2014年12月31日水曜日

諦めた

ふたつのことを諦めた。
ひとつは、年内の艇の掃除。
とうとう出来ず仕舞いになりそうだ。掃除といってもその範囲はデッキ磨きから、必要な箇所へのワックスかけなど、やればきりがない。それに艇内の要らないものを出す、出すものは廃棄処分品である。もう使うことのない古い家電など。あとは、艇内の拭き掃除かな。まあ、そういったことを年内はスキップすることになった。

もうひとつは、初日の出セーリングである。
今日は夜遅くから、寒気団が日本海側を覆い西風も強まるとの予報。よって初日の出セーリングを諦めた。その旨をルナ艇長へメイルすると、多分、天気はそうなるだろうとのことだった。

前者は今日でも艇に行けばできることだが、所謂、サボりである。まあ、いいかってことだ。
後者は天気のことだからどう変化するのか分からない。でも、元旦は午前中に来客もあるようなので、諦めた。

よって部屋の片付けでもやっておこう、今日は。
片付け前、このBlog原稿を書きながら、NHKのEテレに「先人逹のそこ力 知恵泉」という番組の録画をみている。
これは最近好きになった番組で、スタジオ特設居酒屋で先人逹のそこ力の実績などを話しあうもので、見始めは世界の本田宗一郎の偉業を2週に亘る放映からで、道後温泉の今の形を作りあげた伊佐庭如矢のことだったり、戦いに弱いがその後のリカバーに強い戦国武将の小田氏治たち数人の紹介など。
司会者と番組出演者たちがいろいろな角度で人物像にせまり、そのそこ力などを話しあう、なかなか面白い番組。

さてさて、TVもこれくらいにして次の行動に移せねば。この片付けは早々にやらねばならない。


2014年12月29日月曜日

余すところ

あと2日で新たな年を迎える。またこの期間は多神教的な1週間でもある。
この歳になるとクリスマスがどう、とかはあまりないが、クリスマスのキリスト教。大晦日、お寺での除夜の鐘を聴き、年が開けると初詣の神社参拝と。

元旦の天候は悪くはないようだが、寒気漂うような予報であるから、恒例の初日の出セーリングはやめようかとルナ艇長へメイルしようかと思っているところである。

明日から公共交通機関は休日ダイアのようだ。今日で仕事納めとするかな。

2014年12月26日金曜日

湾と灘

海峡を境に、湾と灘に分かれる。
その湾は朝日で輝いている。以前にも書いたが、冬の風物詩である海苔の収穫用の潜行作業船が海苔網の下を潜り作業を行っている。今日の湾内は波もなく絶好の作業日和なんだろう。

この海域は湾から朝日が昇り、灘に夕陽となって落ちていく。そのあと灘には三日月がぽっかりと浮かぶ、上弦月が幻想的で美しい。冬の夜、冷たく澄んだ空気の匂いを感じながら海をみる、自然な繰り返しに飽きることがない。

海を眺めそこにヨットがいないかを先ずは確かめる習性は、この湾と灘の行き来の車窓からついた。時折、潜水艦が浮上して航行するのにも出くわす。
しかし冬になるとめっきりヨットの航行数が減る、まあこれは自身にあてはめると、解り易い。つまり寒いのひと言に答えは尽きる。

さて明日はどうしょうか、艇に出掛けるか、それとも。



2014年12月25日木曜日

セルフタックジブ

セルフタックジブの艇に初めて乗った時の事を思い出す。
ハンゼの試乗会にルナ艇長とで行った時である。そのハンゼはセルフタックが標準装備されていた。確かシートは1本で操作する仕掛けになっている。へー、こんな仕掛けなんだと驚いた。以来、興味がある。

セルフタックジブのことはネットでも目にする。本来は専用のトラックレールがありそこをトラックが走る訳だが、その費用がままならないので、レールレスの工夫などを書いたものもある。

