ある本の中で紹介されていた図書が届いたので先日の日曜日に当該場所へ引き取りに行った。
古い補修された表紙、発行は昭和28年とあり、へーっとおもった。
ページを開くと、茶色に変色した紙と微かな匂いが経年劣化を感じさせる。また棒線を引いた箇所が目立つ。50年以上も前の本ゆえに、何時、何処で、誰が・・・まあ心無い人の形跡もうかがえる。
ページをめくると破けそうところもあるので注意が要る。そのようななか末尾頁の著者印紙、川端は鮮明な朱色を放っている。また、定価と地方定価と、二重価格が記されいるのにも、ヘッーとおもった。これは当時意味のあることだったんだろう。
そう云えば、小学生の図書委員の時、本の補修を習ったことがある。各ページをバラバラにしたりと、結構、本格的な補修だったような記憶がある。
古くなった本はどうするかを公共図書館に尋ねたことがある。雑誌等は1年ほどで処分するらしいが、その他は永久保存のようだ。1950年頃までの本には酸性紙が多いと聞くが、その保存は大変だろう。
この本に接しておもった、当時、執筆情報を収集するのも大変だっただろうと。
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