ガラムマサラとかココナツミルク等でこしらえた、フィッシュヘッドカレーである。このカレーを作った頃はルナ艇長ともども10歳若いころかな。
フィッシュヘッドカレーは西インドからシンガポールに移り住んだインド人の賄い料理が発祥とか。インド人がレストランで賄いの食事を摂る、魚の頭を上手く使いカリーを作った。多分、異国の地で西インドを思い出しながら。
昔のこと、シンガポール川そばの小さなインド料理屋の3階のテラスで夕食を食べたときに、このカレーが出てきたような覚えがある。赤道直下に近いマレー半島の突端、日中の暑い空気は夕暮れとともに、凌ぎ易いそれに切りかわる。インド料理はこの気候にほどよく、冷えたビールと香辛料の効いたカリーの類いは相性も良く本当に美味い。カリー、インド料理を総してそう呼ぶのかな。
その後、何かの機会にフィッシュヘッドカレーを作ってみようと、ルナのクルー時代にキャビンで挑戦してみた。と言っても、適当に煮込むだけ。ただ、食材には香辛料とかココナツミルクなど拘ってみた。
フィッシュヘッドはルナ艇長の奥さまご手配の鯛、つまり、おかしらの奥方から差入れられた、おかしら、ヘッドである。ナンはなくパンで食べたが、結構いけた。
インドのさざ波、川面を撫でる風からうまれた、さざ波を思い出し、ルナのキャビンで即興ネーミング。その時の写真がパソコンの隅のほうから出てきた。
艇にある食器で適当にカレーを盛付け、ビールでいただく。 |
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