2020年1月29日水曜日

シングルハンド

シングルハンドの時は順風でもメインセイルを1ポイントリーフ(風の強さに応じてメインセイルの面積を小さくする、縮帆とも云う)で航行することが多い。勿論、天候が長い時間、安定している時はフルセイルにするけど・・・。

2ポイントも早めにするようにするように心がけている。これはルナのクルー時代にも艇長から学んだこと。
ゆうこうマリンのCさんが、ゼノアにラフフォームを施してくれ、フットにはリーフ位置に3色のテープを縫い込んでくれているので、メインの縮帆率とも合わせ易くなっている。

我流だけど、真向かいの強めの風では、セイル抵抗を少なくするため2ポイントと決め込んでいる、機帆走だしね。また、先日投稿の通り、昨年の夏頃に購入したデッキの落下防止ネットの取付けもやっとこ始めた。シングルハンドの工夫はいろいろある、これは経験を重ねることを含めて、理屈抜きに、現象に応じてうまれる。まあこちらは、大した経験はないけど・・・。

全て、安全と安心の担保。

大正から昭和の初め、加藤文太郎という単独行の岳人がいた。新田次郎氏は、その彼が北アルプスで遭難するまでを本にする。終わりの遭難シーン、その時は、初めての二人パーティーだった。歴史に「もし」はない。新田次郎著の「孤高の人」若い頃に何度も何度も読み返した。そしてキャビンの本棚に・・・。

20歳の時、飛騨側から槍ヶ岳単独行をやったことがある。ルートも定かではないところを誰に会うこともなく歩き続けた先に・・・。
シングルハンドのルーツか、な。

1 件のコメント:

  1. 真向かい風のセーリングは大変ですよね。
    私もその日の気象情報で最大8m以上を見たら朝の内は3mの風とかでも最初から縮帆をしています。
    荒れてきてから何かしようと思っても手遅れになると経験をしたからです。
    レーサーでもないシングルハンドは安全第一、リスク回避が最重要ですよね。

    去年、真向かいで激しくシバーをさせてセールは破れバテンも飛んでいった苦い経験をしました。バテンは造船所で無料で貰え、セールは自分で縫いましたが、メインセールもヘタっているので近々新品に買い替えを考えています。
    新品のセールで今年は沖縄を目指したいと思っています。
    私は現在シングルハンドでの長時間航行の見張りをどうするかが課題です。
    孤高の人は上下さっそくネットで発注しました。
    安井

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