朝、小正月の食事などをすませたあとに、山彦Mさんから興味深いメールがある。
「今年は海図が出来て150年らしく。記念の切手が3月に発行。陸中国釜石港之図、六分儀、測船、三杆、測深調査とか。いつものように初耳ばっかり。奥が深いです♪ 」と。
近代海図のはじまりは明治4年に遡る・・・。
そういえば釜石港、ここへのlegは濃霧と坂潮の三角波に強風の三拍子だった。セーラーのはしくれとしては、まさに美味しくもない恐怖を味わう・・・。
ルナに無線コールして、レーダー案内を頼むと、レーダーの調子が悪く作動しないと。そうこうしてたら、無線の電池切れとの連絡、暫くしたら携帯電話も電池切れであると・・・。
周辺の船舶のエンジン音が濃霧の中で聞こえる、こちらの手段はフォグホーンしかないので、それを鳴らしながら航行する。
愚艇のエンジンは2800rpmをこえているのに、速度は2ノット、3ノット、それも排気白煙をはきながらである。
数時間ののち、一瞬霧が晴れたときの馬田岬の岩肌とその周辺の岩礁群には圧倒された。
そのなかルナに乗っていた東京クルーのIT女史は、怯えるでもなく、スターンのオーナーズチェアにドカッと座ってたと聞く。日よけの農婦頭巾姿で・・・。
そういえば、港口で大型タグボートと国際VHF無線のやりとりもあった。超大型船の入港に備えての連絡であった。このシーンは確か写真があったような・・・。
Mさんのメールで、このような、いろいろなことを、思い出す。
そうそう、このブログをお読みの皆さま、この記念の切手を是非ともお買い求めくださいますよう。
出典:海上保安庁資料 |
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