2018年7月20日金曜日

まさにルールブック

ヨットレースのルールRRSは53ページの規則におさまっている。それに添ってケースブックなるものがあるが、そのページ数の方が規則より多い。つまり判例が山ほどあるということで、つまりそれほど深い。このRRS以外にERSやIRCなどもある。加えて日本セーリング連盟規程もある。新米の愚生はやっとのこと、RRSの7章の列び位を仄かに・・・。

先日の全日本ミドルボート選手権2018大会で、プロテスが5件あったことは既に記したが、どれ一つとして同じ事案はない。近い事例はあるも同じではない。
風、波、潮などの作用、レーサーの動きなど千差万別。多分、レースの面白味はここのところだろう。

一方で、このレーサーの中にはアンカーを打ったことがないとか、船長心得など知らぬ存ぜぬの方もおらっしゃる。でも、レーサーに特化集中する、極める、これはこれでリスペクトできる。若いセーラーいやレーサーの機敏な動きは美しい。

ヨットレースのルール、Y岡さんは殆どの条文を覚えている。所謂ご自身がルールブック。
でも判決文を纏めたあとには確認のためにRRSに目を通されることがある。レース中、愚生の RRSを開くこともたまにある。
彼が車を運転している最中に、どこかれなしにレースで解らないことの問い合わせ電話
があるらしい。その時は、咄嗟に何ページの何条を読むといいとアドバイスすると。

その彼が一目おく、H川ジュリー。なんともユーモアある御仁で、先日の全日本選手権に招聘された。

初日の遅くまでの審問を終え、夕食時に杯を酌み交わす。勿論その前に意気投合済みであるが、いろいろな審判の話をうかがい、お付き合いが始った。
Y岡さんが、時々H川さんに電話をすると言われていたが、まさにこの方もルールブックのような人。アーキテクテャー、湖畔にヨットを浮かべ遊んでいる、と。

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