スターティングモーターを交換。
以前からソレノイドの調子が悪く、エンジンスタートでドタバタ劇を演じていた。ある時ゼノアのみでTYCに着岸したこともあった。ここでいよいよ、交換するはめになった。
原因は明確で補助スターティングスイッチの戻り不良からモーターがエンジンと仲良く回り続け、最後にはモーターがエンジンに負けた。
モーターは純正注文をきめていたが、途中、ネットで安価な同品があることがわかった。一応、販売先へ問うてみるとメーカーは米国で製造は中国とのこと。外観は全く同じである。ルナ艇長にうかがうと重要な機器だからなーと。
現品は日立製。昔からモーターは日立が定番だからヤンマーの純正品はやはり同社製なのかな。ヤンマーの代理店には日立製でと注文した。純正ならその他のメーカー品でもしかたないと思っていたが、結局、日立製が届いた。そのシリアル番号タグの横には日本製と記されていた。代理店は当初、部品交換でも可能といってきたが、アッセンブリーが最良と考え、そうした。
取替え作業ではエンジンのマウント部が狭いので、特に固く締まっているボルトを緩めるのに苦労した。ケーブル類のターミナル部分はペーパーでピカピカに磨き上げた。結構重いモーターを片手で支え、一方の指でボルトを仮締めする。要した時間は作業スタートから2時間程。写真を撮ったり、非効率な作業もあったので、本来はその半分で十分だろう。
スターティングモーターのピニオンとエンジン側のフォイールとのギヤ比の大きさには驚いた。またモーターの定格は1kwだったかな、計算からしてスタート時はそうとうな電流が流れるのだろう。まあ頑丈な作りである。シェイクダウン時の印象としては、ソレノイドの反応は今までよりはいいようにおもう。それが果たしてソレノイドなのか、ターミナル磨きの効果か、今となっては定かではない。
気候が良くなったら昔の機械いじりを思いだし、古いスターティングモーターとソレノイドは分解してみようとおもう。Hさんがバラしたら見せてくれと申されていた。Iさんからは、今回は購入決断が早いですねと冷やかされた。そんな顛末であった。
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