。勿論、ヨットも含めて。

2016年7月18日月曜日

梅雨明け報道

海の日の今日、梅雨明けしたとみられるとのニュース報道。であるなら、梅雨明け10日はとても暑いといわれるので、しばらくは猛暑日が続くのだろう。然し天気はよく解らない。

そうそう、NHKの大河ドラマを4月10日、つまり出航の翌日から録画していたので、かなりの量であったが、それをここ数日で観た。今日も数編観たので、整理は出来なかった。

もうひとつ艇の修理リストも再整理がいる。
88日間、寝泊りすると、いろいろなことがわかる。キャビンはよりシンプルにすることや、スライドハッチの分解とシーリングなどのメンテナンス。その他、気づいたことを航海日誌擬きに記しているので、それをリストにするなど。
いや、ここはリスト化より実践かな。まあ、副資材などの準備もいるので、すぐさま実践とはならない。

横にウエストマリンのカタログがある。これは、昨年で印刷終了となった最後のカタログだ。大方に商品は同じものなので、見て楽しんでいる。ウインドショッピングならぬ、カタログショッピングだ。

2016年7月17日日曜日

整理が進まない

航海の記録整理がなかなか進まない。
なぜ整理が進まないか、その理由を先日訪問した前職場の同僚Y女史に話した。その反応も面白かった。まあ、それはそれとして、写真や実績などの纏めに手を付けねばとおもう。

整理するといってもデータは、毎日航行中、荒天であれ実況風に作成したblog。寝る前に書いた航海日誌擬きのノート。泊地の係留写真。燃料購入実績。GPS受信からプロットされた航跡くらいだ。

昨日、燃料をどのくらい使ったか、何処の港が印象に残ったか、写真はあるのか等、たずねられたが、これも整理ができていないと、すぐさま答えられない。

そもそもデータ整理や書類の片付けは苦手なほうなのでいつも後回し。今月は少し時間があるので真剣にやろうかと・・・。




2016年7月16日土曜日

泊地清掃と焼肉パーティー

今日は朝から市役所との共同で泊地清掃を行った。
毎年、この時期にあるので、海上班、陸上班に分かれて2時間ほどみんなで汗を流した。

そのあと、しんちゃんの声掛けで、焼肉をやることになった。買出しする人と、準備をする人に分かれてスタートした。焼肉はみんなでワイワイ言いながら頂いた。
今回の航海の話題にもなり、M屋さんと何人かの方々とでお話しする。ピンチもプラス思考に変えたなどお話した。実際にそのようなことが何度かあった。

朝から天気がいいのでキャビン内のソファなどを天日干しした。何度も干さないとならない。この作業は、焼肉を準備する前に済ませていたのでよかった。
キャビンの中は、かなり散らかっている。あと2回ほど片付すれば、まあ、一応おしまい。
然し、明日はちょっと休養しようと思っている。

ソフトウエア

航海で使う気象海象のソフトウエアには、海上保安部情報MICSの警報通知とpredictwindを使った。これらは随分と役に立った。predictwindは釜石の港で1ヶ月利用契約した。様々な海象がグラフィックで表現される。気象庁の船舶向け気象情報も同じような仕組みがある。北太平洋の情報で見ると、排他的経済水域迄を網羅しているので、陸地近くを航行するには広義過ぎる情報となる。

一方、有料のそれはピンポイント情報が得られることと、時間軸作動や画像工夫が施されているので見る側を楽しませてもくれる。月間の利用料360円、これ高いか安いか。いずれにしてもそろそろ契約が切れる。これらはYさんが教えてくれた気象海象関連のソフトだ。
そういえば、Yさんご夫婦とブルワンちゃんは母港に戻られたかな。

