M艇長保有の米国メーカーのヨット、艇長曰く船齢は50年近いと。そのスプレッダーが木やねんと申されるので、思わずエエッと・・・。
それが腐食したとのことでチーク材で自作されておられた。昔から木彫などが得意なので、丁寧に仕上げをなさっていた。それもあまり目にすることのない鉋を使ってである。
午後、お隣りのK艇長が右舷のスプレッダーを取り外されたので、みると一部、ヘッドセイルが干渉して塗装が剥げ、その部分が腐っているけど、以外は全く原木のままだった。何よりポートサイドは全く問題無いと、塗装もいいのだろうとのみなさんの談。
この木のスプレッダーは、まさに帆船の面影である。米国ビルダーのC社へ伝えることができたら、きっと驚くだろう。
夜のニュースで、高輪築堤へ菅総理が訪問なさったと報道されていた。高輪築堤の石垣はもとより、発掘された2本の杭は見る限りなんと原木のままだった。首相はその遺跡に「感動した」とコメントされておられた、明治初期の技術の素晴らしさ、凄さを改めて感じた。工事関係者の方々も驚いたことだろう。
たまたま、今日は2件の木に触れたが、まあ、木の力は「すごい」の一言に尽きる。
スプレッダーを鉋で加工中のM艇長、 昔から木彫などが大の得意。 |
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