先日、ある方にレールを付けない方法がネットに紹介されているが、どう思うかと質問したところ、YouTubeの画像URLをメイルしてくれた。それはレールを装着しない方法の例であった。
勿論、レールが有ってのセルフタックジブだから、セイル効率がよくない例の紹介である。セイルとレール類の見積もりも送ってきた。

当艇は150%ゼノアであり、シングルハンドでのタックは面倒なことが多いし前方視界が遮られる。この春にルナは既存保有のジブをヤンキージブにリカットして、ロングセーリングに出掛けた。視界も確保され性能も良かったとのことだった。

こちらのセイルもそろそろ交換時期でもあるから、その折にどうするかである。
メイルセイルとのバランスもあるので艇のメーカーに問い合わせたが、まだ返事がない。多分、答えがないのだろう。或いは小生の英文がチンプンカンプンだったか。

いずれにしてもセルフタックジブの興味はまだまだ続く。

2014年12月24日水曜日

海峡穏やか

今朝の海峡はとても穏やか。
寒いが風はないので、体感温度というか、外気がさほど低いとは感じない。この前の日曜日とは、うって変わった天候である。

話は変わるが、年を重ねると機敏さが少し薄れてくるから時折多少の緊張感は必要かも知れない。そんな意味では先日のようなシングルハンドセーリングもたまにはあっていいのかなと思う。
ドジャーなどに被った海水も真水で綺麗に?落としたので、昨日は年末の仕事やらもあり艇に行くことはなかった。

キャビンを掃除したいが、この分だと年内は無理かも知れない。要らないものが結構あり、シンプルライフ好きな?小生としては要らない物を早く片付けたい。

バウに自転車が鎮座してからはどうもいけない。この自転車はルナと直島へ行く時に、艇長から島は何も無いから、自転車が要るとのアドバイスで急遽購入したもの。
で、新品のまま一度も輪行用カバーからお出ましでない。

その他、要らなくなった家電なども積み込まれている。これらも必要が無いからなんとか処分をせねばと。そうこう考えると年内の片付けは無理となる。

今日のような穏やかな日は片付け日和だがそうもいかない。既に車中、さて夕方迄働くか。


2014年12月22日月曜日

マッチレース

昨日、午後からkurenai and Lunaのマッチレースをやるべく出港したが、海上は波が立ち、風も結構吹いていた。
出港前からメインセイルを2point 縮帆すること、無線でスタート時間を決めることをお互い話し合った。いわゆる、レース前の艇長会議である。

舫を解き、運河を機走、松並木の公園までくると、西風に加えて波もある。よって湾内でメインセイルを揚げる。少々手間取っていると目の前を本船が横切って出港していった。実は午前中、ルナ艇長とでオーパイを再分解して最終調整を行い、そのテストも兼ねていたので、操作にもたついた。

メインセイルを整え、赤と白の灯台が立つ防波堤を出ると、波と風に結構たたかれる。こりゃシングルハンドレースは無理やなーとおもい、ルナ艇長に無線を入れると、そうやな、今日は止めとこかと言う事になる。で、遊びますか?と訊ねると、勿論との返答。

針路を200度に取り風速計をみると9〜10mと表記されている。この風速計、少々回転が鈍いので正確かどうかは分からない。そうこうしてると、12mを表記したりする。
ルナ艇長から、こちらの風速計は20ノットを超えてるよと、無線がある。日頃は回転の鈍い風速計だが、なぜか強い風には作動する。

写真にあるよう、この時点ではメインセイルのみの帆走であったが、数分もするとルナはジブを展開、セーリングモードにはいる。そして早々に当艇を追い抜く、それもアッというまにである。ルナ艇長のシーマンスピリット、ここにありといった感じだ。

波高はうねりと重なり2mは有に超えるなか、ジブもメインの2ポンに合わせた展開で快走していく。
勿論、バウは波の中に突っ込んだり、浮きあがったりドッタンバッタンしているが、どんどん遠退く。スピードはと聞くと、7ノットとのこと。こちらもジブを出そうと思うが、ジブシートをジブに数回余分に巻き付けているからうまく解けて展開出来るかである。