航行用では、new pecが役に立った。これがなかったら、いろいろな情報を複合させなければならない。これがあることで定置網や漁具の位置が明確に解るから、初めての海域でも安心した航行が可能になる。勿論、表示されない刺網やら様々な漁具あるので、航行中のワッチは重要だ。
このnew pecは日本水路協会のもので、所謂、電子海図ソフトをパソコンにインストールして、GPSとで使うので、インターネット接続は不要。よって電波事情などに左右されることはない。
このソフトが出始めた頃だったか、バージョンが変わる頃だったか、確か3ヶ所エリアを購入すれば全エリアが無償となる時期があり、ここぞとばかり購入した。今までは、一部エリアの使用のみだったが、今回の利用である程度償却できたかな、と思う。

海図、気象海象などのソフトウエアが航行支援をやってくれる。北前船の時代と比較など出来ないが、何れにせよ、昔の人たちは凄い。五感や経験で乗り越えていたのだから。それもソフトか。


2016年7月14日木曜日

上空からの航路

眼下に大島が見えてきた。
房総半島から、この大島波浮の港、ペリー来航の下田港、相模灘、遠州灘と航行してきた。眼下はまさに広域俯瞰。
そうこうしてると志摩半島上空。そういえば、遠州福田港から志摩半島大王崎波切港の間では、高いうねりと不変則な高波、強風にさらされたな。右舷からくる巨大船回避では目の前を壁のような左舷船側が通過したこと、5m近い波の中でのバウ作業などを思い出す。

その後の数日のlegも南西の風と伴う波に翻弄され、避難港に入港したりといろいろあった。愚生はコックピットでいつもラジオを聴く。ルナから無線で、こんな荒天でよくラジオなど聴くなーと言われたこともあった。高波がブームを越えてメインセイルにドカンと当たったりしてた時だったかな。

その海域横の鈴鹿上空を飛行中、気流が悪く、よく揺れている。
着陸態勢のアナウンス。海峡の航路ブイが左下に見える、このshipもブイの右側を飛行している。
今日は梅雨の合間の晴れ、上空から航路をみることができた。


2016年7月13日水曜日

スピード

8日かけたところを1時間程で移動した。
パイロットでヨットをやる方を何人か存じてるが、飛ぶことと、海面をsailingすることが等しい原理だからなのか、或いは、スピードの違いを楽しまれるのか。今度、元パイロットにお会いしたらうかがってみようと思う。

ヨットというスポーツ、このフィールドがスポーツの中で一番大きいと表現された方がいて、今日はその方とお会いした。今日も同じことを申されていた、その心は、やはり以前にsailingを経験されていたとのこと、ディンギーを楽しんでいたようだ。
改めて、フィールドの話に、納得した次第。

スピード、sailingで8ノットでたと喜ぶのは、愚生だけではない。パイロットの皆さんもその心境かな。


2016年7月12日火曜日

市長との面談

午前中、ルナ艇長とで市長のところへうかがい、寄港地での北前船と工楽松右衛門翁のことをご報告した。副市長、関係部長も同席された。
建築士でもある室長から工楽松右衛門邸の改修プランの概要をうかがう。改修には3ヶ年をかけるとの説明だった。いくつかのプランを見せていただく。
ハードとソフトの組合せがうまく融合すると素晴らしいものになるだろうと思った。

北前船寄港地フォーラムについての話題では、どのような参画方法があるかなどの意見交換もした。現地をご覧になることをお勧めする。
そのとき、フッと、江差や宿根木、酒田、深浦などの風景とか、お会いした皆さんのことを思い出した。まだ、旅の途中なのか・・・。

帰りに市役所の食堂で早目の昼食を摂る。ルナ艇長も愚生もまだ肉不足のようで、カツカレーを注文、美味しくいただく。

明日は工楽松右衛門邸の改修についての概要説明会があるとのことで、ルナ艇長が参加される。その後、ルナ艇長はテーマに添って、この度の航海の話などなさるようだ。

愚生はそろそろ仕事モードに入る。8日かけたところを、明日は、おおよそ1時間程で移動、所謂、非日常からの脱皮だ。

2016年7月11日月曜日

洗濯など

昨日、デッキシューズを洗濯した。洗剤はボディソープがいいらしく、艇に積んでるものを使って、スポンジでゴシゴシと洗ってみた。お気に入りのデッキシューズなので、少し丁寧にやった。
今日は今日で、昨日、日干した寝具などをコインランドリーで改め洗濯した。これで、大方の片付けが済んだ。

