7時30分を目途に出航を決める。
ある程度の風と波は承知のうえでの決める、なぜなら、この先、天気は下り坂だから・・・。
案の定、室戸岬は近辺は波も風もあり、愚艇のドジャーを超える位の波が、何度か打ち付けてきた。プロペラの空転もあった。
途中でエンジン中立でセーリング、燃料節約を兼ねて、東北東の風、10m弱をスターボードで受けるながら、2ポイントリーフで6.5 ktのスピードを出す。なんともいい気分だった。
おまけもあって、今度はポート(左舷)のレイジージャックのロープが切れた。これで両サイド切れたことになる、まあロープの劣化・・・。荒天の時に限ってこのようなトラブルが発生する。当然ながら全ての設備や部品に力やストレスがかかっているので、要は弱いところにしわ寄せがくる。
メインセイルを降ろすまでに、なんとか策をと考えていると、スピンハリヤードとダッチマンシステムの空いてるロープを組み合わせるとなんとかなると考え、ウネリがおさまる時を狙ってデッキで作業をする。これもテザーを使い落下防止をしながらの作業である。
結果、上出来、自画自賛、なかなかのアイデア。
レイジージャックの切れたところをダッチマンのロープと繋げば更に機能を果たす。明日でもやっておこうと思う反面、今の状態もいいじゃんって感じである。あるものを如何に利用して急場を凌ぐかで、いろいろ考えやってみることが大切、また面白い。
遅めの夕食はオモニと云う食堂でお腹いっぱいいただく。美味かった。
明日は徳島でNOYCのMさんにお会いする。
室戸岬の灯台が霧に隠れている。 |
これがスピンハリヤードとダッチマンシステムのロープを利用して レイジージャックの役割を果たす。 |
これ切れたレイジージャック |
とても静かな泊地である。 |
固縛してても外れて落ちる。 |
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