ルナ艇長から無線で、ジブを展開したはいいが、強風と高い波なので、巻き取る時が大変そうやと言ってくる。
こちらも自然とジブ展開の準備にはいる。先ずはファーラーの巻取コントロール用のロープを一定の長さ繰り出しクリートする。以前はメインの縮帆にあわせたジブ縮帆用のマークを付けていたが、今はないので、適当にロープを繰り出しクリートした。

で、ジブを展開、強風に煽られる。調整するまでジブはシバーし、シートは踊る。落ち着いたところでジブを見るとどうみても120%の面積はある。当艇は150%ゼノアだから、メインの縮帆率と比較すると、ジブと言うかゼノアのこの面積は少々出し過ぎだ。

この場面では為す術もなく、ヒールを考慮してクローズリーチで帆走、安定?したところで速度計をみると7.9ノットを差している、まあよく走る。ルナをみると更に南に快走している。

オートパイロットはこの風ではモーターに負担が掛り過ぎて作動しなくなる。ガリガリいい始めたら手動でやるしかない。よってタックもオーパイが使えない。

暫く帆走して、ベアしながらゼノア面積を調整しようとしたが、北西に雨雲が広がってきたので巻き取るとこにした。
戻りはメインセイルのみのブロードリーチで帆走、スピード計をみると3.9ノットを差していた。

オーパイのご機嫌なときに愛用のiPadを取りキャビンに入る。海水の飛沫がiPadにあたらないよう、写真とビデオ撮影をした。ただルナの帆走シーンが写せなかったのが残念である。

ルナ艇長曰く、あんな状態でよくiPad使ったなと。ヒール角度を写真でみると、確かにそうである。
風はいいとしても、波が好ましくない。

マッチレース、残念ながら年を越してのことになりそうだ。まあ、粋狂なセーラーふたりである。





2014年12月18日木曜日

冬型の気圧配置のなか

風の強さに圧されて、今日も波は高い。
昨日に比べると少し風は落ちたように思えるが、それでも波は高い。

冬型の気圧配置のなか、用事があって東に向かう途中だが、列車ダイアの遅れから予定通りにはいかないようだ。この様な時は空路がいい。勿論、飛行場閉鎖となると、どうしようもないが、そうでなければ時間ははかれる。

降雪エリアを過ぎると、少しでも遅れを取り戻そうとスピードをあげている。こんな日に遭遇するのは何年かに一度くらいだろう。
窓から見える風景とYouTubeの映像音楽で退屈を凌ぐ。そうそう、iBookに読みかけの本があるので、それでも読もうか。



2014年12月17日水曜日

海峡風景とマッチレース

今朝は冬型の気圧配置の影響で列島は荒れ模様。海峡風景も強風に圧された荒れた波が岸壁を叩きつけている。
こんな日は家にジッとしているのいいのだが、そうもいかない。
昨日、用事で空港に出向いたときも強風が吹き荒れていた。そういえば、この空港を周回するヨットレースがある。

週末はルナとシングルハンドのマッチレースをやる予定。こちらのコースは空港周回とはいかない、冬期設置のノリ網周回コースである。
この風、どこまで落ちるかだ。オートバイクルーの調子も完璧ではないからどの様な結果になるか。

レーティングはイーブン。そのノリ網外周を反時計回り、月例レースにしようかと話し合っているところだ。
Sさん達の楽しんでるコーヒーカップレースに準えたものだが、これといったカップは考えていない。何か仕込みたいところである。

さてさて、勝敗はいずれに。

2014年12月15日月曜日

空と海

久し振りにボンバルディアに乗った。

私は飛行機も新幹線も、窓側の席に座ることに決めている。窓から外の風景をみていると退屈しないから。勿論、この日も窓側の席に座った。狭い座席だけど、それはそれでいいし、プロペラ機であることもいい。