航海中はコインランドリーを探して洗濯すると、ホッとしていた。今日洗濯した寝具だけは、日干しはするも、洗うことは出来なかった。そんな寝具でも、包まれて寝る時はホッとしていた。




2016年7月10日日曜日

日曜のTYC

TYCのメンバーに久しぶりにお会いした。皆さん、元気に活動なさっていた。
今日は天気もいいので、バースのマット類を日干した。布団やシーツなど寝具も取り敢えずは日干して、洗濯するために持ち帰った。また、キャビンの中の湿気も少し取れたようにおもえる。

夕方、干し物も片付け、メインセイルにカバーして、ゼノアシートも3ヶ月振りに外した。舫などのロープも少しは潮出し出来たようだったので、そのロープを捌いて、パルピットに固縛したり色々やってたら、17時を過ぎてしまった。

ホームポートは皆さんがいて、やはりいい、休日のTYCは落ち着けるところだ。


2016年7月9日土曜日

説明資料の作成

北前船と松右衛門帆について、市長への説明資料を作成していると、急な用事の為、中断した。明日、纏めてルナ艇長へ連絡せねばならない。

実は艇に、現地で収集した資料等を置いているので、それを見ながらがいいと思うが、それより、昨日の2紙の朝刊記事で説明するのが解りやすいかも知れない。
記者の文章は起承転結、これ以上のものはない。また、教育委員会やその学芸員の方々が色々資料をお持ちなので、そこを語る必要もない。

明日、箇条書きで纏めることにする。










2016年7月8日金曜日

今朝は片付け

昨日迄の起床時間がまだとけなくて、目が覚めた。
艇内の片付けや、荷物おろしなどをやる為に、係留場へいった。小雨が降っていたので、潮出しにも好都合。潮かぶりのメインセイルもカバーはせずに雨をあてる。

帰りにコンビニに寄って、神戸新聞と朝日新聞を買った。そのあと、ルナ艇長へ電話した。早速、買いに行こうと言われてた。
夕方、またも電話があり、来週、市長のアポイントが取れたとの連絡があった。明日は資料を纏めねばと・・・。

今日も色々と用事があり、それらをこなすと少々疲れた。
明朝はゆっくり寝ることにしよう。

そうそう、体重計量すると、3Kg程減っていた。お腹のぜい肉が取れた。セーリングはダイエットになりますね。

2016年7月7日木曜日

leg61和歌山マリーナシティー〜HP

4時、夜が明ける前、航海灯を点け和歌山マリーナシティーを出港した。
友ヶ島水道は逆潮1.3knt、丁度、最強を避けることができた。大阪湾には、6時30分頃に入った。左舷は洲本市、右舷は阪南市辺りだろうか。沖ノ島周辺は漁船で一杯だ。
それに潮どまりはホンダワラも一杯、ホンダワラがスラックスをはいてたのには驚いた。昨日のビニールもそう、以前はロープがくっ付いていた。単独でないやつ、これが困る訳で、オイオイ、群れるなよ、と言いたい。

上空は関空朝着の国際線機が飛んでいる。海上後方は本船だらけ、それも大型コンテナ船が航行している、流石、友ヶ島水道だ。

今朝は起きて直ぐ、昨日買った和歌山産バレンシアオレンジに、残ってたトマトに梅干
とサプリメント。そのあと、セイルをあげコースをとって、コーヒーとパンとゆで卵にバレンシアオレンジで朝食する。納豆がないのが残念。昼はスパゲティでも茹でるかな。

