2011年7月26日火曜日

今朝の通勤車中での出来事

 通勤のバスに乗ると、優先席で1歳位の男の子が母親の膝のうえで、大きな声を出し、身体をくねらせ、むずがっている。私と同じ停留所から乗った初老のご婦人が、その席の横に座り、むずがる子をあやし始めながら、自分のバックから、ペットボトルを取り出し、「自宅で入れた水だから大丈夫よ」と、その子に与えようとする。
 母親は恐縮しながらも、少し心配顔でそれを受入れた。男の子は冷たそうな水を飲むなり、泣きやみ、むずがるのを止めた。ご婦人は、「このくらいの歳の子は、喉が渇いたことを表現出来ないのよ」と母親に優しく教える。
 そのうち、男の子はご婦人に懐き、膝に抱かれていた。母親も子育ての先輩であるご婦人との会話を楽しんでいた様子。朝の出来ごと。居合わせたお陰で、昔はこんな風景あったなーと思い出させて貰った、そんな車中のひととき。
Kurenai KO

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