2019年4月6日土曜日

田邊英蔵氏思い出の会

M子夫人より、思い出の会のご案内を頂いたので、お伺いいたしますと、早々にご返事を申し上げた。
今日はその会で、昔から英蔵氏は国際文化会館の庭がお気に入りとのことから、会場はその庭につながる部屋であった。そこには大勢の方々がいらっしゃった。夫人曰く、親しい方々にお声をかけたと申されていたが、親しい方がとても多いのにびっくりした。

泣けちゃいますとご挨拶なさる夫人は、気丈に英蔵氏の思い出話しを語りながら、エピソード毎に、そこに関係された方々を紹介。
初めは某通信社のOさん、そのあとは舵社編集長、そして小学校からの同級生の東大病院のドクター、みなさんは深く深く思い出を語られた。
次に有名な画家の先生達が紹介された。印象的だった夫人のひと言、英蔵氏がその絵をご覧になる時は、詩を感じ、音楽までも聴こえるようと仰ってたと。ここはエッセイスト、いや文学作家の一面なのだろうと・・・。

紹介された方には海自の関係者もおられ、そのおひとりの幕僚長は英蔵さんのお好きだった曲をフリュートで披露された。女性自衛官の紹介もあった。
更に、紹介は続き、SYHのオーナーズクラブ会長のM川さんのお名前があり、その後に愚生までも紹介いただき、びっくりした。M川さんもびっくりしたと申されていた。
イタリア、フランスから戻ってこられたセーラー達も紹介された、まあ多彩な人脈に改めて英蔵氏と夫人の存在の凄さを感じた。

英蔵氏はスモークサーモンとローストビーフが好物だったとのことで用意されていた。献杯のご発声から、シャンパンをいただきながら、皆さんの懇談が始まった。

東大病院のドクターのH氏と、もうひとかたの女性から写真を頼まれる。お二方は小学校の同級生。ファインダーを覗くと、お歳を重ねてこられた、その気品の高さを感じた。女性は最近は耳の目も遠くなりましたと、仰るので、それは年相応でしょうと申し上げた。

帰り際、お見送りをいただいた時に、倉敷珈琲館のコーヒーを頂戴する。その中のメッセージカードに綴られた文には英蔵氏の想いが凝縮されていた。

飾られていた写真は2枚、その一枚はウインナーコーヒーを楽しまれている作家の姿、ヒールした艇でステアリングを握り操船している写真はセーラーの姿。どちらも著名なヨット写真家が撮されたもの。

写真を拝見しながら、きゃびん夜話の番外編スピーチを昨年うかがい、その後、更に番外編のメイルを頂いたことを思い出す。勿論、メイル文はハードコピーにして、きゃびん夜話に挟んでいる。

また頂戴したメイルの末尾に、パーティーの締め括りにbon voyageがあれば・・・、と綴られていた。よって今日はジャケットの襟にbon voyageのバッチを着けてうかがった。
bon voyage。





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