海峡大橋の橋脚が見えてきた。10時に海峡大橋を越え、西流に乗り、8ノット巡航、気分いい。N保安官へその旨連絡した。

ルナ艇長から、まだ入港時間まで随分あるので、今からB缶開けると無線。こちらは丁度、コーヒーを入れたところだった。
そう言えば、そろそろ昼食。入港時間の関係からセーリングしながら、スパゲティとS&Bレトルトソースをからめてアラビアータ製作。味は間違いなく上手い。デザートは沢山買ったバレンシアオレンジ。久々のゆったりした時間だ。

14時に母港に入港。まちづくり協議会のメンバーの皆さんのお出迎えを受ける、恐縮至極。更に、朝日新聞社と神戸新聞社の記者の方も来られてて、取材を受ける。この段取りもまちづくり協議会のメンバーの方がご手配なされた。
北前船と工楽松右衛門翁のお話、各港で知り合った方々のこと等、お話した。

そのあと、係留場で色々あり、H部さんとルナ艇長に、大変お世話になった。暑いなかの作業、本当にありがとうございました。
そして、焼肉屋に直行、ビールで乾杯。焼肉もビールも、まあ美味いのなんのって。
そうそう、 まちづくり協議会の女性メンバーの皆さんが夕方のNHKニュースで活動紹介の放映をみて、ビックリ仰天だった。
帰りの道々、 また電車に乗っても、ゆらゆらと揺れている。これはビールの酔いだけではないだろう。

今回のLunaとkureniの風の旅、航海距離は約2,500海哩、4,680Kmでした。

旅先では色々な方々に支えていただいた。あたたかな人情に触れる旅でした。
各係留港の地元皆さま、行政の皆さま、各港海上保安官の皆さま、高砂地区まちづくり協議会の皆さま、blogをお読みいただいた皆さま、NPOの皆さま、TYCの皆さま、Kさん、Iさん、本当にありがとうございました。
そして、ルナ艇長、H部さん、お疲れさまでした。
ありがとうございました。

2016年7月6日水曜日

leg60周参見〜和歌山マリーナシティー

周参見港を5時に和歌山マリーナシティーに向け出港する。港内でセイルを揚げる際に、ポカミスを数度やる。ニューペックはマウスが故障、コックピットでの100%操作ができないので
今日は気をつけないと思っている矢先にトラブル。色々チェックをやる。結果として何事もないようだ。昨日、H部さんにルナ艇長のトラブル履歴を話したばかりだった。然しまあ、師匠・教授の真似をここまでやらなくても・・・、こう書くと叱られるか。まあいい経験だ。マッカランは炭酸で割るのが美味い、勿論、氷などいらない。

今日の海域は潮加減がいいのか、プラス速度がある。今のところ、波は静か、風はさっきまで北からいい具合に吹いていたが、今は南からで、クウォータリ。7ノットは出てる。
こちらは塩加減の方だが、朝、ゆで卵を2個作った。随分前に買った卵、常温保管について、H部さんに聞いてみる。
曰く、食べてみて、ピリっとしたら具合が悪いと。いい具合に茹だった黄身から食べてみたが、ピリっとはしなかった。結果はあと2時間後か。

先ほど、この航海でづっと付けてた雨避けと防寒用のビニールオーニングをたたんだ。随分、役にたってくれた。あちこち、補修だらけ、潮まみれ。

日ノ御埼灯台を10時過ぎに通過、この付近にはホンダワラ、ビニール等が潮止まりに多く浮いている。左舷にLNG巨大船がアンカウリングしている。阿南市、雲に覆わた淡路島と友ヶ島水道、沖の島、地島等が視界に入る。南下しているヨットも見える。ただいま紀伊水道を航行中。
まあ、ホンダワラの多くこと。色は関西カラーだ。

14時15分に和歌山マリーナシティーに着いた。
ルナ艇長とH部さんには乾杯をお待ちいただき、艇を水洗いする。
乾杯後、H部さんホンダワラ落とし。なんと、ビニールとホンダワラがぷかッと浮いてきた。
目と鼻の先のマーケットで和歌山産バレンシアオレンジを買い、黒潮温泉で湯に浸かり、夕食を摂る。艇に戻り、H部さんのブルゴーニュワインを頂く。このワインが上手い。
ルナはクーラーの準備を終えた。明日は4時出港。

