2018年9月11日火曜日

審判と選手

全米オープンテニス男子ベストエイトの主審は、USアパレルメーカーでスポンサーか・・・、ラルフローレンのシャツにホリゾンタルニットタイとお洒落な出で立ちだった。流石とおもいその翌日、女性部長に、あれはかっこいいと言ったのを思い出した。

先日の女子決勝での抗議騒動をニュースでみて、その審判は大変だと思った。選手の猛烈な抗議はもとより、観戦者のブーイングも凄い。ウインブルドン、全仏オープンでも、あのような抗議場面があるのだろうか・・・。
それでも審判の背中は凛としていたように見えた。

以前に、MLB審判のことをブログで紹介した。アンパイアとは「船長の威厳・・・」からはじまる、MLB審判のあるべき一文は素晴らしいと感じた。

今日からセーリング・ワールドカップ江ノ島大会が始まった。2020年のテスト大会でもあるらしく、200名からのスタッフが運営検証していると新聞で読んだ。来夏も行われるとのこと。ヨットレースでは審問の結果、判決という言葉が使われる。
今夏の全日本選手権では、毎日数件のプロテストがあり、初めて審問の席についた。審判が決するので判決、そうか、これでいいのか。

全米オープンでの抗議はコーチとのコンタクが問題視された。
ヨットレースにもコーチ・支援者(艇)が海上にいる。勿論、試合中に選手とコンタクトすると違反となる。内容によっては厳罰が課せられる。国際レースでは帰国を命ぜられることもあると教えられた。
野球なんかはサインしまくりであり、それぞれのルール下での競技、そこがスポーツの面白さのひとつなんだろう。

話は少し外れる。
和の象徴、相撲秋場所が始まったが、ここでは取り組んでいる力士が抗議?できる仕組みはない。勝負審判が、行司の軍配に異議を感じた場合に異議を申立てる。それを物言いといい、土俵下の控え力士もできる。この物言いのでは、ビデオ検証ができ、その利用回数などの制限は無い。勝負審判は直接ビデオ画面をみる訳でなく、インカムで別室の審判と話し合う仕組みである。意外と近代的なシステム。

判定は5名での多数決で判定する由。見えていなと棄権もできるようだ。最後は審判長が裁定するとある。勝負審判は行司の助勢もやるが行司軍配の審判でもある。勝負審判は紋付袴に白足袋の出で立ち。行司にいたっては脇差しまでも。相撲はスポーツというか、日本伝統の剣道、柔道、茶道、華道など、いわゆる「道」。

話を戻す。
審判は、とても大変だけど凛とした姿がとても美しい。それは、そこに選手という主役あってのことでもある。
あの若い女性テニスプレーヤーは凄い。あの中で、冷静にプレイを進め優勝して、その表彰式でのコメントに、多くの人たちが感動した、長く語り継がれるシーンであろう。愚生は、ベストフォーの時に、先述の女性部長に、彼女が優勝すると断言していた。また、一夜明けたインタビューの姿に驚いた。大坂選手は美しい、アスリートである。錦織選手は昔からファン、彼の笑顔と話ぶりがとてもいい。

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