2020年9月24日木曜日

番傘・・・rev-1

録画TV番組で、庭師の村雨さんが案内する金沢和傘シーンをみた。
今は金沢に一軒しかないその和傘屋に立ち寄ったフランス人家族のインタビューがとてもいい。「日本人には日常をまるで芸術のように美しくさせる力がある」、「日常生活の中で、小さな楽しみ方を知っているのが粋」であると。

子ども頃にはまだ和傘があったことを思い出した。日常的に使うもので油や柿渋が塗り込まれたその匂いとか、新しい傘を開く時、バリバリと音がしたのを覚えている。
蛇の目もあっただろうが日常的に使うのはとてもシンプルなデザイン。紙と竹と糸、金物は傘を開いて止めるところにほんの少しだけ使われていた。このバネ金物が強くて傘をたたむ時によく指先を挟んでいた記憶がある。

童謡にも和傘はでてくる。
雨雨降れ降れかあさんが蛇の目でお迎え嬉しいな、ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ、ランランラン♪
当時は普通の持ち物だった。

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