2016年7月5日火曜日

leg59紀伊勝浦〜周参見

勝浦を6時に出港、周参見を目指す。ココは串本とムコウは大島、中を取り持つ連絡船・・・。の間を抜けて、潮岬沖を通過する。今日はH部さんが一緒なので、色々とお喋りをする。また、適当な時間に好物のビールを一杯飲まれ、喉を潤されていた。

海域はまたもや向かい風、波も適当にあるが、快適な機帆走だ。周参見近くの山の上には別荘のような建物が立ち並んでいる。凄い見晴らしなんだろう。

14時15分に周参見港へ着く。燃料を補給して、ビールで乾杯をやって、ホンダワラ落としのお手伝いをやっていただいく。H部さんもコツを覚えられた。
小さなホンダワラでも、回転に影響するので、除去しておく必要がある。気温は37度を越えているので、汗びっしょりになる。

直ぐ近くに国民宿舎があるというので、期待してたら、つぶれていた。風呂を含めた情報収集と買い物のために港近くの地元コンビニにいき、お話を聞くと、南紀すさみ温泉ホテル ベルヴェデーレで風呂に入れると。
早速、ルナ艇長が電話すると、迎えに来てくれることになる。お店のご夫婦にお礼を言って、迎えの車に乗る。

山の上の立派なホテルに到着、早速、展望風呂で周参見沖を眺めながら温泉に浸かる。最高の気分だ。このホテルで夕食を摂る。名物のイノブタ料理がとても上手い。
帰りは、艇の横まで送ってくださる。感謝、感謝。
このホテルは国民宿舎だったのを民間の方が買い取ったとのこと。ホテルの皆さんとても親切だった。ベルヴェデーレ、いいホテルだ。

明日は和歌山マリナシティ。

2016年7月4日月曜日

leg58錦漁港〜紀伊勝浦

錦漁港を6時15分に紀伊勝浦に向け出港した。定置網漁船と港口で交差する際、手を振ると大勢の漁師さんが手を振ってかえしてくる。色々な合図をされる。無事に航行しろと理解した。
錦漁港は昨日のblogに記したが、その印象通りだ。

K山さんのお話しの中に、古事記には、錦は丹敷と記されているとのこと。また神武天皇のことなどうかがい、改めて海から深い山々の背景の錦をみると神秘さを感じる。

今日の海域は打って変わり静かだ。尾鷲を越える頃には少し波が出てきた。昨日のようなことはないが、バウは結構上下する。然し、オートヘルム君はよく働いてくれる。これとゼノアのUVカットカバーは満身創痍である。
この航海中、ドジャーとビビニトップの間にUVカットの天幕を固定取り付けしている。その効果からか日焼けは少ない。また太陽光を遮るので涼しい。

昨夜は暑くて、少々寝不足。居眠りしてしまいそうだ。ルナ艇長から無線が入る。目覚ましに無線を入れたようだ、皆さん、昨夜は寝不足。

そうこうしてるとNHKラジオ第一放送に雑音が入りだした。エリアカードを東海から近畿②にかえると鮮明な音になる。いよいよ近畿エリア、つまり和歌山県内に入ってきたようだ。丁度、11時なのでルナと交信して昼食タイムとする。
近畿エリアに入ったことを記念にB缶を開ける、この航海で初めてだ。この揺れ、結構カロリー消費する。ダイエットにもってこいだ、ということを発見した。

14時過ぎから、真向かいの風に波が出てくる。行く手を阻む、この3日間パターンだ。それに黒潮が加わる。黒潮と真向かいの風を避けて陸側へ針路をとりながら、那智勝浦を目指す。
マウスの左スイッチが壊れたので、モニターコントロールができない。いちいちキャビンに入りパソコン操作せねばならない。予備のマウスの受発信USBを探さねば。

