2018年10月30日火曜日

田辺英蔵氏と奥様のご来場

ご来賓代表挨拶は特別ゲストの田辺英蔵氏、ここはお名前を記させていただく。遠路、奥様とお越しいただいた。

ここに至る経緯を少々綴りますと、今年の初めに、60周年記念行事の講演講師を探しているが、どなたか・・・とのお話を伺ったので、田辺英蔵様が相応しいのではと、当時の外洋内海のご担当にお話した。
たまたま知人Mさんとルナ艇長とでコーヒーを飲みながらの雑談中に、Mさんが田辺英蔵さんをご存知と申された。ではと、ご紹介いただき、担当の方より打診。当初は講演をお願いいたすも、ご高齢ゆえと、途中で取りやめとなる。また、姫路のS水さんもご親交がある由。

会場でお目にかかると92歳とは思えない、矍鑠となさっておられた。少し時間があったのでご挨拶申し上げ、その際、後ほど、著書のサインを頂戴いたしたい旨、お願い申し上げる。その中には代表作である「はきなれたデッキシューズ」も持参、愚生のデッキシューズをお見せしながら、云々、申し上げると、曰く、まさかここでサインができるとはと、笑みを浮かべ、快諾くださる。

そのあと奥様にもお会いして、この度の言い出しっぺですと自己紹介する。いろいろお話していると前職で共通する点があったことが判り、お互いへーって感じだった。
因みに、持参した著書は4冊で、奥様から重かったでしょうと。

流石、田辺英蔵氏、会場の人気度はとても高く、皆さん、席に出向いてご挨拶をなさったり、写真撮影と賑わう。傍でその様子を拝見しながら、お越しいただき本当に良かったなーと思った。

司会者がプロフィールを紹介しているのをジッと聴きながら、スピーチでの開口一番「誰のお話をなさっているのか、と思いながら聴いておりましたところ・・・」。
「自身齢92であるが、会場の平均年齢は如何に・・・」のくだりでは、182名のセーラー達の爆笑の渦となる。この渦は全く良い渦であることは申すまでもない。
スピーチは、著書の「キャビンよばなし」の雰囲気そのもので、ウイット、ユーモアに富んでいた。それも結構な時間お話いただき、皆さま大満足であった。

平均年齢は如何か・・・、会場で知る限りお手伝いのK南大ヨット部の女子セーラー3人のみが20歳代、それ以外は30歳代前半、これも愚生の知る男女約3人ゆえ、平均年齢を引き下げるに値しない。

キャビンよばなしに「はきなれたデッキシューズ」の出版記念パーティーの模様が綴られている。そこでの森繁久弥氏のスピーチ箇所は何度読んでも抱腹絶倒。そのことを事細かく文章になさっている技はなんであったのか、おうかがいするのを失念した。このパーティーでの田辺英蔵氏は、その稿と被るような雰囲気のように感じたが、他の読書者の方々は如何であったろう。

これからもうひとつ、愚艇のドライマティーニ、ベルモットはノイリー・プラット、それに4:1配合も真似させて頂いているが、これもお伝えし忘れた。

60周年記念行事は「過去と未来」が一つのテーマとS会長よりうかがった。NORC時代が過去で、現状のJSAFまでは判るも、未来は・・・。
ジョージ・ルーカスがスターウォーズを撮りはじめた頃「過去と未来から学ぶ」と表現なさっていた。その未来はといえば、この解はどうも・・・。なら「日本人は海が嫌い」を再読し、その中から解を探るかと思う傍、それは次世代の方々の仕事かなとも・・・。

この後の開口一番・・・、
ウイットとユーモアの始まり。 
姿勢からして、
矍鑠と申し上げる外ない。

2 件のコメント:

  1. ご健在でしたか、嬉しい話題をありがとうございました!!
    お話聞けて、良かったですね!!
    私も、聞きたかったです!!録音ありませんか(笑)

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  2. 蒼竜窟御主人 田邊先輩の訃報に接し心より哀悼の意を表します。
    マリンレジャーにまだまだ理解が乏しい時代、海と仲間と人生を謳歌する喜びを舵誌きゃびん夜話で汐気たっぷりに書き上げられ、皆の共感を得る事により理解を得れて今があります、 先輩の「航跡」は永遠です。
    有難うございました。

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