昼休みに時々散歩をする。
月が変わると、街路樹は黄金色になる。その前に実が落ちて、なんとも云えない匂いを放つ。先日の台風で銀杏の木は大きな被害を受けた。そこで、サントリーが寄付をする。江戸時代から商人達の寄付で町が出来上がって来たが、今もそれが引き継がれている。言ってしまえば、国の殆どの大企業の出身地である。今のNHK朝ドラもこの地がモデル。
街路樹の筋に平行した脇の路を歩くと、古い建物に出くわす。その周辺は高層マンションが建ち並ぶ。夜になると賑わうのはこの脇、筋と通りが交差する。この町の本質はここらにもある。
銀杏の並木筋はイルミネーションの準備も進んでいた。電線やメッセンジャーケーブルが接触する枝はジュートなどの柔で保護されている。イルミネーションは秋の次、つまり、冬の風景作りである。そういえば、この筋、ビジネス街の1階はレストランやバーが出来てきた。
側線の自動車道路を歩道にかえてパリのシャンゼリゼ通りのような街づくりにするらしい。国内において、建物の高さ制限のある唯一の筋であるから、その強みを活かせばとてもいい街になるだろう、そんなことをおもいながら散歩する。いい季節。
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