新宮沖はエメラルドグリーンの海の色とインクブルーが混在する、とても綺麗な海だ。
紀伊勝浦は島々が色々な形になり、不思議な風景だ。16時30分頃に入港した。舫を手伝ってくださる人がいた。ありがたい。清水からのヨットの方が挨拶に来られた。有名なヨットである。暫く、雑談する。

その後、徒歩で温泉銭湯にいき、いい風呂をいただく。夕食はマグロ料理をいただく。大将が生ビールをジョッキになみなみと泡などたてないで注いでくれる。H部さんはニンマリして、いつものよう2杯飲まれた。

明日は周参見。H部さんはこのleg、愚艇に乗られる。

2016年7月3日日曜日

leg57波切〜錦漁港

波切漁港を6時15分過ぎに出港、九木港へ向かう。
海域は昨日と同じように波が高い。風は15m吹いているので、昨日より少し強い。それも西寄りなので、真向かいだ。よって3ノット程度しか速度はでない、それを38海哩航行するには少々無理がある。

波も高くなり、横から前からとブチ当たってくる。ドジャーに波がそのまま当たってくる。
また、ブームを超えて、メインセイルにまでくるのだから、嫌になる。5m位のが何度かくる。横波、これはいけません。

まあ、北太平洋だから仕方ないと思っていたら、錦漁港か長島港へ避難しようかと無線が入る。で、錦漁港に決まる。転針するも横波に注意がいる。ポートから風を受けるので、速度は上がる。14時15分に入港する。
愚生は錦漁港のような山に囲まれた港が好きで、ここは日本の漁港そのものと思える。ルナ艇長にいい港ですねと。

シャワーを浴びに町立のリゾートエリアに行くと、K山さんという方に出会う。
この方、びっくりする経歴の持ち主だった。スーパーに連れていってくださり、食事の為、自宅を提供くださり、奥様から魚や豆腐、海に関わる縁起物のお菓子をいただくなど、大変お世話になる。また、K山さんは地元神社の神主さんでもあった。帰りには、港迄送ってくださる。ご夫婦ともに親切な方で、本当にお世話になった。

係留場は風もなく、大変暑い、といっていたら風が吹いてきた。
明日は勝浦。

2016年7月2日土曜日

leg56福田〜波切

福田漁港を5時に出港、波切漁港へ向かう。その前に、男女の警察官が職質に来られた。つまり、4時台だ。昨日、漁協の若い職員が言ってたが、それが早朝になったわけだ。

出港後の遠州灘は静かであったが、渥美半島沖から、風も波も強くなってきた。予想通りだ。それに風は残念ながら南西、よって味方にはならず、抵抗そのものだ。
この航海では、なぜかしらそのパターンが多い。

艇はローリングにピッチングにと、よく揺れる。ルナも波の上にバウが飛び上がっている。兎に角、速度が出ない、こんな時はジッと辛抱するしかないので、こうしてblog原稿でも書く。ルナ艇長から、荒れた海上でよくblogなど書くなーと、よく言われる。

実況すると、3m以上の波が艇の前や横にあたる。オンボロ風力計が差す値は12m。また、こんな時に限って、右舷サイドから巨大船が近づく、あちらが航路優先なので、譲るために針路をかえる。多分、本船スピードからして、針路は変えなくてもいいのだろうが、先んじて法律通りの対応をする。

やはりここも北太平洋、バウが5mくらい持ち上がる。その際、CQRアンカーのストッパーが動いたので、テザーをジャックラインにつけて、波のタイミングをみながらバウまでいって処理する。結構大変な作業、ずぶ濡れ覚悟で・・・。

波切漁港へは予定より遅い入港になるだろ。
で、17時過ぎに入港。今日のlegは値打ちのあるひとつだったかな。

大王荘に風呂と食事と加えて軽油の給油先への連絡をお願いする。
給油を終え、風呂に浸かり、夕食を摂る。風はゴーゴーと唸っている。ルナ艇長、明日は出れるかなー、と。出港の場合は6時頃となる。


