運慶と快慶、天才仏師の金剛力士像をテレビ番組で紹介されていた。像は6千数百の部品を組み合わせて作られているそうで、5等身の像を人間目線で山門から仰ぎ見ることで7等身になると、目線は絶えずその人間を見ている。
口を開けている阿形と口を噤んでいる吽形、南大門の金剛力士像は、携わった人々の阿吽の呼吸で、か。後世に残して恥ずかしくないものを作るという仏師のプライドが伝わってくる。部品で作り上げて、組あげては、修正していったそれが、今もこれからも・・・。
中学生の頃の美術の先生を思い出す。H女史先生の仏像美術の授業の際に、お寺を訪問して仏像を拝観する際の所作などを教えてくださった。
西洋絵画の授業である油絵の印象を聞かれた時、ルーブルに行ったことがないので解りませんと生意気云った少年時代を思い出す。この歳になってもそれが抜けないか。
落ち着いたら、奈良やそれこそルーブルに。そして奈良茶、パリカフェオレ・・・。
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