咋日、TYC会合の際の雑談で、艇の腰が重いなどの話があった。
野本先生のスピンナー・ヤンにはそのことを記したページがあり、何度か読んでいたのが、その計算方法が、直ぐに思い出せない。簡単に記すと、排水量を水線長の3乗で除した比となる。
計算式はもとより、艇の腰の重いという表現を、野本先生は数値で区分されておられる。
所謂、腰の重いほうから記すと、重排水量(350)、やや重排水量(300)、中排水量(250)、やや中排水量(200)となっている。
自艇のそれは、取扱説明書の主要諸元に数値化されているが、ただこれは、設計値であって、艇に何も搭載しない状態での数値である。
昨年の上架メンテナンスの際に総重量を計測した写真があったので、それをもとに計算してみると、やや重排水量に近いものとなる。それと船検排水量の違いを考慮しても、やや重排水量艇となる。
結論を申すと、齢を重ねたシングルハンダーには重たい方がいいとなっている。レーサーの方には、真逆、全く関係のない話。
ついでに理論値maxスピードも計算してみたら、なるほどと思える数値になった。津軽海峡のど真ん中でそれに近い帆走スピードが出たことを思い出す。
それから今日は極めて寒い。よって観光施設にそもそも人が来ない。ゆえに艇のほうにも見学者は来ない。
それでも客待ちせねばならない。でも寒いのでH艇長のキャビンに入り込んでコーヒーを頂きながら雑談にふけた。そこではエンジンの定格回転数の話になる。エンジンの為には、諸元にあるように3千数百回転が望ましいなど。聞いた話を知ったかぶりしつつ申し上げたながら、いや待てよ、ヨットとエンジン、その回転とスピード・・・。ああ、やっぱり機帆船・・・、勿論、愚艇のことゆえ、言葉に出すことはなかった。
ついでに、なら腰重でも、と。
今日は寒くて写真を撮るのも失念、次回の見学会は再来週。
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