下田からH部さん再乗艇

H部さんがルナに再乗艇されて3日目。下田から毎晩、ワインをいただくことになる。昨夜はボルドー、赤ワインだが、シラスや海産物にも合う大変美味しいワインであった。

飲みながらお話をうかがうと、H部さんはヨットを手に入れる準備をされておられるとのこと。早ければ、この秋の万灯祭に自艇で参加なさるかも。

また万灯祭播磨灘ヨットレースには特別賞をプレゼントして下さっており、その蓄えがある間、H部さんお気に入りのスコッチウヰスキー、シングルモルトをH部特別賞にと提案したいとおもっている。勿論、レース大会関係者で決めることになる。
このシングルモルト、ラベルに小さなヨットのマークがついているのがいい。味は勿論、愚生はそのラベルがとても気に入っている。

それと今回、下田から乗られたのは、いずれ伊豆などへ航海をなさるのだろうか。
まあヨットに限らず、幅広い知識、趣味をお持ちの方だ。このスコッチウヰスキーにもH部さんの物語がある。共通友人であるS尾さんを通じて知り合った。我々の母港迄のlegをご一緒する。何処かのlegで愚艇にも乗っていただく。質実剛健、然し、ご趣味は日本文化そのもの、繊細この上ないものである。文武両道をこなされる素敵な方だ。

2016年7月1日金曜日

leg55下田〜福田

7月1日、下田港を5時10分に出港した。相模灘から遠州灘に入る。
南伊豆の風景を眺めながらの機帆走だが、景色は大変いい。別荘団地のようなのものが山の頂にある。南伊豆は温暖な気候なんだろう。
今日は穏やかな天候なので、石廊崎も難なくクリアできた。石廊崎灯台のバックの山々には風力発電が立ち並んでいるので、強く風が吹くエリアであることは間違いない。

今は南の風が吹き、アビーム、クウォータリのセイル展開、H部さんの予想通りだ。
その後、9時を過ぎる頃から西南西の風に変わり、のぼりとなる。

今日の泊地である静岡県磐田市の福田は「ふくで」と読むそうだ。
この港には、お店など何もないとのこと。ただ17時迄は漁協経営の食堂が、シラス丼などを食べさせるようだ。風呂もないが旅館が1軒あるので交渉次第かな。多分、食事も風呂も諦めたほうがいいだろう。艇にあるものを食べる日となる。H部さんはビールとワインがあれば大丈夫と昨晩言っていた。然し、それが急展開、美味しいものにありつけた。

今日からもう7月やでーと今朝、ルナ艇長が言っていた。北海道一周をやめたにも関わらず、4月にまたがる航海となった。あちこちの沈殿港も想い出のひとつ。沈殿不機嫌、航行ご機嫌と昨日H部さんへ冗談を言うと、修行が足りませんなと、冗談がかえってくる。

遠州灘、海面になんとも知れない海藻群が一面に漂っている。気持ちいいものではない。
今日の来訪は、蝶、トンボ、ハエだった。海面はトビウオが心地よさそうに飛んでく。

福田手前10海哩ほどのところで、西南西の風が強くなってきた。9mを超えていたが、なにせ、向い風、ニッチもサッチもいかない。
16時に福田に入港すると漁協の若い職員が係留場所を案内してくれる。入港手続きをすると、あとから警官が来ますと。結局来られなかったようだ。

目の前の食堂は15時で閉店、然し、食材があり、シラスやら、エビやら、ままかりやり、焼きそばやら、手当たり次第に買うと、安くしてくれた。
シャワーを浴びて、ごはんを準備して、ビールで乾杯して、次はH部さんのワインをご馳走になる。ボルドー、香りよく、美味い。〆のシラスごはんは絶品だった。ワインともよく合う。

明日は三重県志摩市の波切港。