たまたまTVのチャンネルをまわす、と言っても、いまやデジタルゆえ、まわすなんて表現はおかしいか・・・。
要はコントローラーボタンを押していると、BS放送で久住連山を放映していたのにあたり、ついつい見入ってしまった。
それをみながら思い出すことがある。
それは、この連山にも繋がり、更に三県を跨ぐ祖母山、傾山を、16歳の頃に30kgのキスリングを背負い縦走したことである。このコースは、どちらかと云えば上級者コースで、一方、映像の久住連山は、場所にもよるけど、トレッキングコースなどもあり、軽装で山を満喫、楽しめるところである。
三泊かの過酷な合宿縦走を終えた後に、久住連山を楽しまれた大人の方々と合流する場面があったりする。その際、生意気にも岳人の一端を気取った風の16の夏の自分・・・。恥ずかしながらそんなことも思い出す。
坊がつるを紹介する映像では、坊がつる賛歌を思わず口ずむ。
その詩・譜はとても美しく、素晴らしく、この連山にどっぷりとつかった山好きの誰もが知る山歌である。
当時、山岳部活動の一環として、この讃歌は覚えなければならず、屋上にあった部室、階段の踊り場、合宿等々でよく練習したものだ。
義兄もこの坊がつる賛歌を好んでたことをのちに知る。学者だった兄は院生らを引き連れて、近くの山々の散策を楽しんだり、多分この連山にも足を踏み入れたのではなかろうか。愚生の山経験は半世紀も前ゆえに、ここだけは唯一、兄をこえていたような・・・。
然しこれらの山々は幾ら年月を経ようとも変ることのない風景で、非日常のそれを醸し出す。TV映像においても同様・・・。
そうこうしていたら、ちびギャンたちの来訪で、別の意味の非日常の展開となる。明日までこれに浸ることに・・・。
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