アデレードで日本人の女性と会った、確か二人連れの旅行者だったと思う。
その後、ホテルへ戻り、夕食ということになるが、レストランへ行く気もなく、部屋で摂った。ウインナーシュネッチェルとビールで夕食を済ませた。
風呂に入り、ベッドに横たわると、何時の間にか寝てしまった。どの位、寝たのわからないまま、ふと目が醒めると、時計が9時を指している。カーテンの隙間から光が射している。こりゃえらいとや、寝過ごしたと、ベッドから飛び起きた。
バタバタしてると、点けっぱなしてるテレビからイブニングニュースという音が聞こえ、ああ、夜の9時かと。南半球の夏は太陽がなかなか沈まないことをここで初めて体現した。
そこから、ウエイクアップコールを頼み、時計の目覚ましも起きる時間にあわせ、万全を期して再び眠りについた。
翌朝の食事の記憶が無いが、タクシーで空港カウンターへ行くと、昨日のおじさんがいた。簡単な搭乗手続きを済ませて、時間待ちをした。
出発時刻になり、飛行機に案内されると、パイパーという双発のプロペラ軽飛行機だ。何人乗りだったか、忘れたが、操縦席との仕切りはない。パイロットは一人だったと記憶する。途中、1箇所を経由してポートオーガスタへ向かう。
こちらも飛行機が好きだから、この雰囲気はいいのだが、窓から外を見ると、翼の上をオイルらしいものが、風に流され、スーッとした線を描いているではないか。大丈夫かなと思いながら、2時間弱の飛行を終えて空港に無事着陸した。
まさに赤茶けた飛行場にプレハブのような空港建物がぽつんとひとつ、その横に吹き流しが微風に揺らいでいた。周りは勿論、砂漠。
日本を出て、2泊3日、やっとポートオーガスタに着いた。
空港プレハブには、日焼けしたMさんが迎えに来てくれてた。パイプの似合うひとだった。
飛行中、パイロットに左翼のオイル漏れを教えたが、左エンジン修理したかな。
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