春になると、スクリューに絡みつく海の草、ホンダワラ。
機帆走するヨット乗りを悩ます、あれです。
小樽までの航海の時に、北上するとそれがなくなると聞き、津軽海峡を越えたが、なくなるどころか、大型化してきたような感じだった。
帰りの航路、松前から函館に向かう、津軽海峡の丁度真ん中辺りで、それはそれは大きなホンダワラに当たり、スクリューに巻きついてしました。注意しながら機帆走していたが、その衝撃で、身体が投げだされる。
今度は太平洋に出たら、なくなるとのことで、期待していたが、とんでもない。
そのことが、日曜の日経新聞朝刊に記載されていた。
ホンダワラ科アカモク、どうも太平洋が本場のような・・・。このアカモク、光合成から海の表面のCO2を吸収して温暖化抑制をするとのことで、世界の海でみると、熱帯雨林に匹敵する吸収力があると推測されるとある。
よって、ヨット乗りを悩ませるホンダワラだが、海面にはもっと必要だなんて・・・、少々複雑な気になった。
僚艇ルナにはスクリューに絡んだそれを容易に捕獲する機能を備えている。ある時、ホンダワラ獲ッタドーって無線が入ると、佃煮にしたらと応えたことも。そう云えば、どこかの島では佃煮にしてお土産で売っていた。
地球温暖化の抑制では、このホンダワラは重要な存在なんだと納得しつつ読んだものの、さてさて、海上ではそう高邁になれるかどうか・・・。
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