得手に帆あげて・・・、いろはかるた、本田宗一郎氏の本のタイトルなどにある。チャンスを逃さず利用して進む、という意味とか。
初セーリングでも北西風が少し吹いたのでセーリングする。この場合は、この浦舟に帆をあげて、灘のいい風を受けそれを利用して進む、とこうなり、少しの時間楽しんだ。
「得手に帆あげて」、語源は帆走から得たものとするなら、昔々のセーラーの作り言葉かと勝手におもう。知らんけど。
宗一郎氏の執筆のある頁に ”人生は「得手に帆あげて」生きるのが最上だと信じているから” と記しておられる。
ご本人は研究・開発・製造の現場に出て、相方である藤沢氏は営業の現場に出て・・・、お互い得意とすることを最後まで貫かれたことがうかがえる。
1977年執筆の得手に帆あげてが、1985年に写真のよう文庫本にされたもので、頁紙は酸化してか茶色くなっている。
本のカバーデザインがヨットであることと、表紙はレオナルド・ダ・ヴィンチの素描、これなんとも印象深い。
この浦舟に帆をあげて・・・。
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