寒波襲来、よって上空は揺れるかとおもっていたが、そうでもなかった。まあ快適な空の旅だった。

窓外の青い空と雲の境目がとても綺麗でして、空気の層と水分が凝固した雲が織り成すコントラスト、天然の色は本当にいいものです。

眼下はまさに地図そのもの。ここはどこの町、どこの港だろうと・・・、どこを飛んでいるのやらと凝視するも解らない、それも楽しみのひとつ。それが解ったときはひとしおである。
海原には沢山のウサギが跳んでいる。白波のなか海上を行き交う船も疎らのようだ。

お大師さんは目の前に広がる空と海をご覧になられ、ご自身のお名前を空海となさったとか。

どの時代も変わらない空と海。そこを行き交う飛行機もヨットも大好きである。





2014年12月11日木曜日

オートヘルムの修理

オーパイが故障した。コントロールスイッチを入れ作動させるが、一定の位置しか動かないので、分解してみると、案の定、ベルトが切れていた。ワイヤーを芯にしているので、ゴムの部分が切れたと言った方が正しいのでしょう。

以前の稿にも書いたが、部品の供給は終了している型番なので、このベルトもどうかと思い総代理店へ連絡すると、ベルトはあるとの返事なので、早速注文した。配送料金高めの宅急便で送られたきたベルトは今迄のベルトとは色が異なる。
ルナ艇長にお手伝い頂き、仮に取り付けたところまではblogにアップした。

先週末に再調整をするために駆動部を分解した。ステアリングもすぐに抜け、駆動部をはずす。調整、点検を行い取り付けたが、ニュートラルの状態でステアリングを回すと、ベルトが擦れる音がする。コントロールスイッチを入れての作動は問題なく動く。

駆動リングと可動リングの間隙に数ミリの誤差があるなど少々気になり、総代理店のクルーズテックに照会すると、ベルトの擦れは、問題ないとの返事。誤差の修正方法は単純な構造なので機械的にはできない。つまり、再度取り付け位置などをチェックする必要がある。所謂、芯出しである。ダイヤルゲージでセンターリングをして、ピックゲージやシクネスゲージで間隙を測る程の精度ではないが、超低回転と言えど、回転はするものなので、同じような調整は要る。

ステアリングを外すことも容易に出来るようになったので、いつでも分解は出来るので、トライアルしてみよう。

しかし、これをはじめに考えて、単純な構造に仕上げた人は大したもんだと思った。しかも全天候型だ。
このメーカーの名前は既に消滅してしまったが、今でも、オートパイロットを総称的に、オートヘルムと昔のメーカー名で呼ぶセーラーはひとりやふたりではないだろう。

世の中の製品にも、メーカー名が製品の総称となっているものがあると思うが、先駆ブランドは凄いと改めておもう。

このオートパイロットの部品にはオートヘルムのブランドが印されているので、大事に使いたい。
何と言っても、私の相棒クルーですから。



2014年12月10日水曜日

続き三次会とそのあと

二次会のパブを出て駅へ向かっていると、Fプロフェッサーがピザを食べたいとのことで、Nさんが探し始めたが、目指すお店がなかなか見つからない。その探してる最中にルナ艇長がいなくなる。マーチのウーマンチームで同じ方向に帰るセーラーをおいてけぼりにして。

そうこうしてるうちに、諦めようとのことになり、解散した。と同時にNさんが、もう一軒行きましょうとお声を掛けてこられる。では、と言うことで、じゃあ何処にと。
Fさんが知合いのバーがあるからと申されるので、今度はそこを探すも、また、これが見つからない。
最終的には鉄道ガード下のバールにもぐり込んでの三次会がスタート。
それぞれ好きな飲み物を注文、N夫人とFさんはジンライム、Nさんはスコッチ、小生はキューバリバーで乾杯。

Nさんが、そろそろ息子が来ますと。で、10分くらいでハンサムボーイがやって来ました。彼はギネスを、で、改めて乾杯してピーナッツを食べ食べ雑談にふける。Fさんの帰りのH電車の時間が過ぎた頃、お開きとなる。

