昔、寿屋、今、サントリーのコンテストで優勝したカクテル「雪国」の話をご本人からうかがった。記事のタイトルもそれで、世界のバーテンダーの知るところとなる。
記事はドキュメンタリー映画が完成したと伝えている。タイトルは「YUKIGUNI 」。
2年前の航海で立ち寄った酒田で街ぶらをやってると、偶然にケルンをみつけた。そこで、井山さんを知り、カウンター越しでお話した。その時、ドキュメンタリー映画が制作されてる旨もうかがう。
ルナ艇長と愚生はマッカランオークの炭酸割りを楽しんだ。このマッカラン炭酸割りは井山さんのお勧めでもあった。ケルンの2日間とも、マッカランだった。そのケルンには有名人も多く来店されていて、その中の一人に愚生は似てると井山さんに云われた。ボサボサの髪に、無精髭だったので、どうもそれがミュージシャンの・・・に似てたらしい。
偶然、目にした新聞記事から、それらのことを思い出して、とても懐かしかった。
酒田はそれ以外にも思い出が深い。雪の残っていた雄大な鳥海山や月山と庄内平野の風景。北前の船のルーツ、それらを記録している郷土史館で、出会った研究員の女史、30分もバスに揺られて行った、かんぽの宿の温泉と夕食などなど。
酒田港の一番奥で、荒天を4日間ほどやり過ごして、いよいよ次のレグである秋田県の由利本荘に向かう途中、港内と言うか、最上川の河口で艇のエンジントラブルに見舞われる。それに併せて登場する酒田海上保安部のH保安官以下の面々のことも当時のブログに記している。臨検の場での無線機のアンテナ騒動もあった。
それとなんといっても、究極は冷却水インペラーで、ついでに取り替えた新品が5分と経たないうちに羽が破壊された。そんなことが鮮明によぎる、いい思い出として、である。
酒田のケルン、オーナー井山さんとの会話のひととき・・・、本当にいい思い出。
出典:読売新聞2018-9-2朝刊 |
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