2021年3月30日火曜日

離礁・・・

世界最大級のコンテナ船が離礁したとのニュースを聞いた時、ホント良かったなと思った。このような事故があるとは・・・航行用の電子機器などは、無い物は無いと思うくらい装備しているんでしょうけど。事故から6日間かかっているので、原因の究明等は大方、済んでいるのだろう。この離礁は、砂の除去、タグボートの力、それに自然の力である大潮を利用したもの。

スエズ運河の全長は190km(120海里)以上あり、その両岸は砂地ゆえに船舶から発生する波の影響を少なくするためスピードは8ノットと決められているようだ。
計算上では120÷8=15時間かけて抜ける、いや、喜望峰ルートに比すと、たった15時間で抜けられる。でもこの15時間の操船は神経を使うだろう、とてもじゃないけど。
運河の幅は200m程度だから、この船舶の方が長いわけである。

サプライチェーンの落とし穴がこんなところにもあったのだと、それを支える物流面でのリスクの大きさを改めて知らされた。


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