この三次会の後、MさんとSさん達が飲んでるところへ移動しようとするも、ETAは午前1時近くになる。日にちも変わり、お店も閉まるだろうからと連絡、家路につく。

翌々日、Mさんからメールで、マルガリータで待ってたが時間も時間。あとは自宅に戻って3時過ぎまでYさんを加え3人で飲んだ。翌朝と言うか、その日、Sさんとで愛艇の係留場所へ出向きメンテナンスをやったとのこと、そのパワーには恐れ入った。

次回は必ずマルガリータでお会いしたい。


2014年12月8日月曜日

JSAF外洋内海ヨットマンの集い

JSAF外洋内海ヨットマンの集いのパーティーに参加した。
前稿で紹介したドイツパン屋を借り切ってのそれである。一年振りにお会いする人もいらっしゃれば、ついこの間会った方々もいらっしゃる。80~90名くらいの参加者で盛大に行われた。JSAF外洋内海の会長Sさんの挨拶と乾杯ではじまる。

老若男女セーラー達はおもいおもいの出で立ちでパーティーを楽しんでいた。ルナ艇長は蝶ネクタイでしたから、小生も同じものに取り替えた。昨年来、お互い2度目の着用か。
ひとまず、軽食と飲み物を楽しむ。乾杯の赤のスパークリングワインが濃厚な味でうまかった。銘柄を確認しなかったのが残念。

恒例のレース表彰などのあと、抽選会があり、それぞれ商品を獲得した。
ルナ艇長は横浜ベイブランドの小物バックが当たり喜んでいた。小生はドイツ車ブランドのトートバッグで、Sさんの義妹も同じものが当たっていた。

お開きのあと、二次会に参加、ここはオールドイングランドパブで、ドイツから英国に移動した感。
ギネスをパイントで飲み、ピクルスや干したイチジクなどをつまみに、親しい男女セーラー達で賑わいだ、夜会は久しぶりであった。小生席の横の横に座ってるMさんは、英国デザインの艇を保有、ブリティッシュグリーンの大変趣きのあるヨットで、小生大好きな艇である。
このパブも同色のナプキンなどがあり、Mさんも同じ色のそれを艇で使っているとか申しておられた。

今日は紺のブレザーに所属されているSヨットクラブのエンブレム、それに襟についているピンバッチとタイピンが国際信号旗で、襟にはU旗、タイにはW旗を着けておられる。
UWは安航をお祈りする、のシーマンの挨拶信号で、今夜はそれを身に付けての参加であった。粋な出で立ちである。

以前に艦船との出会いがあり、その際にこの信号旗をマストに掲げたら、艦船側のセーラーが制服姿になり舷に整列して答礼したそうである。こちらも慌てて、服を整えたとの話を聞かせてくださる。国際信号旗の組み合わせも、色々な意味を相手に伝える。

Mさんは髭を蓄え、自身、オールドセーラーと申されているが、なんのその。若さ一杯でお洒落で、かっこいい。

Mさんは、もうひとかたのMさんのお仲間で、そのもうひとりのMさんのところへ今から行くとのお声がSさんからかかる。
ここからは、次稿で。なぜなら、日にちが変わるから。







2014年12月5日金曜日

初冬の湾と今夜

初冬の湾の風景、朝日が海面に反射し眩しい。
ところどころに、こんもりと海面が盛り上がったように見える。これは海苔養殖の作業船が海面とノリ網の間に潜行して作業しているからで、昔、この風景を初めて見たときは、なんだろうと思った。この海域の冬の風物詩でもある。今日は朝日が実に眩しく、キラキラと輝いている湾。

それと今夜は、JSAFのヨットマンの集いのパーティーがある。
パーティー主催者のS会長ご夫婦は勿論、FさんやNさんご夫婦、Marchのクルー皆さんが参加される、その方々から、昨年お誘いをうけ参加することになった。

ジャケット着用とのドレスコードが案内に明記されているので、昨年はルナ艇長とで、蝶ネクタイにジャケットとジーンズという出で立ちで参加した。今年は仕事帰りなので、ジーンズというわけにはいかないが、ルナ艇長はどんなファッションでお見えになるか、楽しみである。

