2015年3月12日木曜日

ルナの朝食と昼食

もうだいぶ前になるが、キャビンで食べる物に名前を付けていたことがある。
有名なのはルナの3K料理である。カニ、カキ、カモの頭文字からとったものでキャビンやデッキで仲間たちとで楽しんだ。

ルナのクルーをやっているころ、仕事の関係からなかなか艇に乗れない時期があり、不規則、且つ時折、乗った時にキャビンで食事をする。突然の休暇を利用して艇に乗ることもあるので、季節的にも名物の3Kは無理であった。

ある時、天候が悪く何処かにクルージングに行ったと想定して泊地で過ごそうということになった。
そこで適当なものを食べるのだが、それだけでは面白くないので食べる物に命名をする。
生ハムがあったらアメリカズカップバレンシア戦を後付けもじりで、バレンシアランチとするとか、フレンチトーストを作ればノルマンディーモーニングとか、兎に角、即興で決める。

話は脱線するが、艇長の被る赤いキャップはラッフルズヨットクラブのもので、例えば、このテーブルに骨付豚バラ肉の薬草煮込みのバクテーがあれば、それはそれで嗜好の異なる名前がつく。昔、シンガポールやマレーシアへ出張すると、ホテルの朝食を摂らずに、港近辺の大衆食堂に連れていかれ、ご飯とバクテーを食べた。当時の日本円で数10円位のものだが、何とも美味い。バクテーは港湾労働に従事する人の伝統的な力のつく朝食である。これを食べる食堂はシンガポールでも、マレーシアでも我々以外、日本人など誰もいなかった。

さて名前付きの食べ物はこのほかにもあるが、それはまた後日の投稿としたい。

バレンシアランチは生ハム、ポテト、チーズに赤ワインといったってシンプル
ノルマンディーモーニングはフレンチトーストにあとは適当に
ソーセージとか野菜果物、朝だから飲み物はジュース
 

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