7時過ぎから小鳴門は坂潮、そこを小船と一緒に北上して、ここを抜けでる。その間、舟折れの瀬戸のようなポイントがいくつかある。押し戻される場面も、くねくねした幅の狭い川を進む感じである。
抜け出るといつも広々とした灘が現れる。
日本列島が誕生する過程で瀬戸内海がどうして生まれたか、灘と呼ばれる沈下と隆起を繰り返して、どうも1万年前くらいに内海となったようで、ここも、その産物・・・知らんけど。
なんとか坂潮を航行、その灘に出ると昨日からの波浪注意報の影響を受ける。加えて、坂潮は当然この海域で更に力を増している。初めは波浪プラス三角波のような複合波に翻弄されるもそのエリアから離れていくと波の形も変わってくる。
波もあるが、いい風は止まらずに吹き続けてくれる。よし思いきりセーリングを楽しませて貰おうかいということになる。
愚艇の場合、シングルハンド時はいつ何時でもメインセイルは縮帆するのが流儀。他艇はどうなさるかは・・・知らんけど。
縮帆も2パターンあり、愚生は2ポイントリーフと言って30%位セイル面積を小さくするのがいつもで、この度もそれを守ってきた。
この日、11時頃は北西風が20kt以上吹いてて、ポートサイドからの風がなんとも心地よいと感じながらセーリングを続ける。
艇速は7.5kt以上で、時々8ktが画面上に表示される。メインセイル2ポイントリーフで艇速8kt!歓喜の声をあげてしまい、そのことをルナへ無線で言いふらす・・・。
2ポイントリーフゆえに艇はオーバーヒールをすることはない、つまり抵抗を抑えてのポジショニング、多分、設計通りポーラ曲線にあるアビーム辺りのスピードを無理なく出しているのだろう。
この小航海でフィニッシュレグが最高のセーリングとなる。
反面、沖ノ島を越えたポジションでの荒波・・・。ポート・スタボーのレージージャックロープの破断と落下、ビミニトップと天幕を肝心な時に外さねばならないなどなど、荒天時のトラブルシューティングもいろいろ体験する。これは一つのドリルであるからいいこと。理論と実際をここでも実践する。
振り返ると今回の Kurenai and Luna もいい航海であった。
Thanks Luna.
2641.5h
艇速 8ktを記す画面を 撮影することができなかった。 残念だけど・・・。 |
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