パーティーは老舗のドイツパン屋で催される。
この店は震災後、教会を買い取りそこに場所を移した。昔の店は今でもそのまま残っているが、開いてはいない。

私は40年数年来利用している。黒パンとハートのケーキ、それにナポレオンと名ずいたパイが好きだった。特にバタークリームのカットケーキに桃色の小さなハートをトッピングした、とてもシンプルなハートのケーキは大好物だった。しかし、これはもう作られていない、残念である。確かナポレオンもなくなったとおもう。

今夜はそこでのパーティー。
この湾でレースを楽しむセーラー達が一堂に会して、この湾で年間おこなわれるラリー形式のレース表彰もあるので、レーサー達にとっては楽しいパーティーである。

湾外セーラーの我々も、今夜は仲間達と楽しむ。

2014年12月4日木曜日

日曜の夜の会合

日曜日のオートパイロット修理の終わりがけ、雨に見舞われたのでビミニトップをセットして凌ぐ。その後、強い雨になったので、そのままにしておいた。このところの強い風が少し心配だ。

その日曜日の夜はHYAの理事会があったのでオーパイの修理の後、ルナ艇長とで雨の中を徒歩で電車の駅へ行きそこからH駅へ向かう。H駅を降りると凄い幅の道路に出る。

このH市長はルナ艇長の友人で、そのお父さんも同市の市長だったと。そのお父さんが市長の時に作った道路だと歩きながらルナ艇長よりうかがう。当時、先見の明があったのでしょう、これだけの道路幅だと車の渋滞などないと思われる。併せて歩道も広いが、あちこちに水溜りがあり歩きづらい。ルナ艇長とブツブツいいながら歩く、周辺は繁華街だが、流石に日曜の夜は静かだ。

我々は一番乗りで会場に着く。そうこうしてると皆さんも集まる。
先ず今年の万灯祭播磨灘ヨットレースの会計報告をルナ艇長がする。その他の議題などを入れながら、会議会食となった。

MさんがappleCPで今年のヨット協会の行事を纏めた画像を披露する。音楽も入り、なかなかいい。その画像を見ながら、それぞれのシーンの想い出話になる。

毎年、日本海で行われるサマーキャンプの画像に、母と子のディンギーセーリングのシーンがある。見入っていると、それはSさんのお孫さんとお嬢さんであると。ヘリーハンセンなどアウトドア業界の媒体の写真カットに出てきそうなシーンである。

この1年のヨット協会活動の反省やら、セーラー達の夜話しになる。皆さん、饒舌になり話題をつなぐ。理事長Nさんは養殖事業を面白可笑しく説明されるので思わず聞き入る。

時計を見ると22時を回っていた、そろそろお開き。電車の時刻を気にしながら、小雨のなか駅へ向かう。さてさて、帰り着くまで日曜であればいいがと願い小走りで。



2014年12月2日火曜日

ある女性と、はなたれ小僧

先日、出先の電車の中で、ある女性と席が同じになりお話をする。一期一会。この方は薙刀もなさる。先般もある国のお客様が来日時、現総理夫人と薙刀袴姿でお出ましのシーンをニュースで拝見した。

ご主人は剣道をなさっておられた。当時の米国通商代表に竹刀を構えさせ、自身の喉元に竹刀の先を突きつけた姿、丁度、日米通商交渉の真っ只中で、そのユーモアとジョークに満ち溢れた仕草が、当時、マスコミを賑わせた。またその写真が産経新聞のネットに掲載された日に、その奥さまにお会いしたのだから、不思議だなーと感じる。

電車を降り同じ方向へ向かうエスカレータで、ご主人の弟さんの話題になる。最近はまたTVでご活躍ですねと申し上げると、番組は前後にも仕事もあり大変だそうですよ。と申されていた。

弟さんはNHKから県知事に転身、今はお昼のTV番組に出てらっしゃる。小生もこの歳になっても働いていますと申すと、すかさずあなたなどまだ、はな垂れ小僧ですと、一蹴された。そうかまだ、はな垂れ小僧かと、すんなり受け入れた。

数代前のファーストレディー、その凛とされた姿と笑顔はオーラいっぱいであった。