2020年7月12日日曜日

星と舵/ヨット本rev-2

ヨット本のジャンルは広い。
そのなか” 石原慎太郎の文学第四巻 星と舵/風についての記憶 ”を読んでみることにした。
ページを開くと「星と舵」編1頁の1行目からポートサイド、クォーターバース、ジブセイルとヨット用語で埋まっている。
ヨットレースの場面で、強風で弓なりにしなるスピンビームとか、スピンを揚げたフルセイルに更にスピンステイスルを揚げる。ウエザーヘルムが云々、スキッパーの泣きがはいるも、主人公のオーナーは何食わぬ・・・。
ページのはじめからレースの雰囲気が凝縮、セイラーであり作家である著者らしい。また、装訂も読む気を唆るヨット本。いや、芸術家、文学者、政治家・・・。

出典:株式会社文芸春秋

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